トルコの観光スポットおすすめ15選【人気・定番コースから穴場まで】

東洋と西洋の文化が交わる国トルコってどんな国？

トルコは親日国としても有名で、私たち日本人にとって馴染みの深い国です。
国土が広いため、地域によって気候は大きく異なります。首都イスタンブールの気候は、東京と同じぐらいで、冬は最低5度、夏は最高33度ほどの気温です。ただし、近年の温暖化の影響で冬の気温が氷点下に下がったり、夏に厳しい猛暑が続くことも起きています。

トルコでは、日本の約2倍の国土に日本の約6割の人が住んでいます。人口の99%がイスラム教を信仰しています。トルコ語が公用語ですが、観光地では英語が通じることが多いようです。
トルコへは東京からイスタンブールまで直行便で約12時間で行くことができます。

【1】Sultan Ahmet Camii(スルタン・アフメット・ジャミィ)/イスタンブール

内部が2万枚もの青い装飾タイルや260ものステンドグラスで豪華に彩られていることからブルーモスクとも呼ばれています。尖塔が6本あるモスクは、世界で唯一このモスクだけです。

ステンドグラスから光が差し込むとなんとも美しい景観を生み出すことから、「世界でもっとも美しいモスク」と称されています。イスタンブールの象徴ともなっている美しいモスクは必見です。

【詳細情報】
Sultan Ahmet Camii(スルタン・アフメット・ジャミィ)
住所：Sultan Ahmet Mahallesi, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul
TEL：+90 212 458 44 68
アクセス：「Sirkeci Garı」駅から徒歩14分

【2】Dolmabahçe Sarayı(ドルマバフチェ宮殿)/イスタンブール

ドルマバフチェ宮殿は水辺に佇む白亜の宮殿で、手入れの行き届いた草花や噴水のある庭園も魅力的です。宮殿内部には、ヴィクトリア女王からの贈り物であるバカラ社製の豪華なシャンデリアが吊るされています。

ドルマバフチェ宮殿には、南側にセラムリクと呼ばれる公的部分、北側にハレムと呼ばれる女性専用の居間があります。43の広間と6つのハマム(公衆浴場)を含めて285もの部屋があるドルマバフチェ宮殿を全て回るには2時間ほどかかります。

【詳細情報】
Dolmabahçe Sarayı(ドルマバフチェ宮殿)
住所：Vişnezade Mahallesi, Dolmabahçe Cd., 34357 Beşiktaş/İstanbul, Turkey
TEL：+90 212 236 90 00
アクセス：トラムT1号線、F1号線「Kabatas」駅から徒歩約3分

【3】Topkapı Sarayı(トプカプ宮殿)/イスタンブール

旧市街にあるトプカプ宮殿は、1478年ごろからドルマバフチェ宮殿が完成する1856年までオスマン帝国の君主が居住した宮殿です。ボスポラス海峡に面する丘の上に建っており、ボスポラス海峡が東西交易の接点であったためここに大砲が設置されたことから、トプ(大砲)カプ(門)と名付けられたとも言われています。

トプカプ宮殿にはたくさんの財宝が展示されており、ハレムも見学することができます。度重なる増改築を繰り返したため、内部は迷路のように複雑な構成になっています。

【詳細情報】
Topkapı Sarayı(トプカプ宮殿)
住所：Cankurtaran Mh., 34122 Fatih/Istanbul
TEL：+90 212 512 04 80
アクセス：トラムT1線「Sultanahmed」駅

【4】Ayasofya Müzesi(アヤソフィア博物館)/イスタンブール

アヤソフィア博物館は、ビザンツ建築の最高傑作とも称させる建築物で1985年には世界遺産にも登録されています。現在は博物館になっていますが、以前は教会、そしてモスクとして機能していました。

内部にある「聖母マリアの手形」と呼ばれる柱は、くぼみに指を入れた時に指が水で濡れれば視力回復や子宝などのご利益があるそうです。スルタン・アフメット・ジャーミィとトプカプ宮殿の間に位置しているので観光プランにも組み入れやすいですよ。

【詳細情報】
Ayasofya Müzesi(アヤソフィア博物館)
住所：Sultan Ahmet Mahallesi, Ayasofya Meydanı, 34122 Fatih/İstanbul
TEL：+90 212 522 17 50
アクセス：トラム「Sultanahmet」駅

【5】Galata KulesiとGalata Köprüsü(ガラタ塔とガラタ橋)/イスタンブール

ガラタ塔は66.9mある石造りの塔で展望台からはイスタンブールの街を見渡すことができます。特に、日の入り時刻には列ができるほどの人気があります。

ガラタ橋はイスタンブールの旧市街と新市街を結ぶ全長490mの橋です。旧市街と新市街はメトロやトラムでも移動できますが、ガラタ橋を散歩がてらに歩いて渡るのがおすすめです。

【詳細情報】
Galata KulesiとGalata Köprüsü(ガラタ塔とガラタ橋)
住所：ガラタ塔→Bereketzade Mahallesi, Galata Kulesi Sk., 34421 Beyoğlu/İstanbul
　　　ガラタ橋→Kemankeş Karamustafa Paşa Mahallesi, Galata Köprüsü, 34425 Beyoğlu
TEL：ガラタ塔→+90 212 293 57 07
アクセス：ガラタ塔はトラムT5号線「Tünel」駅下車すぐ。ガラタ橋はトラムT1号線「Eminönü」駅下車すぐ

【6】Basilica Cistern(地下宮殿)/イスタンブール

かつてイスタンブールの各地に水を供給していたと言われているこの地下宮殿は、現在では映画のロケ地としても多く活躍しています。

回廊を飾る金色のモザイク画や最奥にある巨大なメドゥーサの首は必見です。このメドゥーサの首は1984年の大改修の際に発見されたそうです。

【詳細情報】
Basilica Cistern(地下宮殿)
住所：Alemdar Mh., Yerebatan Cd. 1/3, 34410 Fatih/İstanbul
TEL：+90 212 522 12 59
アクセス：トラムT1線「Sultanahmed」駅から徒歩１分

【7】Kapalıçarşı(グランドバザール)/イスタンブール

活気溢れるグランドバザールは、中東のお店が集まる屋根付き市場です。21もの通路がある大きな敷地には、宝石屋や絨毯屋、アンティークショップが立ち並んでいます。

お土産選びにぴったりのスポットですし、単に中東の雰囲気を味わうだけでも楽しめるでしょう。日本語で話しかけられることもあるので、トルコ人との会話を楽しむのもいいですね。

【詳細情報】
Kapalıçarşı(グランドバザール)
住所：Beyazıt Mh., Kalpakçılar Cd. No:22, 34126 Fatih/İstanbul
TEL：+90 212 519 12 48
アクセス：トラムT1線「Beyazıt」駅から徒歩1分

【8】 Göreme Açık Hava Müzesi(ギョレメ野外博物館)/ネヴシェル

1985年に世界遺産にも登録されたギョレメ野外博物館にはたくさんの岩窟教会、聖堂、修道院などがあります。ギョレメにはかつて350～500もの教会があったそうで、現在は約30の教会が野外博物館として公開されています。

教会内には、色彩豊かなフレスコ画が飾られています。これらのフレスコ画はカッパドキア様式で、芸術性が高いものです。

【詳細情報】
Göreme Açık Hava Müzesi(ギョレメ野外博物館)
住所：Merkez, Müze Cd., 50180 Göreme Belediyesi/Nevşehir Merkez/Nevşehir
TEL：+90 384 271 21 67
アクセス：ギョレメバスターミナルから徒歩20分

【9】Goreme Milli Parki ve Kapadokyanin Kayalik Bolumleri(ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群)

トルコ観光を考えた時、一番に思いつくのが奇岩群の上にたくさんの気球が浮かんでいる景色ではないでしょうか。日本ではカッパドキアと呼ばれているこの観光スポットですが、カッパドキアとは地域の名前、正確なスポット名は「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」です。

おすすめなのが、朝一番の気球ツアーです。高い場所にあるホテルなら部屋から気球が空に浮かぶ姿を見ることはできますが、どうせなら気球に乗る方が感動します。

【詳細情報】
Goreme Milli Parki ve Kapadokyanin Kayalik Bolumleri(ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群)
住所：50180 Göreme Belediyesi/Nevşehir Merkez/Nevşehir
アクセス：「Kayseri(カイセリ)」空港からバスで1時間

【10】Efes(エフェス都市遺跡)/エフェソス

現存するギリシャ文明最大の遺跡であるエフェス都市遺跡は紀元前11世紀にイオニア人によって建設された都市国家の遺跡です。ローマ時代の都市遺跡としては、かなり保存状態がいいので当時の生活が明確に感じられます。

都市が丸ごと残っているため敷地は広大で、神殿や大劇場、体育館など様々な建築物が残っています。かつて一万冊以上の蔵書を持っていたと言われるセルシウス図書館、そして現在でもコンサート会場として利用されている大劇場は必見です。

【詳細情報】
Efes(エフェス都市遺跡)
住所：Acarlar Mahallesi, Efes Harabeleri, 35920 Selçuk/İzmir
アクセス：Selçuk(セルチュク)からタクシーで5分

【11】 Truva Atı Heykeli(トロイの木馬)/チャナッカレ

1998年に世界遺産に登録されたトロイ遺跡は、ホメーロスの長編叙事詩「イーリアス」の舞台となった場所で「トロイの木馬伝説」でも有名です。この伝説を信じたハインリッヒ・シュリーマンがトロイ遺跡を発掘しました。

トロイ遺跡の入口には、トロイの木馬を再現したものが置かれていて中に入ることができます。木馬の他にも、トロイにはローマ時代の小劇場オデオンなど見所がいくつかあるので巡ってみましょう。

【詳細情報】
Truva Atı Heykeli(トロイの木馬)/チャナッカレ
住所：Cevat Paşa Mahallesi, 17100 Merkez/Çanakkale Merkez/Çanakkale
アクセス：Canakkale(チャナッカレ)からミニバスで約30分

【12】Hierapolis(ヒエラポリス)/パムッカレ

ヒエラポリスは、かつてローマ帝国の温泉療養地として栄えていた都市ですが、地震により廃墟となりました。石灰棚の一番上に位置しており、広大な敷地に遺跡が点在しています。

遺跡の中で泳げるプールや円形に作られた劇場が見所です。また、温泉水が溜まっている石灰棚はトルコ有数の温泉地であるパムッカレ特有の絶景です。現在は、景観保護を理由に石灰棚で泳ぐことは禁止されています。

【詳細情報】
Hierapolis(ヒエラポリス)
住所：20280 Pamukkale/Denizli,
アクセス：パムッカレから石灰棚を上る

【13】Safranbolu(サフランボル)

サフランボルにはトルコの伝統的な家屋が多く残っており、街全体が世界遺産に登録されています。サフランボルという名前は、香料のサフランの集積地として繁栄したことが由来だそうです。

サフランボルでは手工芸や鍛冶が盛んで、お土産にぴったりのハンドメイド雑貨がたくさんあります。

【詳細情報】
Safranbolu(サフランボル)
アクセス：イスタンブールからは夜行バスで約6.5時間

【14】Olympus(オリンポス)

日本ではあまり知られていませんが、トルコの西側には美しいエーゲ海が広がっており、ヨーロッパや中近東の人たちに人気のリゾート地になっています。海岸線には数々のリゾート地が並んでいますが、今回おすすめするのがオリンポスです。

一説にはギリシア神話でおなじみのオリンポスの神々が住んでいたとも言われているオリンポスでは、木の上にあるツリーハウスに泊まることができます。また、岩の間から天然の炎が吹き出しているヤナルタシュ山も必見です。もちろんビーチもすぐそばにありますよ。

【詳細情報】
Olympus(オリンポス)
アクセス：Antalya(アンタルヤ)からバスを乗り継いで約2時間

【15】Bodrum(ボドルム)

エーゲ海でおすすめのリゾート地のもう一つがボドルムです。ターコイズブルーで透明度の高い海と白い建物が美しいです。カラフルな小石で彩られているボルドムビーチのすぐ裏ではショッピングが楽しめるジュムフリエット通りがあります。

また、ナイトスポットが充実しているのも特徴です。船上ナイトクラブのカタマランやヨーロッパ最大規模の野外クラブであるハリカルナスは若者に大人気です。

【詳細情報】
Bodrum(ボドルム)
アクセス：イスタンブルから国内線で1時間

おわりに

トルコには多くの文化遺産がありますが、実はヨーロッパでは美しいビーチがあるリゾート地としても有名です。しかし、残念なことに近年はテロ事件が勃発しているので注意が必要です。また、悪質な絨毯屋やツアーの勧誘、ぼったくり、スリやひったくりには注意が必要です。女性の方は、恋愛詐欺にも注意してください。