伝統と革新性が共存する「ウブロ（HUBLOT）」の魅力

【ウブロ】バイタリティ漲る腕時計の最高峰

男性にとって腕時計とは、時間を見るためのものであると同時に、ステータスを映し出す鏡でもあります。

成功に向かって地道な努力を積み上げ、自分自身のポジションを腕時計に投影するのです。そのポジションが時計に追いついていない場合は、残念なことに時計に負けてしまうこととなります。

ウブロの時計の哲学は少し違います。

この時計は、ほかとは何か違うパワー、エネルギーといった活力が漲っています。サッカー、アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナや、人類史上最速のウサイン・ボルト、元レーシングドライバーのアイルトン・セナなど歴代の勝負師たちが愛して止まないのは、この時計が漲っているパワーだといいます。

腕に纏うと、不思議とからだの底から力強さや、自信、パワーが湧いてきて、モチベーションがアップするのです。今回はこの、バイタリティ漲る「ウブロ」の時計の魅力と全貌について迫っていきます。

ウブロ。「異なる素材とアイデアの融合」をコンセプトに掲げるスイスの高級腕時計ブランド。スイス時計製造の卓越性を映し出すビッグ・バンやクラシック・フュージョンなどのメンズとレディスのラグジュアリーウォッチコレクション。

【ウブロ】異端扱いのスタートからプレミアム・メゾンと呼ばれるまで

独創的なウブロ初期のクォーツ式時計

1979年スイスのニヨンで創立されたウブロ。創業者は時計・宝飾メーカーの一族であったカルロ・クロッコです。会社名である「ウブロ」は船の船体の窓（舷窓）という意味があり、ウブロの時計はこの舷窓をイメージしたデザインが特徴的です。

翌年の1980年、これまで採用されたことのない天然ゴムのラバーベルトと、金およびステンレスのケースを組み合わせた新改革の「クラシック」というラインをスタート。衝撃に強いという理由から、機械式時計ではなくクォーツ式時計で勝負をかけてみましたが、機械式時計を推奨するスイスの時計業界では、異端扱いだったそうです。

しかし当時、プラダなどの新改革の素材を使ったファッションが人気を博していたイタリアでは、ウブロの時計が受け入れられ、ヨーロッパなどへ次第にシェアを広げていきます。

マーケティング戦略の神ジャン・クロード・ビバー氏

2004年に、ジャン・クロード・ビバー氏がCEOに就任してから、一時経営難に陥っていたウブロに、一筋の光が射します。ビバー氏は、休眠状態に陥っていた「ブランパン」を再建させたり、「オメガ」のアンバサダー戦略を考案させたり、時計界で、この凄腕の人物を知らない人はいないというくらい有名な経営者です。

ビバー氏のコンセプトは「すべての時計に機械式ムーブメントを搭載する」というもので、2005年ウブロの新ライン「ビッグバン」を誕生させました。

ウブロがそれまで持っていた、独創的で近未来的なデザインはそのまま残し、「フュージョン（融合）」という、伝統的な素材と未来的な素材を組み合わせた革新的腕時計「ビックバン」は、時代のトレンドに上手く乗っ取り、一躍大ブレークとなりました。

ビッグバンの誕生で、ウブロの売り上げはわずか4年で10倍にも膨れ上がったそうです。

ビッグバン　エボリューション　

「舷窓」を想わせる、ビス留めベゼルは、ウブロの顔といってもいいほど特徴的なデザインです。ビッグバンシリーズが世の中に浸透し始めたとき、世間のトレンドといえば、「デカ厚時計」でした。ジャン・クロード・ビバー氏はこのトレンドも、すでに着目していて、従来のウブロの遺伝子と上手くフュージョンさせたのです。

ブラックカーボンダイヤルの力強く男らしいフェイスでありながら、ラグジュラリーもしっかり体現できています。ウブロのもうひとつの顔であるラバーベルトは、しっとり腕になじみ極上のフィット感を味わえます。

参考価格 : 999,000円（税込）

ビッグバン　アエロバン

こちらのアエロバンシリーズは、独創的なスケルトンダイヤルです。歯車の動きや、カレンダーディスクが回る動きなど、時間を見るよりムーブメントの動きを見て楽しめる、ユニークな時計となっています。軽快に動く時計の機構を眺めていたら、まるで生きているような不思議な感覚に包まれます。

ラバーベルトを主体としているウブロですが、ステンレススティールとブラックセラミックをフュージョンさせた珍しいタイプです。しなやかに腕に纏える感覚も、近未来的です。

参考価格 : 1,888,000円（税込）

ビッグバン　ブラックマジック　エボリューション

こちらのブラックマジック　エボリューションシリーズはビッグバンのラインの中でも、初となるダイバーズモデルです。高級時計さながらのゴージャスな表情とは裏腹に、ベゼル周辺に強靭な、純金とセラミックを融合させた18Kローズゴールドを採用、ケースは傷がつきにくいセラミックを使用するなど、極めて繊細な作りとなっています。

日常生活をタフに過ごす、クールな男性に似合いそうです。

参考価格 : 2,288,000円（税込）

ビッグバン　クロノグラフ

こちらもビッグバンらしい、純金とセラミックの異素材のミックスを誇張した、強靭かつ美しさを併せ持つデザインとなっています。機能面、視認性にも長けており、ケース幅48cmという存在感は、エグゼクティブな男性の腕をダイナミックに飾ってくれます。

型押し加工されたラバーベルトも、さらに安定感をもたらせてくれます。

参考価格 : 2,598,000円（税込）　

ビッグバン　トゥッティフルッティリネンオーシャン

深い海に包まれるかのようなコバルトブルーが幻想的なデザイン。素材は亜麻と呼ばれる草の茎から作られた麻（リネン）をベルトと文字盤に採用し、その周囲に散りばめられたブルーサファイヤの輝きが実に見事です。これがウブロならではの、フュージョンを活かした芸術作品です。

時計というより見て楽しむ宝飾品に近いものがあり、腕に纏うと個性が溢れ、注目を浴びることは間違いないでしょう。世界限定数200本の限定モデルです。

参考価格 : 1,450,000円（税込）

ビッグバン　フェラーリ　カーボン

ウブロが、あの世界屈指の高級自動車メーカー「フェラーリ」とパートナーシップを結んだのが2011年のこと。まさに、ウブロとフェラーリ、異素材のフュージョン現象です。素材は、フェラーリのボディにも用いられるほど強靭なキングゴールド、軽量なカーボンファイバー、そして18Kレッドゴールドです。

ビッグバンが本来持つ遺伝子をそのままに、フェラーリらしいパワフルさとメカニカル、そしてスピードと躍動感を感じさせる時計です。リューズに細かく施されたカーボンも、巻きやすさを考慮し、デザイン性と機能面すべて計算され尽くされています。

参考価格 : 3,750,000円（税込）

スピリット　オブ　ビッグバン　ブラックマジック

従来のビッグバンが進化をして、全く新しいセラミックのトノーケースに包まれた、スピリット　オブ　ビッグバンです。中のムーブメントを覗ける使用になっており、ウブロとゼニスがコラボレートして作った「HUB4700」を搭載しています。

トノーとは、フランス語で樽という意味で、ケースサイドの中央部が膨らんだ綺麗なラインが特徴的です。中のムーブメントをまるでアートのように飾る、ウブロのセンスと技術の高さに思わず驚嘆してしまいます。

参考価格 : 2,350,000円（税込）　

クラシックフュージュン　チタニウム　クロノグラフ

ウブロが初めてスタートさせたライン「クラシック」に、フュージュンの新しい風を吹き込ませ、エレガントでスポーティーさを兼ね備えたデザインです。

シンプルながら、ウブロの創業からの進化をすべて物語っているかのような存在感を与えてくれます。チタンは軽やかな着け心地でサビにも強く、金属アレルギーをおこさない性質も持っています。ややマットな質感のベゼルがウブロらしい表情を醸し出しています。

参考価格 : 820,000円（税込）

クラシックフュージュン　ベルルッティ　スクリット　プラチナ

フランスの高級紳士靴メーカー「ベルルッティ」とのコラボレートモデルです。ベルルッティの歴史は100年以上と長く、ヴェネチアレザーという高品質な革にさまざまな彩色を施す「パティーヌ」という独特の技法をもたらすことで有名です。

ベルルッティのもうひとつの特徴である「スクリット」という手書き文字のアイコンも、使いこむほど革に自然なヴィンテージ感が生まれ、ポリッシュ仕上げのプラチナのベゼルをより際立たせてくれます。ウブロの異素材のフュージョン現象への挑戦は留まることを知りません。

参考価格 : 3,298,000円（税込）

クラシックフュージュン　ベルルッティ　オールブラック

こちらも「ベルルッティ」とのコラボレートのオールブラック、世界で限定500本という超レアモデルです。ベルルッティの代表的アイコン、ガスパールを使用したベルトとフェイス、そしてその大人でシックな雰囲気を崩さないように、ブラックをあしらったセラミック製のケースという、異色を放ったデザインとなっています。

何故ブラックのフェイスに文字盤も黒という、認識しづらいデザインにしたのか、という問いに対して、ジャン・クロード・ビバー氏は「今どき、時間を見るために時計をしているやつなどいないだろう。」と笑ったそうです。

参考価格 : 1,407,600円（税込）

時計界に革命をおこす！確固たるチャレンジ精神

この時計から滲み出ているエネルギーとパワーは、ジャン・クロード・ビバー氏のフュージュンマジックによるものなのかもしれません。ビバー氏の辞書に、無難、普通といった文字はなく、誰もが想像すらしないようなフュージュンを、とことん挑戦して楽しむことが、彼にとっての普通のこと。

挑戦しない人生なんて楽しくない、形式ばった日常にただ時間を刻むのは嫌だ、とウブロの時計がそう伝えてくれているようです。