一人旅におすすめの国10選【安全に楽しむ!】

学生から社会人まで、最近ではバックパックを背負って一人で旅するバックパッカー旅が流行っています。自分の心ゆくままに行動できる自由度の高さや、自分で全ての責任を負うことで大きく成長できることが大きな魅力ですよね。ただ、特に女性は治安の面などで心配も多いと思います。今回は、一人でも安心して楽しめる国を10選ご紹介します。

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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com

【1】シンガポール

出典:www.flickr.com

街が清潔で治安もよく住みやすい国として注目を集めている多民族国家シンガポールは海外への修学旅行先としても定番です。アジアの中でも日本の次か同等ぐらいに治安が良好だと言われています。高層ビルが立ち並び、アジアの勢いを感じられる国です。琵琶湖と同じぐらいの大きさの小さな国なので、見所がコンパクトにまとまっていて観光しやすいのも魅力の一つです。マーライオンなどの建築物やナイトサファリなどが観光スポットです。

赤道近くに位置するシンガポールは年間を通して気温・湿度共に東京の8月と同じぐらいと蒸し暑い気候です。ただし、11月~2月には雨季が訪れるので注意が必要です。シンガポールは東京23区と同じぐらいの国土に、東京都の人口の4割、兵庫県と同じぐらいの人口が暮らしています。人口のうち、38%が永住者を含む外国籍の人であることが特徴的です。多国籍国家であるシンガポールでは、マレー語、中国語、タミル語、英語の4つが公用語になっています。しかし、英語が共通言語となっているためシンガポール旅行には英語だけで十分問題ありません。ただし、シンガポール独特の英語表現も存在します。日本からシンガポールへは、直行便で6時間30分~7時間ほどで到着します。

【2】タイ

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「微笑みの国」と呼ばれるタイは、世界中から多くにバックパッカーが訪れています。特に、バンコクのカオサンロードは「バックパッカーの聖地」と呼ばれるほど人気の場所です。カオサンロードを夜に訪れると、多くの観光客で賑わっています。バックパッカーの友達も作りやすいですね。また、ゆったりと日頃の疲れを癒したい方にはプーケットやサムイ島などのリゾート地もおすすめですよ。また、最近ではランタンを一斉に飛ばすコムローイ祭りも人気です。

タイは熱帯気候で一年中日本の夏のように蒸し暑い気候が続きます。タイの人口はだいたい日本の半分程度です。一方で国土は日本の約1.4倍と、意外と大きい印象ですね。タイの公用語はタイ語です。プーケットやバンコクなどの観光地では英語が通じることも多いようですが、基本的には英語は通じないと考えていた方がいいでしょう。日本の主要空港からバンコクまでは直行便で約6時間30分です。

【3】ベトナム

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物価が安く治安も比較的良好で、日本からのアクセスがいいため、ベトナムは多くの日本人バックパッカーに人気の国です。特に、ホーチミンはスパやおしゃれな雑貨屋さんが充実していると、女性に人気です。また、フォーや春巻きなどのベトナムグルメも、日本の半額ほどで楽しむことができます。ビーチリゾートから文化遺産まで多様な観光スポットがあるので、どなたでも退屈しないでしょう。ベトナムでひとり旅をする女性が増えているので、現地で日本人の友達を作るのも楽しみの一つです。

ベトナムは地域により若干気候が異なり、南部の方が北部より比較的気温が高くなっていますが、全体的に年間を通して日本の春から夏ぐらいの暑さです。南部に位置するホーチミンは最高気温が年間を通して30度を超えており、最低気温も20度を超えています。雨季前の4月〜5月が一番暑く、乾季となる11~4月が最も過ごしやすい時期です。北部に位置するハノイは、冬は20度前後ぐらいで過ごしやすく、夏は30度を超える暑さになります。ベトナムの公用語はベトナム語で、現地の方は英語を話せないことも多いでしょう。ただし、ホテルや公共施設など観光客の多い場所では英語が通じます。ベトナムまでは、直行便で成田国際空港と羽田空港から約5時間30分、関西国際空港からは約4時間35分かかります。また、ホーチミンまでは、直行便で成田国際空港と羽田空港から約6時間、関西国際空港からは約5時間30分かかります。

【4】イギリス

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イギリスは大都市ロンドンや学生都市マンチェスターなど有名都市があり、特にロンドンには大英博物館やビックベンなど誰もが知っている観光スポットが豊富です。本場のアフタヌーンティーを一度は試してみたい方も多いのではないでしょうか?ロンドンからは、おとぎ話にでてくるような可愛い家が並ぶコッツウォルズなどにも日帰りでアクセスできます。英語圏なので英語がわかれば言葉に困ることもなく、ひとり旅初心者にも安心です。

イギリスは日本より緯度が高いわりに、暖流と偏西風の影響でそこまでの寒さはありません。雨が多いことが特徴で、1日のうちにも天気の変化が激しいです。春先の3月頃は冬のような寒さの日もあり、冬の装いが必要です。5月頃から気温が上がりだし、真夏は23度程度と過ごしやすい気温です。日本でイギリスというと、ロンドンのあるイングランドを思い浮かべます。しかし、イギリスは正式には、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる連合国家です。そのため、英語の他にスコットランド語、ウェールズ語、アイルランド語が公用語に制定されています。日本の羽田・成田空港からロンドンまでは直行便で約12時間半かかります。

【5】イタリア

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イタリアは、世界遺産が多く日本からも特に女性に大人気の観光地です。歴史やアートが好きな方に特におすすめです。また、ピザやパスタ、ジェラートなどグルメの国としても有名ですね。ローマやナポリ、フィレンツェ、ベネチアとそれぞれの観光都市で違った魅力を味わうことができます。シチリア島に行けば、美しい海を楽しむこともできますよ。ただし、女性の方やひとり旅初心者の方には、比較的治安の良い北イタリアをおすすめします。


イタリアは日本と同じように国土が南北に細長いので、気候も日本とよく似ています。ローマの気温は1年間通して東京の気温とほぼ同じです。南イタリアに行くと、常夏のイメージがありますが、冬は雪が降ることもありますよ。イタリアの公用語はイタリア語です。観光地では英語が通じることも多いですが、ホテルや観光地のレストランなど以外では英語が話せる人は少ないと考えていた方がいいでしょう。地方に行くと英語を話せる人の人数はかなり減ります。イタリアへは、成田空港からミラノ、ベネチア、ローマまで直行便で12時間30分〜13時間程度かかります

【6】オーストラリア

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日本からも比較的近いオーストラリアは、都会とリゾート地の両方が楽しめる国として日本からの旅行者も多いです。都会のシドニーでショッピングや建築物見学を楽しむのも、ゴールドコーストで美しい珊瑚礁を存分に楽しむのも自由です。また、ウルルにあるエアーズロックも人気の高い観光地です。各観光地から離れているため、交通費が高く時間もかかりますが、それに伴う感動が待っています。

オーストラリアは、日本と季節が真反対です。オーストラリアの気候は地域によって4つの気候に分別されます。ケアンズは1年を通して安定した温暖な気候の熱帯性気候で冬でも最低15度程度あります。ゴールドコーストやブリズベンは亜熱帯性気候で雨季があるケアンズに比べて1年を通して降水量が少ないことが主な違いです。エアーズロック近辺では砂漠性気候で、前述の二つに比べて夏と冬の気温変化がはっきりあり、冬の朝や夜は気温が1桁に落ちることもあります。シドニーやメルボルンでは、四季はしっかりありますが1年を通して過ごしやすい温帯性気候で真冬でも10度を下回ることはほとんどありません。様々な民族が暮らしているオーストラリアでは、オーストラリア英語が事実上主流な言語であるものの正式に公用語は指定されていません。約20%の人々が家庭で異なる言語を話しているそうです。オーストラリア英語は日本人が学んでいるアメリカ英語とは発音が大きく異なり、違う単語もあるので日本人には理解が難しいことも多いです。成田空港からシドニーまでは直行便で約9時間30分、ケアンズまでは約7時間30分、ゴールドコーストまでは約9時間かかります。また、シドニーまでは羽田空港からも直行便が運行しています。

【7】アイルランド

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アイルランドは、日本での知名度が低く観光地としても有名ではありません。しかし、実は歴史的建造物や絶景スポットが豊富です。ヨーロッパの中でも治安がよく、アイルランド人はフレンドリーで優しい人柄だと言われているのもひとり旅には特に嬉しいことです。小国でありながら、長い歴史を持っていて、ユニークなケルトの文化が発展しています。また、大自然に恵まれているので絶景スポットは豊富です。歴史や文学好き、また自然好きにとてもおすすめの国です。

アイルランドは「寒い」というイメージが強いですが、実は冬の気温は東京より少し寒いぐらいでそれほど変わりません。雪が降るのも珍しく、オーロラも観察できません。また、夏は15度〜20度程度と比較的過ごしやすい気温です。アイルランドでは、第一公用語がアイルランド語、第二公用語が(アイルランド)英語と制定されています。しかし、一部の地域を除き、ほとんどの地域では英語が日常的に使用されています。日本からアイルランドまで直行便は出ていないので、パリやロンドンなどで乗り換えていく必要があります。乗り換え時間を除くと、合計13時間半〜14時間半程度かかります。

【8】バリ島

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日本でも人気のリゾート地であるバリ島には、ショッピング、スパ、伝統文化など様々な楽しみがあります。中部のウブドはヨガの聖地と言われており、毎日ヨガ教室が開催されています。健康派のヨギーニには最高の休暇になるでしょう。バリ島は英語も通じやすく、治安も良いので海外に慣れてない方でも安心です。ただし、一人でナイトクラブやバーに訪れたり、夜出歩くのは一定の危険を伴うので注意してくださいね。

熱帯モンスーン気候に属するインドネシアのバリ島は、年間を通して平均気温約28度と暑い気候です。4月〜10月の乾季は雨の日が少ないのでおすすめです。一方で、11〜3月の雨季は短時間ですがスコールのような大雨が降ることが多いので避けた方が無難です。バリ島の公用語はインドネシア語であり、公共の場ではインドネシア語が使用されていますが、住民同士はバリ語で会話しています。ただし、世界有数の観光地なのでローカルな場所に行かなければ、英語が通じることが多いです。また、日本人に人気のスポットでは日本語が通じる場合も多いです。バリ島までは、成田空港か関西国際空港から直行便で約7時間程度かかります。

【9】台湾

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日本から比較的近い台湾は、親日の人が多く、ご飯も美味しい、さらに治安も良いことから人気の観光地です。ひとり旅初心者にはぴったりの国ですね。レトロな街並みが可愛い九份は、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルとして有名ですね。首都の台北では、夜市の食べ歩きやパワースポット巡りがおすすめです。また、最近では南部にある高雄もレトロでおしゃれな街並みで人気が高まっています。

台湾には日本のような四季はなく、年間を通じて温暖な気候です。真冬でも日本の春程度で、寒波に見舞われるとセーターが必要なぐらいです。夏は湿気も多く、日本以上の暑さを覚悟しておいた方がいいでしょう。ただし、室内は冷房がきつく、寒いぐらいだそうです。台湾で最も一般的に話されているのは北京語です。教育が北京語であることもあって、公共の場では北京語が使用されています。しかし、中国の北京語とは少し異なるようで、台湾の北京語は台湾華語と呼ばれて区別されています。また、北京語とは全く異なる台湾語も存在し、家庭や南部地方、親しい間柄では台湾語が使われることも多いそうです。二つとも話せる方も多いですが、北京語が話せないお年寄りや、台湾語が話せない若者もいるようです。日本から台湾までは、成田空港から直行便で4時間ほどで到着します。

【10】デンマーク

出典:www.visitcopenhagen.com

幸福度ランキングで常に上位をキープしているデンマークは、デザイン大国として近年日本でも人気が高まっています。治安もかなり良好なので、女性のひとり旅でも安心です。アンデルセンの故郷でおとぎの国としても有名で、カラフルで可愛らしい街並みは女心をくすぐります。世界三大がっかり名所・人魚姫の像やカラフルの家が並ぶニューハウンなどが有名な観光スポットです。国土は大半が平地であるため、多くのデンマーク人は自転車を愛用しています。

他の北欧諸国に比べてるとデンマークの冬の寒さは穏やかで、0度前後になることが多いです。しかし、雨が多く、寒い期間が長く、日照時間が短いため日本の冬より厳しく感じるかもしれません。一方で、夏は日本の猛暑に比べて非常に涼しく過ごしやすいです。20度前後であることが多く、30度近くなることは本当に稀です。公用語のデンマーク語は、ノルウェーやスウェーデンの言葉とよく似ていて、ドイツ語にも近いことからドイツ語を理解できるデンマーク人も少なくありません。また、英語が達者なので旅行には英語でも不十分しないでしょう。日本からは、成田空港から直通で約11時間25分程度かかります。

おわりに

ひとり旅に適した国は他にも、ベトナムやニュージーランドなど数多くあります。ご紹介した国は比較的治安が安定している国ですが、一定の安全管理は忘れないようにしてくださいね。また、治安は変化するものですので、旅行前に逐一国事情を確認するのがおすすめです。

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この記事のライター

むる

デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。

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イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。

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