ストーンアイランド、ハリスツイードとのコラボ生地を使用したジャケット発売

ストーンアイランドはイタリアを代表するカジュアルファッションブランド。1982年にマッシモ・オスティ氏によって作られ、機能性と創造性を徹底して追求し続けています。
ダウンジャケット、ニットなどが有名ではありますが、コレクションごとにまったく違った製法、生地での作品を生み出しているため、決まった定番商品というものはありません。

特に新しい素材、生地を生み出すことにこだわっており、今までに生み出されてきた染色配合の数はなんと6万通り以上！
その中でも話題となったのは、1989年に開発された「アイスジャケット」です。厚手のジャケットでありながら、温度によって全く異なる色になるという今までの概念を覆すこのアイテムは、世界に衝撃を与えました。

そして今回オリジナルの生地を作ったハリスツイードは、ブランドの名前と勘違いされがちですが、ツイードの生地の種類の名前です。ヴァージンウールと呼ばれる品質の高いウールを使用し、スコットランドの島の中で染色、紡績したツイードのことで、厳しい基準をクリアしないとハリスツイード生地を名乗ることはできません。日本でも手袋などをはじめとしたファッション小物でとても有名です。

今回発売になったジャケットに使用された新しいツイード生地は、8種の異なるカラーに染色したウールをひとつの毛糸に紡ぎ、手作業で織り上げたオリジナルツイード。ツイードとは思えないほど多様で深みのある色合いとなっています。ツイードにこだわり続けたハリスツイードにしか実現できなかった生地と言えるでしょう。
また、このオリジナルツイードに合わせるために、ストーンアイランドは気温の変化によって色合いが変化する最新素材Polymorphic Iceを開発。取り外し可能なフードとポケット部分に使用し、ツイード生地を引き立たせています。

さらにこのジャケットには単独着用可能なインナー付き。最高品質のダウンフェザーをナイロン生地で包んでおり、単体着用でもしっかり冬の寒さから守ってくれます。

最先端の素材を使い、1着で様々な表情を見せてくれる魅力的なジャケットに仕上がっていますので、是非実物をチェックしてみてください。

フード、ポケット着用時。
温かみのあるツイード素材と、大きなポケットとフードが印象的なジャケットになっています。

気温が変わると、このようにフードポケット部分の色合いがツイード生地に似た色合いに変化します。

インナーのみ着用時。
単独着用でもしっかりと温かさは確保されています。