海外ハネムーンに人気の国おすすめ15選【憧れの新婚旅行!】
人生のターニングポイントの一つとなる結婚。そんな人生の門出を祝うのに豪華なハネムーンを夢見る方も多いのではないでしょうか。普段は節約している方も、新婚旅行ぐらいは贅沢に楽しみたいですよね。今回は、ハネムーンの旅行先として人気の高い国を15選ご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
【1】モルディブ
モルディブは海好きカップルに定番のハネムーン先です。一つの島に一つのリゾートホテルという贅沢が味わえ、憧れの水上コテージからは透明度の高い海をすぐに楽しむことができます。ダイビングやスパなど、贅沢な非日常が楽しめます。
モルディブは高温多湿の熱帯気候で、年間を通して平均26~33度程度あります。12〜4月に北東から吹くモンスーンは穏やかな乾季をもたらし、5〜9月に南西から吹くモンスーンは雨が多く風の強い雨季をもたらします。公用語はディベヒ語ですが、大半のリゾートや首都マーレでは英語が通じます。従業員同士や現地の人が多い地域ではディベヒ語が使われていますが、リゾート地に留まるだけならディベヒ語を耳にする機会少ないかもしれません。現在日本からモルディブまでの直行便はなく、シンガポールやソウルなどから乗り継ぐ必要があります。乗り継ぎ時間を含めて12時間半から15時間半ほどかかります。
【2】ギリシャ
ギリシャといえば、青と白のコントラストが特徴的な美しい街並みを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。その有名な景色を見られるのは、大小5つの島々で成り立っているサントリーニ島です。他にも、深い青色をした海を崖が囲むザキントス島や、断崖絶壁に6つの修道院が集中するメテオラなど、ハネムーンにふさわしい幻想的な景色を楽しめるスポットで溢れています。
ギリシャは年間を通じて温和な気候が続く過ごしやすい国です。6月から9月ごろは日中の気温が30度を超えますが、湿気が引くので日本のような蒸し暑さはありません。12から3月は一番雨の多くなる時期ですが、一番寒い1月の北部でも5度ほど、アテネでは10度ほどの気温です。ギリシャの公用語であるギリシャ語は、最も古くから使われている言語と言われています。しかし、観光地では英語が通じることが多いため英語だけでも不自由しないでしょう。郊外に行くと、英語が話せる人が少なくなるようです。ギリシャまでは直行便が出ていないため、ヨーロッパ諸国やトルコなどを経由して行く必要があります。所要時間は平均して16時間程度ですが、乗り換え時間によっては20時間以上かかることも珍しくありません。
【3】イタリア
イタリアは、世界遺産が多く日本からも特に女性に大人気の観光地です。歴史やアートが好きな方に特におすすめです。また、ピザやパスタ、ジェラートなどグルメの国としても有名ですね。ローマやナポリ、フィレンツェ、ベネチアとそれぞれの観光都市で違った魅力を味わうことができます。シチリア島に行けば、美しい海を楽しむこともできますよ。中世のロマンチックな街並みは新婚旅行にぴったりです。
イタリアは日本と同じように国土が南北に細長いので、気候も日本とよく似ています。ローマの気温は1年間通して東京の気温とほぼ同じです。南イタリアに行くと、常夏のイメージがありますが、冬は雪が降ることもありますよ。イタリアの公用語はイタリア語です。観光地では英語が通じることも多いですが、ホテルや観光地のレストランなど以外では英語が話せる人は少ないと考えていた方がいいでしょう。地方に行くと英語を話せる人の人数はかなり減ります。イタリアへは、成田空港からミラノ、ベネチア、ローマまで直行便で12時間30分〜13時間程度かかります
【4】バリ
日本でも人気のリゾート地であるバリ島には、ショッピング、スパ、伝統文化など様々な楽しみがあります。中部のウブドはヨガの聖地と言われており、毎日ヨガ教室が開催されています。健康派のヨギーニには最高の休暇になるでしょう。新しい人生のパートナーとゆっくりした時間を過ごしてくださいね。
熱帯モンスーン気候に属するインドネシアのバリ島は、年間を通して平均気温約28度と暑い気候です。4月〜10月の乾季は雨の日が少ないのでおすすめです。一方で、11〜3月の雨季は短時間ですがスコールのような大雨が降ることが多いので避けた方が無難です。バリ島の公用語はインドネシア語であり、公共の場ではインドネシア語が使用されていますが、住民同士はバリ語で会話しています。ただし、世界有数の観光地なのでローカルな場所に行かなければ、英語が通じることが多いです。また、日本人に人気のスポットでは日本語が通じる場合も多いです。バリ島までは、成田空港か関西国際空港から直行便で約7時間程度かかります。
【5】フランス
女性なら誰もが一度は憧れるパリはエッフェル塔や凱旋門、ルーヴル美術館など観光名所が豊富です。美術館やオペラなどの芸術・文化鑑賞を楽しむのも、フランス料理やワインなどのグルメを嗜むのもいいですね。また、ゆったりとした時間を過ごしたいカップルには南仏・プロヴァンス地方のリゾート地を訪れるのもおすすめです。
パリは東京より年間を通して気温が5度程度低くなっています。夏には30度を越すこともありますが、朝晩は肌寒いことが多いです。フランスではフランスが公用語ですが、観光地のパリでは英語が通じることもしばしば。外国人の多いホテルやレストランではまず心配ないでしょう。日本の主要空港からパリまでは、約12時間30分かかります。
【6】スペイン
情熱の国・スペインは、闘牛やフラメンコ、タパスが有名ですよね。実は世界遺産登録数が第3位であり、バルセロナではサグラダ・ファミリアをはじめ多くのガウディ建築が見学できます。また、レアル・マドリードの本拠地であるマドリードでは、美術館も豊富です。活気溢れる街から離れ、白い村やひまわり畑で有名なアンダルシア地方に訪れるのもおすすめです。
スペインでは、地方によって気候が大きく異なり大きく三つに分けることができます。北部のカンタブリア海沿岸は雨が多く、夏は涼しく冬は温暖、マドリードを中心とした中央部は、昼夜で気温の差が大きく、夏は暑く冬は寒くなっています。マドリードの気候はほぼ東京の気候と変わりません。スペイン東部や南部などの地中海沿岸地域は、年間を通して温暖で乾燥した天気です。言語は主にスペイン語が公用語ですが、バスク語、カタルーニャ語、ガリシア語、バレンシア語もそれぞれの自治州の公用語として認められています。スペインはヨーロッパ諸国の中では英語の普及率が低い国です。マドリードやバルセロナの都会では比較的英語が通じやすいですが、地方に行くと通じないことが多いです。現在、イベリア航空が成田からマドリードまでの直行便を週3便運航しており、所要時間は約14時間です。乗り継ぎで行くと、乗り継ぎ時間を含めて15〜18時間かかります。
【7】オーストラリア
日本からも比較的近いオーストラリアは、都会とリゾート地の両方が楽しめる国として日本からの旅行者も多いです。都会のシドニーでショッピングや建築物見学を楽しむのも、ゴールドコーストで美しい珊瑚礁を存分に楽しむのも自由です。また、ウルルにあるエアーズロックも人気の高い観光地です。各観光地から離れているため、交通費が高く時間もかかりますが、それに伴う感動が待っています。
オーストラリアは、日本と季節が真反対です。オーストラリアの気候は地域によって4つの気候に分別されます。ケアンズは1年を通して安定した温暖な気候の熱帯性気候で冬でも最低15度程度あります。ゴールドコーストやブリズベンは亜熱帯性気候で雨季があるケアンズに比べて1年を通して降水量が少ないことが主な違いです。エアーズロック近辺では砂漠性気候で、前述の二つに比べて夏と冬の気温変化がはっきりあり、冬の朝や夜は気温が1桁に落ちることもあります。シドニーやメルボルンでは、四季はしっかりありますが1年を通して過ごしやすい温帯性気候で真冬でも10度を下回ることはほとんどありません。様々な民族が暮らしているオーストラリアでは、オーストラリア英語が事実上主流な言語であるものの正式に公用語は指定されていません。約20%の人々が家庭で異なる言語を話しているそうです。オーストラリア英語は日本人が学んでいるアメリカ英語とは発音が大きく異なり、違う単語もあるので日本人には理解が難しいことも多いです。成田空港からシドニーまでは直行便で約9時間30分、ケアンズまでは約7時間30分、ゴールドコーストまでは約9時間かかります。また、シドニーまでは羽田空港からも直行便が運行しています。
【8】ドイツ
美しい古城で人気のドイツはロマンチック街道を巡るのがおすすめです。また、古城を使用したホテルもあるので中世の貴族気分を味わう、豪華でユニークなハネムーンを楽しむにはおすすめです。
ドイツは冬の寒さが厳しく、南側に位置するミュンヘンでも北海道よりも少し寒いぐらいの気温です。マイナスの気温も覚悟しておいた方がいいでしょう。夏は、かなり暑くなることもありますが、基本的には湿気も少なく20度ぐらいで過ごしやすい気温です。ドイツの公用語はドイツ語です。ベルリンへは直行便が存在せず、フランクフルトで乗り換えて約1時間10分のフライトで到着します。
【9】タヒチ
モーレア島、ボラボラ島、タハア島などの美しい島々からなるタヒチでは、のんびりとリゾート気分を味わえます。最も有名なのは、ブルーラグーンとオテマヌ山が美しい景色を生み出しているボラボラ島ですが、アクティビティが充実しているモーレア島や、有名ダイビングスポット・ランギロアも人気です。名産の黒真珠で作られたアクセサリーはハネムーンの思い出にもぴったりです。
亜熱帯海洋性気候のタヒチでは、年間を通じて気温は26~27度程度です。日中は軽装で十分ですが、朝晩は冷え込むこともあるので羽織ものを用意してください。タヒチの公用語はタヒチ語とフランス語ですが、空港やホテルでは英語ももちろん使えます。ただし、レストランやカフェでは英語メニューがないところも多いです。日本からは直行便で約12時間かかります。
【10】ドバイ
豪華な旅を楽しみたいならドバイが断然おすすめです。古き良きアラビア文化と近未来の最先端技術が美しく融合されている街が、全体がまるでテーマパークのようです。世界一の高層ビルや世界最大の人口島など見所は満載です。世界中からお金持ちが集まるドバイは、非日常的な空間を楽しめる国ナンバーワンです。
ドバイの夏場は、40度を超えることも多く、蒸し暑い天気が続くため旅行には適していません。日本の春や秋の時期でも、湿度は低めではあるものの気温は日本の夏ほどの暑さです。12月〜3月の冬の時期が最も快適で、気温は10度程度〜20度後半になります。肌寒いのは朝だけで日中は暖かいですし、20度後半でも湿気がないので快適です。ドバイの公用語はアラビア語ですが、人口の8割が外国人なので英語が共通語としてよく使われています。標識なども英語が併記されているため、旅行の際は英語ができれば十分です。ドバイへは日本の主要空港から直行便で約11時間から12時間ほどです。
【11】プーケット
ビーチリゾートとして人気の高いプーケットは、ハネムーンにもぴったりです。物価が安いので、マッサージや美味しい食事がリーズナブルに楽しめますよ。また、ビーチに飽きたら伝統文化を体験するのも楽しみ方の一つです。
タイは熱帯気候で一年中日本の夏のように蒸し暑い気候が続きます。公用語はタイ語ですが、プーケットは人気の観光地なので英語が通じることも多いです。日本の主要空港からプーケットまでは直行便が出ておらず、バンコクで乗り換える必要があります。バンコクまでは直行便で約6時間30分で、バンコクからプーケットまで約1時間20分かかります。
【12】ニュージーランド
ニュージーランドは人の数より羊の数が多い国として有名です。大自然に恵まれ、のんびりとした雰囲気に包まれた国にいると日頃の疲れも吹き飛びます。「ロードオブザリング」ファンには、ホビット荘の舞台となった「ホビット村」がおすすめです。他にも、土ボタルが幻想的な風景を作り出す「ワイトモ・グローワームケーブ」や星空が有名な「テカポ湖」など大自然を満喫できるスポットがたくさんあります。
ニュージーランドは全体的に温暖な気候に恵まれています。南島内陸部の高山地帯では冬になると-10℃まで気温が下がることもありますが、北島北部の夏は亜熱帯性です。ニュージーランドの平均気温は南に行くほど低くなります。季節が日本と逆で、1〜2月が一番暑く、7月が一番寒いです。夏の間は最高20℃~30℃、冬の間は最高10℃~15℃になります。ニュージーランドの公用語は、英語と先住民族のマウリ族が話すマウリ語、そしてニュージーランド手話です。ニュージーランドは手話を公用語にした初めての国だそうですよ。また、ニュージーランドの英語は日本人が学ぶアメリカ英語とは発音がかなり違っているので、理解しにくいかもしれません。ニュージーランドへは羽田・成田空港から直行便が運行しており、11時間ほどで到着します。
【13】フィジー
青い空と青い海。ビーチリゾートとして有名なフィジーは、ハネムーン先としても人気です。サワイラウ・ケーヴのツアーに参加して、鍾乳洞の中にある透明度の高い真っ青なラグーンで泳いだり、カラフルなスリシヴァスブラマニア寺院を見学したり、アート・ビレッジでフィジーの伝統文化の体験したり、様々な楽しみ方ができます。
リゾート地のイメージの強いフィジーは、イメージ通り年間を通して25度前後の気温を保っている常夏の国です。ただし、12〜3月は雨季に当たります。フィジーでは、英語、フィジー語、ヒンディー語(フィジー・ヒンディー語)の三つが公用語です。これは、先住民族のフィジー系と、イギリスが植民地時代に強制入植させたインド系が人口のほとんどを占めており、イギリス連邦加盟国であることが原因です。フィジー語かヒンディー語に加え、英語を話せる方がほとんどなので英語だけでも不自由はしません。日本からは成田からナンディまで直行便が飛んでいて、約9時間かかります。
【14】アメリカ
ロサンゼルスやニューヨーク、ラスベガスなど有名な観光都市が多く、それぞれの都市で異なる楽しみ方ができるのがアメリカの魅力です。ショッピングを楽しんだり、ラスベガスでカジノに明け暮れたり、憧れのディズニーリゾートに行くのもいいですね。時間と費用が許すなら、新婚旅行ではアメリカ横断に挑戦するのもいいかもしれません。
国土の広いアメリカは、地域によって気候が大きく異なります。ニューヨークでは、夏は高温多湿ですが、冬には東北地方のような厳しい寒さになります。一方、カリフォルニアでは年間を通して温暖な気候です。ニューヨークへは成田・羽田空港から直行便で約13時間、シアトルへは成田空港から直行便で約9時間30分、ロサンゼルスへは約10時間かかります。
【15】エジプト
非日常を味わうにはエジプトがおすすめです。ピラミッドやスフィンクス、アブシンベル神殿など古代エジプトの長く古い歴史を感じられる文化遺産は人生に一度は見ておきたい観光スポットです。ラクダツアーに参加したり、砂漠に寝転びながら星空を眺めたり日本では絶対にできない体験ができますよ。
エジプトは砂漠と灼熱の太陽と言うイメージですが、国土が広いので場所によっては冬の朝晩が東京ぐらい寒いところもあります。カイロでは、夏がかなり熱く冬は温暖です。観光には、3月~4月と10月~11月が特におすすめです。エジプトの公用語はアラビア語ですが、観光地であることもあり、よほどローカルな場所でなければ基本的には英語が通じます。日本からエジプトへは、成田空港と関西国際空港から直行便で約13時間で到着します。
おわりに
こちらでは人気の高いハネムーン旅行先を紹介しましたが、世界には素敵な国がたくさんあります。定番のフィジーやハワイ、中欧のポーランドやチェコなどもいいですね。ビーチリゾートに行きたいのか、歴史や文化に浸りたいのか、目的に応じて国を選択してくださいね。
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。