ブラジルの観光スポットおすすめ15選【人気・定番コースから穴場まで】
ブラジルといえば、リオのカーニバルやアマゾンの熱帯雨林が有名です。日本から遠いことや治安への不安からブラジルを旅行先に選ぶ人はそれほど多いわけではありません。しかし、アマゾンの熱帯雨林を筆頭に豊かな自然に恵まれたブラジルには美しい絶景が待っています。今回は、ブラジルでおすすめの観光スポット15選をご紹介します。
- 6,380views
- B!
アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
日系人が最多のブラジルってどんなところ?
日系人が多いブラジルはアマゾン熱帯雨林といった自然資源に恵まれており、リオのカーニバルからわかるように華やかな熱気に包まれた国です。しかし、治安はあまり良いとはいえず、特にファーベラト呼ばれるスラム街では凶悪犯罪も多いので絶対に近づかないようにしましょう。また、日が沈んでからの外出は危険度が増すので控えましょう。
ブラジルは日本とは季節が逆で、12月下旬からが夏、6月下旬からが冬になります。南米大陸のほぼ半分を占めるほどに広大な国土があるため、地域によって気温には差があり、南に行くほど気温は下がります。しかし、真冬以外は日本の夏服にカーディガンがあれば対応できるほどの気温です。また、雨の多い地域が大半であることが特徴です。
ブラジルの国土は日本のおよそ22.5倍で、人口は日本の2倍ほどあります。日系人が最も多く住んでることが特徴です。
ブラジルでは現在223の言語が話されていますが、スペイン語と公用語とする他の南米諸国と異なりポルトガル語が公用語です。ブラジルではほとんど英語が通じないと思っていた方がいいでしょう。空港の一部や有名ホテルなど限られた場所以外で英語を話せる人を探すのは容易ではありません。
日本からブラジルまでは直行便が出ておらず、成田空港からサン・パウロまでアメリカ経由で乗り継ぎ時間を含めて25時間程度かかります。他に、ヨーロッパウヤ中東を経由する方法もあります。
【1】 Cataratas del Iguazú(イグアナの滝)
世界三大瀑布といえば、アフリカのヴィクトリアの滝、アメリカのナイアガラの滝、そしてこちらのイグアナの滝です。ブラジルとアルゼンチンの国境を跨いでおり、両国側からそれぞれ違った魅力を見ることができます。
大小275の滝から成るイグアスの滝は、水量において世界三大瀑布の中でもナンバーワンだそうです。また、世界遺産のイグアスの滝国立公園は両国側を合わせると東京都と同じぐらいもあるそうです。
【詳細情報】
Cataratas del Iguazú(イグアナの滝)
アクセス:フォス・ド・イグアス・カタラタス国際空港からタクシーで15分
【2】Amazônia(アマゾン熱帯雨林)
アマゾン川は、ブラジル、ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビア、ベネズエラにまたがる大河であり、世界最大の流域面積、世界第二位の長さを誇ります。
アマゾン熱帯雨林は、その豊かな水源のおかげで独自の生態系を形成しています。アマゾン川やアマゾン熱帯雨林を探索する様々なツアーが催行されていますよ。
【詳細情報】
Amazônia(アマゾン熱帯雨林)
アクセス:ベレン、サンタレン、マナウスなどからツアーに参加
【3】Copacabana(コパカバーナ海岸)/リオ・デジャネイロ
コパカバーナ海岸は、ブラジルで最も有名なビーチです。三日月型の全長約4kmにも及ぶ白い砂浜のビーチは世界三大美港の一つと称されているそうです。
数多くのホテルが集中しており、海岸沿いのアトランチカ大通ではお店が並んでいるので食事やショッピングも楽しめます。人の多い日中は治安も比較的悪くはないですが、人通りの少ない時間帯は強盗に要注意です。
【詳細情報】
Copacabana(コパカバーナ海岸)
アクセス:地下鉄「Siqueira Campos」駅、「Cantagalo」駅からそれぞれ徒歩5分
【4】 Morro Do Corcovado(コルコバードの丘)/リオ・デジャネイロ
リオのシンボルとも言えるのが、標高710mのコルコバードの丘の上に佇む巨大なキリスト像です。高さ約40mのキリスト像は、1931年にブラジル独立100周年を記念して作られたそうです。
キリスト像は、リオ市内から天候に関わらずはっきりと見ることができます。また、登山電車でコルコバードの丘を登ると、リオの町や生い茂る山々などを一望することができますよ。
【詳細情報】
Morro Do Corcovado(コルコバードの丘)
アクセス:登山電車を利用
【5】Catedral Metropolitana(カテドラル・メトロポリターナ)/リオ・デジャネイロ
1979年に完成したカテドラル・メトロポリターナは、ピラミッドのような教会らしからぬ斬新なデザインが特徴の巨大な教会です。直径106m、高さ96mの教会内部には、最大2万人も入れるそうですよ。
教会内は、壁一面に64mものステンドグラスが取り付けられており、太陽の加減によって毎日違った美しさを生み出しています。地下の宗教美術館も合わせて訪ねてみてくださいね!
【詳細情報】
Catedral Metropolitana(カテドラル・メトロポリターナ)
住所:Av. Chile, 245 - Centro - Centro, Rio de Janeiro
TEL:+55 21 2240-2669
アクセス:メトロ「Carioca」駅下車すぐ
【6】Escadaria do Selarón(セラロンの階段)/リオ・デジャネイロ
カラフルなセラロンの階段には、世界各所の名所が描かれた2000枚以上のタイルが使われているそうです。セラロンの階段は、50ヶ国を旅したチリ人のホルヘ・セラロン氏がリオ・デジャネイロに行き着いた後1990年に手がけたそうです。
使用されているタイルは、海外旅行者からのプレゼントが中心のようで現在でもタイルは張り替えられているそうです。日本のタイルは現在ないので、日本のタイルを提供してみてはいかがですか?
【詳細情報】
Escadaria do Selarón(セラロンの階段)
住所:R. Joaquim Silva, S/N - Centro, Rio de Janeiro
アクセス:「Cinelândia」駅、または「Glória」駅から徒歩約10分
【7】Pão de Açucar(ポン・ジ・アスーカル)/リオ・デジャネイロ
ポン・ジ・アスーカルは、グアナバラ湾に突き出している奇岩で夜景スポットとして人気です。海の上からリオ市内を見渡せますよ。
また、サトウキビの葉に似ていると言われるユニークな形も魅力の一つです。ロープウェーを乗り継いで訪れるのですが、乗り継ぎ地点のウルカの丘からも絶景が臨めます。
【詳細情報】
Pão de Açucar(ポン・ジ・アスーカル)
アクセス:麓からロープウェーを乗り継ぐ
【8】Catedral Metropolitana Nossa Senhora Aparecida(カテドラル・メトロポリターナ)/ブラジリア
ブラジルといえば、リオ・デジャネイロが有名ですが実は首都はブラジリアという近代都市です。世界遺産にも登録されているブラジリアは、翼を広げた旅客機をモチーフ設計されています。
そんなブラジリアで最も有名な観光スポットが、王冠のような形をしたスタイリッシュな外観のカテドラル・メトロポリターナです。内部は一面青色のステンドグラスで覆われており、高さ36mの天井からは3体の天使像が吊り下げられています。
【詳細情報】
Catedral Metropolitana Nossa Senhora Aparecida(カテドラル・メトロポリターナ)
住所:Esplanada dos Ministérios lote 12 - Brasília
TEL:+55 61 3224-4073
アクセス:地下鉄「Estação Central」駅から徒歩18分
【9】Museu Histórico da Imigração Japonesa do Brasil(ブラジル日本移民資料館)/サン・パウロ
ブラジルは先述したように日系人が最も多い国です。移民70周年記念に建設されたこの資料館では、日本移民の記録が保存されています。
当時の日系移民たちの生活や彼らが直面した困難などを詳細に学ぶことができます。常設の資料の他に、企画展などもあるそうです。日本人の方にはぜひ訪れてほしい場所です。
【詳細情報】
Museu Histórico da Imigração Japonesa do Brasil(ブラジル日本移民資料館)
住所:R. São Joaquim, 381 - Liberdade, São Paulo
TEL:+55 11 3209-5465
アクセス:メトロ1号線「Sao Joaquim」駅から徒歩約5分
【10】Museu do Futebol(サッカー博物館)/サン・パウロ
ブラジルは、言わずもがなのサッカー大国です。サン・パウロのサッカー博物館では、サッカーの歴史と世界の歴史を照らし合わせる展示やPK勝負といったアクティビティが楽しめます。
サッカーチームのグッズがとても充実しているので、サッカーファンへのお土産に最適です。サッカーファンでなくても、楽しめるように工夫がされているのでぜひ一度訪れてみてくださいね。
【詳細情報】
Museu do Futebol(サッカー博物館)
住所:Praça Charles Miler, s/n - Pacaembu, São Paulo
TEL:+55 11 3664-3848
アクセス:地下鉄「Clínicas」駅から徒歩17分
Conheça o Museu do Futebol, que tem missão de investigar, preservar e comunicar o futebol como expressão cultural no Brasil.
【11】Mercado Municipal Adolpho Lisboa(アドウフォ・リスボア市場) / マナウス
アドウフォ・リスボア市場は、パリの中央市場を模して造られたアール・ヌーヴォー様式の由緒ある市場です。建物には、フランスから輸入したステンドグラスや鋳造鉄などが使用されています。
内部では、アマゾン特有の薬草や巨大魚などが販売されています。日本では見ない魚が並んでいるので、見ているだけでも楽しいですが、食堂で珍しい魚たちを食べてみるのがおすすめです。
【詳細情報】
Mercado Municipal Adolpho Lisboa(アドウフォ・リスボア市場)
住所:R. dos Barés, 46 - Centro, Manaus
TEL:+55 92 3234-8441
アクセス:マナウス空港からバスを乗り継いで1時間20分程度
【12】Fernando de Noronha(フェルナンド・デ・ノローニャ)
世界遺産にも登録されているフェルナンド・デ・ノローニャは、ブラジルで最も美しい島と称される20の島々で構成される孤島です。
早い段階からエコツールズムを取り入れ、一度に400人という訪問規制を導入していたことから自然美が保たれています。シュノーケルでは、美しい珊瑚やイルカ、色とりどりの魚たちを観察できます。
【詳細情報】
Fernando de Noronha(フェルナンド・デ・ノローニャ)
アクセス:ナタールかレシフェから飛行機で約1時間15分~1時間半
【13】Recanto Ecológico Rio da Prata(プラッタ川環境保護区)/ボニート
ブラジルの川と言われていると、ワニが泳いでいるような茶色の川を思い浮かべると思いますが、こちらの川は透き通るような高い透明度を誇ります。
美しいシュノーケリングスポットなので、ぜひシュノーケリングを楽しみに訪れてください。ただし、私有地のためツアーへの参加が必須となります。
【詳細情報】
Recanto Ecológico Rio da Prata(プラッタ川環境保護区)
アクセス:ボニートからツアーに参加
【14】Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses(レンソイス・マラニャンセス国立公園)/バヘリーニャス
レンソイス・マラニャンセス国立公園は、真っ白な砂浜と1~6月の雨季にのみ出現するエメラルド色の湖で有名です。
湖には魚も泳いでいますが、この魚たちがどこから来てどこへ消えるのかは今も謎のままだそうです。エメラルドの湖で泳ぐのに水着はマストアイテムです!
【詳細情報】
Parque Nacional dos Lençóis Maranhenses(レンソイス・マラニャンセス国立公園)
アクセス:バヘイリーニャスからツアー参加
【15】Pantanal(パンタナール)
世界最大級の大湿原パンタナールは日本の本州とほぼ同じ大きさがあり、豊かな湿地に独特の生態系が生まれています。大小の河川や滝、野生動物などが点在している姿はまるで映画を見ているようです。
自然観察、釣りやナイトサファリなど自分の興味に応じてツアーに参加してみましょう。ちなみに、残念なことに最近では農地や鉱山開発に伴ってパンタナール外周部の動物は減少傾向にあるそうです。
【詳細情報】
Pantanal(パンタナール)
アクセス:北パンタナールの拠点はクイアバ、南パンタナールはカンポ・グランジ
おわりに
ブラジルはみなさんご存知の通り、治安に関しては危険な場所も多く不安な点がたくさんあります。しかし、アマゾンの雄大な自然に恵まれたブラジルには死ぬまでにみたいたくさんの観光資源があります。訪れる際は、安全に十分注意して観光してくださいね。
この記事のキーワード
この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。