歯間ブラシの正しい選び方・使い方とおすすめ歯間ブラシ15選
歯磨きでは取り切れないプラーク(歯垢)をしっかり除去できるアイテムが歯間ブラシ。これから歯の健康を守り歯周病予防のために歯間ブラシの習慣をはじめましょう。市販されている歯間ブラシからおすすめの15製品を紹介します。あわせて正しい選び方と使い方も簡単に紹介します。
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歯間ブラシは虫歯と歯周病を予防するプラークコントロールの強い味方
歯の健康を維持し、歯周病を防ぐためにはプラークをしっかり除去することが大切です。毎食後に歯磨きをしている人は多くなりましたが、歯磨きだけでは歯と歯の間のプラークは60%程度しか除去できません。歯磨きの後で歯間ブラシを使えば95%までプラークを除去できます。しかし歯間ブラシも自分に適したものを選んで正しくつかわなければかえって歯や歯茎を傷つけてしまいます。ここでは歯間ブラシの選び方と使い方そして市販の歯間ブラシからおすすめの15製品を紹介します。
歯間ブラシの正しい選び方
歯間ブラシの材質としてラバータイプとワイヤータイプがあります。ラバータイプは多少斜めにストロークしても歯茎を痛めたり歯を傷つけることはないので、はじめて歯間ブラシをつかう人にはよいでしょう。正しい使い方が無理なくできるようになったらワイヤータイプに移行するのがおすすめです。ワイヤータイプは適切なサイズのものを選んで使うことが大切です。無理なくスムーズに挿入できるサイズのものを選びます。歯によって隙間が違うので必要ならサイズを使い分けるのもよいでしょう。特に部分入れ歯やインプラントがある場合には専用のブラシを使うことが必要です。前歯はストレートタイプが適していますが、奥歯はアングルタイプのほうがまっすぐにストロークできます。ストレートタイプとアングルタイプを使い分けるか、あるいはストレートタイプでもブラシを曲げて使うことができるものを選ぶとよいでしょう。
歯間ブラシの正しい使い方
歯間ブラシは、通常の歯磨きで歯と歯茎の隙間に残ったプラークを除去するために使用します。歯磨きは毎食後行うのがベストですが、歯間ブラシによる清掃は1日1回で十分でしょう。口腔ケアは就寝前が一番大切ですから、夜の歯磨きの後にじっくり歯間ブラシでプラークの清掃をするのがおすすめです。歯間ブラシは歯と歯の隙間にまっすぐ入れて、やさしく数回前後に動かします。歯間ブラシの持ち方は鉛筆と同じように持つのがよいでしょう。3本の指で軽く持ちます。力を入れすぎたり斜めにストロークしていると歯や歯茎を傷つけるので注意が必要です。歯間を清掃したあとはよくうがいをし、歯間ブラシは温水で洗って乾燥させます。ラバータイプの場合は弾力があるので、曲がるように使っても問題はありません。
スウェーデン生まれでサイズが豊富「テペ 歯間ブラシ」
予防歯科先進国スウェーデンの歯ブラシブランド「TePe」の歯間ブラシは0.4mmから1.5mmまで9つのサイズが揃っています。プラスチックコーティングされたメタルワイヤーを使用しているので歯や歯肉にやさしく、円柱形のブラシは歯間を拡げにくいので、舌側にも口蓋側にも使用できます。ハンドルの色がサイズを示しているのでわかりやすく、ブラシ保護用のキャップを後ろ側に差し込んでハンドルとして使用することができます。臼歯や口蓋側クリーニングに適したアングルタイプや外科手術後などに適したエクストラソフトタイプも用意されています。
「テペ 歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: TePe
タイプ: ストレート
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: オリジナル - 9サイズ(0.4mm〜1.5mm)
エクストラソフト - 6サイズ(0.45mm〜1.1mm)
スイス生まれのシステム歯間ブラシ「CPSプライムプラスハンディ」
スイスのオーラルケアブランド「CURAPROX」の歯間ブラシは、ブラシリフィルをハンドルに取り付けて使用します。ブラシの超微細毛はパラソルのように歯間の溝で拡がって効果的に清掃することができます。ワイヤーには独自のニッケルフリー高強度Curaサージカルワイヤーを使用し、ワイヤー芯の固定部を円錐形として高い耐久性を実現しています。全てのCPS歯間ブラシは共通のクリックシステムでどのホルダーにも取り付けることができます。コンパクトながら人間工学デザインのハンディホルダーのほか、ステンレス製のアングルホルダーや携帯用のポケットセットなどホルダーは8種類が用意されています。さらに最適な歯間ブラシのサイズを測定するIAPプライムも用意されています。
「CPSプライムプラスハンディ」の詳細情報
ブランド: CURAPROX
タイプ: ストレート、アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: プライム - 5サイズ(0.6mm〜1.1mm)
ペリオ - 4サイズ(1.3mm〜2.5mm)
ソフトインプラント - 5サイズ
ストロング&インプラント - 4サイズ
無償交換サービスで初心者にも安心「デンタルプロ 歯間ブラシ I字型」
「デンタルプロ 歯間ブラシ I字型」は、先端やわらか植毛によって挿入時の歯茎への負担を少なくする設計が特徴です。サイズ0からサイズ6までの7サイズが用意されているので、歯の状態に合わせて最適なものを選ぶことができます。サイズによってハンドルの色が変えてあるので使い分けも容易です。はじめて購入したときにサイズが合わなかった時には無償で交換するサービスは、歯間ブラシ初心者にとってはありがたい配慮です。持ち運びの際にブラシを保護するキャップが付属していて、またパッケージも保管や持ち運びに便利な形です。
「デンタルプロ 歯間ブラシ I字型」の詳細情報
ブランド: デンタルプロ
タイプ: ストレート
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 7サイズ(0.6mm〜1.9mm)
歯ブラシ感覚のロングハンドルでつかいやすい「ルシェロ歯間ブラシ」
歯ブラシのようなロングハンドルが持ちやすいと人気があるのが「ルシェロ歯間ブラシ」。歯ブラシ同様にハンドルには適度な柔軟性があるので耐久性があり、臼歯部分にも届きやすい設計です。アングルタイプですがヘッドの向きを変えることができるので、利き手や磨く方向に合わせて使いやすいアングルを選ぶことができます。ブラシヘッド交換式なのでロングハンドルながら持ち運びに便利で経済的です。弾力性のあるロングハンドルは歯間ブラシになれていない初心者には最適です。
「ルシェロ歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: ジーシー
タイプ: アングルタイプ
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 7サイズ(0.6mm〜2.4mm)
「ルシェロ歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: ジーシー
タイプ: アングルタイプ
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 7サイズ(0.6mm〜2.4mm)
「ルシェロ歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: ジーシー
タイプ: アングルタイプ
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 7サイズ(0.6mm〜2.4mm)
医療用具と同様の滅菌処理で清潔「ルミデント 歯間ブラシ」
「ルミデント 歯間ブラシ」はドイツの歯科材料、歯科医療用具メーカー「Heraeus Kulzer」の製品です。医療用具と同様の滅菌処理を行い、1本ずつ個包装を行っていますから衛生的で携帯するにも便利です。ワイヤーには超硬ステンレスを採用していて耐久性は抜群。それでいて根元の樹脂部分を自由な角度に曲げることができるフレキシブルネックです。ブラシ保護キャップを後ろ側につけてハンドルとして使うことができます。サイズは0.6mmから2.3mmまでの8サイズから選ぶことができます。
「ルミデント 歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: Heraeus Kulzer
タイプ: ストレート
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 8サイズ(0.6mm〜2.3mm)
シリコンラバーの付け替えタイプ「デントヘルス歯間ブラシ」
「デントヘルス歯間ブラシ」は、やわらかいシリコン素材のラバーを使った歯茎にやさしい歯間ブラシです。本格的なアングルタイプのハンドルで先細形状のブラシなので、奥歯の歯間にも容易に挿入できます。ブラシは先端がSS、中央がS、根元がMの3サイズをカバー。適度の弾力があるので折れにくく洗って繰り返し使えます。握りやすく十分な長さを持ったハンドルなので鏡で歯間を確認しやすく、ブラシが傷んだときには先端のブラシ部分だけを付け替えて使用します。
「デントヘルス歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: デントヘルス
タイプ: アングル
ブラシ: シリコン
サイズ: フリーサイズ(SS〜M)
デントヘルス歯間ブラシ。歯槽膿漏対策なら歯ぐきに直接届くデントヘルスをお試しください。デントヘルスで歯周病の進行に合わせた予防と対策を始めましょう。
テレビCMでもおなじみのラバータイプ「やわらか歯間ブラシ」
メタルワイヤーの歯間ブラシはワイヤーがあたって口腔内を傷つける心配がありますが、「やわらか歯間ブラシ」ならその心配はありません。ブラシ部分はエラストマー製で柔らかく、歯茎にやさしい構造です。歯茎に当てながら掃除することで歯茎のマッサージ効果も期待できます。エラストマーのブラシは先端部分と根元の部分のサイズが変えてあるので、歯間サイズに合わせて使用する部分をかえることで広い範囲で使用することができます。用意されているサイズは5サイズですが、1本で複数の歯間サイズに対応するので、SSSからLサイズまでカバーしています。柔らかく弾力性があるので奥歯に使うのも容易です。
「やわらか歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: 小林製薬
タイプ: ストレート
ブラシ: エラストマー
サイズ: 5サイズ(SSS〜Lをカバー)
三角毛ブラシ採用「GUM アドバンスケア 歯間ブラシL字型」
GUM独自の三角毛によって歯と歯の間のプラークを効率的に除去することができるのが「GUM アドバンスケア 歯間ブラシL字型」。一般的な円形毛に比べてGUMの三角毛はプラーク除去力が25%アップしています。歯周病になりやすい奥歯につかいやすいアングルタイプのハンドルは、少し長めで断面を六角形として握りやすく滑りにくくなっています。クロルヘキシジンによる抗菌加工を施した毛で使用後もブラシを衛生的に保ち、折れにくく曲がりにっくい高強度ワイヤーで耐久性に優れています。
「GUM アドバンスケア 歯間ブラシL字型」の詳細情報
ブランド: GUM
タイプ: アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 5サイズ(0.8mm〜1.8mm)
ロングハンドルが使いやすい「システマ 歯間用デンタルブラシ」
ライオンのオーラルケアブランド「システマ」の「歯間用デンタルブラシ」は、超高強度ワイヤーを採用し、ヘッドとの接続部分を先細のズルとして耐久性を高めています。歯周病の発症リスクの高い奥歯の歯間部にもスムーズに挿入できるアングルタイプのハンドルは、108mmのロングハンドルなので奥歯のケアもしっかりおこなうことができます。ハンドルのヘッド部分がコンパクトので、外側からも内側からも動かしやすい形状です。用意されているサイズは4種類。サイズでハンドルの色が変えてあるのでわかりやすく、キャップ付きなので清潔に持ち運びできます。
「システマ 歯間用デンタルブラシ」の詳細情報
ブランド: システマ
タイプ: アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 4サイズ(0.8mm〜1.5mm)
歯周病になりやすい奥歯の歯間もしっかりケアできる、歯間部への挿入がスムーズで耐久性に優れたL字型のシステマ歯間用ブラシをご紹介します。
超合金ワイヤー採用のブラシ交換式「DENT.EX 歯間ブラシ」
「DENT.EX 歯間ブラシ」は、手にフィットして持ちやすいロングフォルダータイプの歯間ブラシです。ブラシとフォルダーの角度は110度のアングルタイプ。ロングフォルダーとあいまって奥歯の歯間にも容易に挿入できます。ブラシ部分が簡単に交換できるので、普段の歯周病予防や治療後のメンテナンスなど状況に応じて最適なブラシを使用できます。ブラシのワイヤーには耐久性の高い超合金SAワイヤーを使用。折れにくく曲がりにくいので奥歯でも安心して使用できます。
「DENT.EX 歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: システマ
タイプ: アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 6サイズ
病院内の口腔ケアで豊富な実績「ニューテック歯間ブラシ」
歯科材料メーカー「BSAサクライ」の歯間ブラシが「ニューテック歯間ブラシ」です。ワイヤーにはドイツ製高強度ワイヤーを使用し、ブラシにはデュポン社製ナイロンを使用、ブラシの長さは13mmで持ちやすく自由なアングルで使用できるハンドル形状です。1本づつにキャップが付属しているので清潔です。I型(ストレート)、L型(アングル)ともに4サイズ用意されていて、病院内での口腔ケアに実績ある歯間ブラシです。L型はハンドルとブラシの取付角度を奥歯のプラーク除去に最適な110度としています。
「ニューテック歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: ビー・エス・エー サクライ
タイプ: ストレート、アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 4サイズ(0.7mm〜1.2mm)
前歯にも奥歯にも使いやすいハンドル形状「カーブ歯間ブラシ」
「カーブ歯間ブラシ」は小林製薬独自のハンドル形状の歯間ブラシで、ゆるやかなカーブを描くハンドルに特徴があります。口腔内の形状にフィットしたハンドル形状なので前歯でも奥歯でも使いやすくなっています。前歯に使うときはハンドルを短く持ち、奥歯に使用するときにはハンドルを長く持つことで、前歯でも奥歯でもまっすぐに挿入することができます。プラークをしっかりかき出す高密度植毛ブラシを採用し、ワイヤーの根元は折れにくくするサポート構造となっています。
「カーブ歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: 小林製薬
タイプ: 独自カーブ
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 3サイズ(0.7mm〜1.2mm)
スムーズなストローク動作「プロスペック歯間ブラシ アングル アクア」
ワイヤーを曲げる必要なく、どこの歯でもブラシを挿入しやすいハンドル設計の歯間ブラシです。ストレートタイプでは難しい臼歯の歯間清掃も楽におこなうことができます。挿入を楽にするため、ブラシの毛は先端が短く、根元が長くなっています。さらに最小サイズSSSのブラシには楕円形のワイヤーを採用していて、曲がりにくい設計です。ハンドルは90mmと十分な長さとし、歯肉をいためずスムーズなストローク動作が可能な歯間ブラシです。アングルタイプでありながら6サイズが用意されています。
「プロスペック 歯間ブラシ アングル アクア」の詳細情報
ブランド: ジーシー
タイプ: アングル
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 6サイズ(0.7mm〜2.0mm)
フリーサイズの抗菌ラバーブラシ「スマートイン歯間ブラシ」
「スマートイン歯間ブラシ」は、抗菌ラバーブラシを採用していて、歯間のプラークを除去しながら歯茎のマッサージをおこなうことができます。ブラシは先端が細く根元が太い円錐設計なので歯間の狭いところでも広いところでも使えるフリーサイズになっています。ワイヤータイプの歯間ブラシに換算するとSSサイズからMサイズに相当します。ブラシは抗菌処理されているので清潔で、弾力があるので前歯でも奥歯でも使用することができます。48本入りの徳用パッケージは携帯用のケースが付属しています。
「スマートイン歯間ブラシ」の詳細情報
ブランド: クリエイト
タイプ: ストレート
ブラシ: ラバー
サイズ: フリーサイズ(SS〜M)
人間工学に配慮したハンドル「クリアデント スーパークリーン」
オーラルケア専門メーカー「広栄社」の「クリアデント」ブランドの歯間ブラシが「スーパークリーン」です。人間工学的な見地から設計された歯間ブラシはハンドルの太さが3.4mm。3本指で使用するときの3本指の接点のサイズに合わせてあります。ハンドルの長さは55mmあるので、奥歯にも届き、つまようじ感覚で使うことができます。ブラシ部分の根元がフリーになっていて折れにくく、耐久性が高い設計となっています。サイズ1〜4の滅菌処理タイプは1本づつパック包装して滅菌処理してあり、サイズ5は6本、サイズ6,7は5本パックで滅菌処理してあります。
「クリアデント スーパークリーン」の詳細情報
ブランド: クリアデント
タイプ: ストレート
ブラシ: メタルワイヤー
サイズ: 7サイズ(0.8mm〜1.8mm)
歯間ブラシは歯間サイズにあったものを正しい使い方で
歯ブラシだけではどうしても残ってしまう歯の隙間のプラークをきれいにするには、歯間ブラシを使うのはとても有効です。しかし適切なブラシを選んで正しい使い方をしないと、歯茎や歯肉を傷つけてしまうことがあります。ラバータイプならワイヤーで歯茎を傷つけることもないので最初はラバータイプではじめるのが良いでしょう。しっかりきれいにするにはそれぞれの歯の状態にあわせてサイズを使い分けることが必要な場合もあります。健康な歯だけでなく治療している歯も状態を悪化させないためにも毎日歯間ブラシでしっかりケアをしましょう。
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この記事のライター
半導体関係のエンジニア経験が長く、現在は日本企業の海外展開あるいは海外企業の日本進出を支援するコンサルを行っています。またスキルを活かしてiPhoneアプリの開発および開発者を養成するトレーニングを行っています。ライティングは、ITリテラシー、ビジネススキル、トラベル、テクノロジー、プレミアム商品の記事が得意です。