キューバの観光スポットおすすめ15選【人気・定番コースから穴場まで】
日本ではあまり観光地として有名ではないキューバですが、60年前から変わらない街並みをクラシックカーが駆け抜けている姿が魅力です。しかし、その姿も2015年のアメリカとの国交回復によっていつ変わるかわかりません。今のうちにその歴史ある街並みを見に行きませんか?今回は、キューバのおすすめ観光スポット15選をご紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.flickr.com
クラシックカーが駆け巡る国キューバってどんな国?
島国で独特の文化を育んできたキューバでは、60年前から変わらないと言われるその町は訪れる観光客を魅了し続けてきました。
亜熱帯性海洋性気候のキューバでは、年間を通して平均気温が25度程度です。気温が高くても貿易風のおかげで比較的涼しく過ごしやすいのが特徴です。7〜10月は雨季、11〜4月が乾季で、9〜10月にはハリケーンが多く発生します。
キューバでは、日本の約1/11ほどの人口が本州の半分ほどの国土に暮らしています。
公用語はスペイン語で、レストランや空港、ホテルを除けば英語を話せる人はあまりいないと考えていた方がいいでしょう。
日本からキューバまでの直行便はなく、マイアミやメキシコ、カナダなどを乗り継いでいく必要があります。
【1】 La Habana Vieja(オールド・ハバナ)/ハバナ
キューバの首都であるハバナの旧市街(オールド・ハバナ)は、1982年に世界遺産に登録されました。16世紀からスペインの支配下に置かれていたキューバでは1519年から街の建設が始まり、今尚17世紀〜18世紀に建てられたカラフルな建物が立ち並んでいます。
ラテンアメリカの歴史が色濃く残るこの地区には、4つの要塞やハバナ大聖堂など多くの観光スポットが凝縮されており、たくさんの旅行客が訪れます。
【詳細情報】
La Habana Vieja(オールド・ハバナ)
アクセス:ハバナ中央駅下車すぐ
【2】Castillo de la Real Fuerza(フエルサ要塞)/ハバナ
オールド・ハバナとともに世界遺産に登録されているのが、オールド・ハバナを囲む4つの要塞です。中でも最も古い歴史を持つのがフエルサ要塞で、キューバの歴史が学べる博物館にもなっています。
ここでは、大砲や石造りの見張り台など当時の使われていたものが実際に残っており、昔のハバナにタイムスリップすることが出来ますよ。
【詳細情報】
Castillo de la Real Fuerza(フエルサ要塞)
住所:O'Reilly, La Habana
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩23分
【3】Fortaleza de San Carlos de la Cabaña(カバーニャ要塞)/ハバナ
世界遺産に登録されているオールド・ハバナの中でもう一つおすすめなのが見所が多いカバーニャ要塞です。
武器の博物館や礼拝堂などたくさんの見所があります。また、見晴らしもいいのでフォトスポットにもぴったりです。モロ要塞から徒歩10分なのでそちらも合わせて訪れてもいいかもしれません。
【詳細情報】
Fortaleza de San Carlos de la Cabaña(カバーニャ要塞)
アクセス:ハバナ中央駅からタクシーで12分
【4】La Catedral de la Virgen María de la Concepción Inmaculada de La Habana(ハバナ大聖堂)/ハバナ
1555年に創建のハバナ大聖堂は、オールド・ハバナに位置するハバナで最も大きな大聖堂です。1704年に再建されて現在の姿になりました。キューバ・バロック様式の傑作だと称されています。
左右非対称の塔が特徴的で、右の党には重さ7トンもの鐘が吊り下げられています。内部は不定期に開放されており、万が一タイミングが合わない時は夜のライトアップを見るだけでも価値があります。
【詳細情報】
La Catedral de la Virgen María de la Concepción Inmaculada de La Habana(ハバナ大聖堂)
住所:156 Empedrado, La Habana
TEL:+53 7 8617771
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩22分
【5】 Plaza de la Revolución(革命広場)/ハバナ
革命広場は新市街の中心にある広場で、政府の建物が集まる国家の中心であり国家評議会議長が演説をする場として親しまれています。
内務省ビルの壁にあるキューバ革命の英雄チェ・ゲバラの巨大なモニュメントが有名です。その隣の情報通信省の建物にはキューバ革命の指導者の1人カミロ・シエンフェゴスが描かれています。
【詳細情報】
Plaza de la Revolución(革命広場)
住所:Avenida Paseo, La Habana
アクセス:ハバナ中央駅からタクシーで12分
【6】Fábrica de Tabaco Partagas(パルタガス葉巻工場)/ハバナ
穏やかな気候と肥沃な大地に恵まれたキューバでは、たばこの製造が盛んで葉巻はキューバの特産品です。そのため、ハバナにはいくつかの葉巻工場がありますが、国営のパルタガス葉巻工場が最も人気です。
キューバ産の有名葉巻「コイーバ」を製造するパルタガス葉巻工場では、英語かスペイン語でのツアーに参加して製造過程を見学することができます。見学には事前予約が必要なので注意してくださいね。
【詳細情報】
Fábrica de Tabaco Partagas(パルタガス葉巻工場)
住所:Calle Industria, La Habana
TEL:+53 7 338060
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩12分
【7】Museo de la Revolución(革命博物館)/ハバナ
1920年に創建され、かつては大統領官邸として使用されていたスパニッシュ・コロニアル様式の建物はキューバ革命後、革命博物館として開館しました。
キューバの歴史、特にキューバ革命について詳しく学ぶことができます。写真や資料はもちろんのことカストロが亡命先のメキシコからキューバに帰国する際に乗船した「グランマ号」も展示されています。
【詳細情報】
Museo de la Revolución(革命博物館)
住所:Avenida Bélgica, La Habana
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩12分
【8】Plaza Vieja(ビエハ広場)/ハバナ
旧市街の中心地にある石畳の広場は、16世紀後半に作られたビエハ広場です。スパニッシュ・コロニアル様式の豪邸に囲まれていますが、中でもステンドグラスの窓やハバナブルーと称される鮮やかな青色のよろい戸が特徴的なハルコ伯爵邸が有名です。
レストランやカフェが多く、多くの旅行客で賑わっています。カフェでは、ライブが度々開催されており、キューバの音楽に触れる機会にもなりますよ。
【詳細情報】
Plaza Vieja(ビエハ広場)
住所:San Ignacio, La Habana
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩15分
【9】 Museo Hemingway(ヘミングウェイ博物館)/ハバナ
有名作家ヘミングウェイが1939〜1960年まで晩年の約20年間を過ごした邸宅がそのまま博物館になっています。コロニアル風の白亜の建物は「フィンカ・ビヒア」と呼ばれ、ハバナ郊外に位置しています。
ヘミングウェイの愛用品や9000冊以上の蔵書が展示されています。ちなみに、残念ながら内部に入ることはできず、たくさんある窓から内部を見る形になります。
【詳細情報】
Museo Hemingway(ヘミングウェイ博物館)
住所:Singer, La Habana
TEL:+53 7 8910809
アクセス:ハバナ中央駅からタクシーで22分
Ernest Hemingway's life in Cuba is explored, including his modern-day impact. Includes biography, Hemingway House in Cuba, Marina Hemingway, fishing tournament, Havana bars, and the upcoming Hemingway Hotel.
【10】Museo de Bellas Artes Cubano(ハバナ国立美術館)/ハバナ
ハバナ国立美術館は、キューバの著名建築家エミリオ・エレディア氏のおかげで1913年に設立された美術館です。キューバ美術を中心に展示しているファインアート館と古代美術やヨーロッパ・アメリカ・ラテンアメリカの美術品が収集されたアストゥリアス中央館の二つの建物で成っています。
ファインアート館が本館であ理、植民地時代の風景画や風俗画から現代アートまでキューバの美術を存分に鑑賞することができます。
【詳細情報】
Museo de Bellas Artes Cubano(ハバナ国立美術館)
住所:ファインアート館→Trocadero Street e/Zulueta y Monserrate, Old Havana, Havana
TEL:+53 7 8632657
アクセス:ハバナ中央駅から徒歩17分
【11】Valle de Viñales(ビニャーレス渓谷)/ビニャーレス
世界遺産にも登録されているビニャーレス渓谷では、ジュラ紀頃に形成されたとされるカルスト地形からまるでジュラシックパークの世界に迷い込んだような風景を臨むことができます。
「ムラルの壁画」や「インディオの洞窟」などがおすすめスポットです。ハイキングで大自然に浸ってくださいね。ちなみに、キューバ産葉巻の産地として有名で工場もあるそうです。
【詳細情報】
Valle de Viñales(ビニャーレス渓谷)
アクセス:ハバナから車で約2時間半
【12】Trinidad(トリニダー)
トリニダーはキューバ中央部サンクティ・スピリトゥス州にある古都で、1988年に世界遺産に登録されています。以前は砂糖の取引で栄えていたそうです。
歴史を感じる石畳にカラフルな建物が立ち並んでいて、ハバマよりもさらにのんびりした雰囲気が漂う町です。トリニダーでは、乗馬ツアーが人気のアクティビティです。
【詳細情報】
Trinidad(トリニダー)
アクセス:ハバナからバスで約6時間
【13】Parque Nacional Alejandro de Humboldt(アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園)/グアンタナモ州とオルギン州
アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園は、2001年に世界遺産に登録されており、世界でも類を見ないほど多様な動植物が生態系を営んでいることで有名です。
この国立公園の敷地には、陸地だけでなく海も含まれています。世界最小のハチドリやカラフルなカタツムリなど日本では見ることのできない珍しい生き物を鑑賞することができますよ。
【詳細情報】
Parque Nacional Alejandro de Humboldt(アレハンドロ・デ・フンボルト国立公園)
アクセス:バスでバラコアまで行き、そこからツアーに参加
【14】Playa Varadero(バラデロビーチ)/バラデロ
キューバで最も人気のリゾート地が約28kmも広がる白い砂浜と透明度の高い海を有するバラデロビーチです。コロンブスも「人間が目にした最も美しい島」と評価したそうです。
この近辺には、オールインクルーシブの高級ホテルが集まっています。1930年代にアメリカの富裕層がこの地に豪華な邸宅を建て、これらの豪邸がホテルやレストランとして現在利用されているそうです。
【詳細情報】
Playa Varadero(バラデロビーチ)
アクセス:ハバナからバスで約3時間
【15】Playa Paraiso(プラヤ・パライソ)/カヨラルゴ
キューバで一番有名なのはバラデロビーチですが、プラヤ・パライソはバラデロビーチを上回る美しさを持つビーチです。
2015年のCNNによる「世界のビーチ25選」で第4位にランクインするなどその美しさは世界で認められています。裸で泳げるヌードエリアもあるそうですよ。
【詳細情報】
Playa Paraiso(プラヤ・パライソ)
アクセス:ハバナから国内線で約1時間
おわりに
知名度が低いわりに、キューバは比較的治安もよく物価も安いので実はおすすめの観光地です。古き良きキューバの街並みが残っているうちにぜひキューバに訪れてみてくださいね。
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この記事のライター
デンマークのオーフス大学で修士課程に所属しています。旅行が大好きで、卒業後には世界一周をする予定です。旅のテーマは、海・グルメ・文化!今まで訪れた国は、ヨーロッパと、アジアやオセアニアの海が綺麗な国が中心です。世界中の美味しいものを食べつくし、綺麗な海で遊んで、各地の面白い文化に浸る。そんな旅がしたいです。