【新世代ワゴンスタイルと魅惑のシューティングブレーク】おすすめインポートモデル10
かつて日本でも爆発的な人気を博したワゴンモデル。ステーションワゴンやシューティングブレークとも呼ばれるセダンベースの2ボックスワゴンです。多彩なアクティビティに対応するモデルはいかがでしょうか。
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人気が復活!魅力溢れるワゴンスタイル
かつて日本でもバブル期に絶大な人気を誇ったワゴンモデル。当時はステーションワゴンと呼ばれることが多く、セダンの居住性とワゴンのユーティリティーを併せ持ったスタイルが抜群の人気を呼びました。しかし、自動車文化の変遷が早い日本では、その後ミニバンやSUVに人気が移っていきます。
一方欧州では恒常的な人気があるワゴンモデル。ドイツをはじめ欧州各国の自動車メーカーは、常にワゴンモデルをラインナップしています。そんな中でも最近新たなスタイルのモデルが登場。ワゴンスタイルの復権ともいえる様相で、各メーカーがニューモデルをラインオフしています。
日本では一頃に比べて圧倒的にラインナップが減ってしまったワゴンモデル。どのブランドも2~3モデルを用意していたのに対して、現在では実用モデルが数種類のみです。しかし、セダンの共住性やラグジュアリーさと、ワゴンスタイルの使い勝手の良さから新たなブームになりつつあります。
ステーションワゴンやシューティングブレーク以外にも様々な呼称があり、ツーリング・アヴァント・ヴァリアント・エステートなど、多彩なネーミングがされています。
欧州で人気のワゴンスタイル、新世代のインポートモデルを10台ご紹介します。
BMW「5-series touring]
バイエルン発動機製造株式会社・通称BMWは、1916年に創業されたドイツ有数の自動車メーカー。後輪駆動と直列6気筒エンジンにこだわり、高品質な自動車を製造しています。国内ではBMW JAPANが「駆け抜ける喜び」をコーポレートスローガンに掲げており、高級車の中でも走る楽しさを追求したモデルが多くラインナップされているのです。
「5-series」はBMWのラインナップ中でアッパーグレードのモデル。セダン・ツーリング・グランツーリスモと3タイプのボディを用意しています。モデルラインにはスポーティーな「M Sport」とエレガントな「Luxury」を用意し、グレードは「535i touring Luxury」がおすすめ。伝統の直列6気筒エンジンを搭載した後輪駆動モデルで、アイデンティティであるキドニーグリルからリヤエンドまで美しいラインのボディが印象的です。
「Luxury」は各部にクロームパーツをあしらった上質な仕上がり。19incのマルチスポークホイールをセレクトすれば、エレガントさがより際立つでしょう。インテリアには美しいウッドパネル設えられており、上質なレザーでシートが仕立てられています。さらにリモート・コントロール・キーもクローム仕上げ、車から離れてもエレガントな気分が持続するでしょう。
ワゴンモデルとして十分なラゲッジスペースを確保。リヤシートも可倒式ですので、スキーやサイクリングなど多彩なアクティビティに対応します。さらにコンフォート・アクセスを備えており、ドアロックはもちろんエンジンの始動・停止も可能。リヤゲートもハンズフリーでオープンできます。
高品質なワゴンモデル「535i touring Luxury」いかがでしょう。
【スペック】
モデル:535i touring Luxury
ボディサイズ:全長4915×全幅1860×全高1490(mm)
エンジン:3.0L-L型6気筒 306PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:9,710,000円~(参考)
【ジュネーブモーターショー2017】BMW 5シリーズ 新型ツーリング
出典:response.jp
既にモデルチェンジが行われているセダンに続いて、ツーリングもジュネーブモーターショーでの公開が予定されている模様。国内への導入が待ち遠しい1台です。
Audi「A6 Avant」
1909年に創業者アウグスト・ホルヒによって設立されたAudi。アウグスト・ホルヒはメルセデスベンツの工場長を務めた後に自らの自動車会社を興します。他社に先駆けて独自のAWDシステムであるクワトロを開発、ラリー選手権では圧倒的な速さを見せました。現在ではフォルクスワーゲングループに属し、高品質な自動車をラインオフしています。
「 A6 Avant」は、Audiがラインナップする上級のワゴンモデル。おすすめするグレードは「 A6 Avant 2.0 TFSI quattro」で、上質なセダンとワゴンのユーティリティーを融合させたモデルです。ワイド&ローでソリッド感のあるボディスタイル。パワートレインは新開発のTFSIエンジンに2クラッチの7速Sトロニックを組み合わせ、クワトロシステムが様々な路面に対応します。
ゆったりと広がりのあるインテリアは、シックなウッドパネルが設えられており上質な印象。シートはコンフォートやスポーツなど3タイプを用意、厳選した素材を使って職人が仕立てています。大容量のラゲッジスペースを持ち、テールゲートはハンズフリーでオープンが可能。
Audiのジェントルなモデル「A6 Avant 2.0 TFSI quattro」です。
【スペック】
モデル: A6 Avant 2.0 TFSI quattro
ボディサイズ:全長4955×全幅1875×全高1495(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 252PS
トランスミッション:7速Sトロニック
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:7,180,000円~(参考)
Mercedes-Benz「CLS Shooting Brake」
世界中の高級車がベンチマークとするMercedes-Benz。その歴史が始まったのは1883年、世界最古の自動車メーカーの一つでもあり、乗用車をはじめバスやトラックなど幅広く取り扱っています。
Mercedes-Benzの4ドアクーペである「CLS」のワゴンタイプが「CLS Shooting Brake」。おすすめは「CLS 220d Shooting Brake」で、クーペスタイルを崩すことなく美しいアーチを描くルーフラインがポイントです。サイドからリヤフェンダーにつながるキャラクターラインが特徴。ダウンサイジングされたコンパクトな4気筒エンジンを搭載します。
インテリアはMercedes-Benzらしいラグジュアリーなテイスト。人間工学に基づいて設計されたシートやステアリングが、上質なドライビングプレジャーをもたらしてくれるでしょう。開口部の大きいテールゲートを持ち、ラゲッジスペースはオーク材を使用したウッドデッキ仕上げとなっています。
上質な移動空間である「CLS 220d Shooting Brake」です。
【スペック】
モデル:CLS 220d Shooting Brake
ボディサイズ:全長4955×全幅1880×全高1420(mm)
エンジン:2.2L-L型4気筒 177PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:後輪駆動
車両本体価格:8,070,000円~(参考)
Volkswagen「Passat Variant」
1937年創業のVolkswagenは、世界的にヒットしたビートル(TYPE1)で大躍進を遂げた自動車メーカー。スーパースポーツのランボルギーニや、ブガッティなどを傘下に持つ巨大自動車グループです。
Volkswagenの上級セダンである「Passat」、これをワゴンスタイルに仕立てたのが、「Passat Variant」です。おすすめは「Passat Variant 2.0TSI R-Line」で最上級グレード。この「R-Line」には専用のスポーティーな装備が与えられており、エクステリアはフロントからリヤまでエアロパーツを装備。19incのアルミホイールが足元を引き締めます。
インテリアはVolkswagenらしい質実かつ上質な仕上がりで、「R-Line」専用のナッパレザーシートやアルミパーツがあしらわれています。大容量のラゲッジスペースは多彩なアレンジができますので様々なアクティビティに対応。
上質な実用性を持つ「Passat Variant 2.0TSI R-Line」です。
【スペック】
モデル:Passat Variant 2.0TSI R-Line
ボディサイズ:全長4775×全幅1830×全高1500(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 220PS
トランスミッション:6速AT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:5,199,000円~(参考)
VLOVO「V90」
1927年にスウェーデンで創業したVLOVO。世界一安全な自動車と評されることもあるメーカーで、かつて日本でも実車を縦に積み上げたCMが放送され話題になりました。
VLOVOが満を持して復活させたフラッグシップモデルの「V90」。おすすめグレードは「V90 D5 AWD R-DESIGN」で、VLOVOで最新のトレンドであるR-DESIGNを採用しています。シームレスなディティールで、美しく伸びやかなスカンジナビアンデザインが特徴。コンパクトな4気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載し、北欧の厳しい自然環境に適応したAWDが様々な路面捉えます。
インテリアに目を移せばそこは上質な設えの空間。ゆったりとしたデザインで大画面のタッチスクリーンを備えており、淡い色合いが美しい木目がアクセントになっています。シンプルでありながら気品を感じさせるスタイル。
新世代のVOLVOが送る「V90 D5 AWD」、日本への導入が待ち遠しいモデルです。
【スペック】
モデル:V90 D5 AWD R-DESIGN
ボディサイズ:全長4936×全幅1890×全高1475(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 235PS
トランスミッション:8速AT
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:未定
ボルボ最新のステーションワゴン V90がデビュー
RENAULT「MEGANE ESTATE」
フランス・パリに本拠を置くRENAULT。1898年にルイ・ルノーとその兄弟によって設立され、現在ではヨーロッパでトップクラスの販売台数を誇るメーカーです。モータースポーツにも積極的に参戦。特にF1では最強のエンジンサプライヤーと呼ばれた時期もあり、最盛期には年間17戦中16勝を獲得。2016年からはルノー・スポールF1チームとして活動しています。
RENAULTのワゴンモデル「MEGANE ESTATE」、「MEGANE ESTATE GT220」がおすすめです。大きく設えられたロザンジュのエンブレムや、躍動感のあるフェンダーがフレンチの優雅なデザインを象徴します。スポーティーなドライブのために用意されるのは、パワフルでコンパクトな4気筒ターボエンジン。ここに上級スポーツモデル譲りの6速MTが組み合わされます。
インテリアは従来のフランス車のイメージを覆す上質な仕上がりで、「GT220」専用のカーボンパネルやレッドステッチがアクセント。コンパクトなボディでありながら必要十分なラゲッジスペースを確保しています。
パリのエスプリが漂う小粋な「MEGANE ESTATE GT220」です。
【スペック】
モデル:MEGANE ESTATE GT220
ボディサイズ:全長4565×全幅1810×全高1490(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 220PS
トランスミッション:6速MT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:3,279,000円~(参考)
PEUGEOT「508 SW」
世界最古の自動車メーカーの1つとして知られるPEUGEOT。その歴史は古く、1810年頃には歯車やペッパーミルの製造を始めています。1970年代に同じくフランスのシトロエンを吸収して、PSA・プジョーシトロエンとして再スタート。ルノーグループと双璧を成す大手自動車メーカーです。
PEUGEOTのフラッグシップである「508」から、ご紹介するのは「508 SW GT」。ブルーライオンが輝くフロントグリルから、緩やかなアーチを描くウェストライン。ソリッド感のあるテールエンドまでPEUGEOTらしさが際立つスタイリングの1台です。エンジンはコンパクトな4気筒、6速のATを介して前輪を駆動します。
インテリアはシンプルクリーン。ダッシュボード中央にはタッチスクリーンを備え、クロノグラフからインスピレーションされたメーターが品よく設えられています。ホールド性がよく厚みのあるシートや、多彩なアレンジが可能なラゲッジスペースなどを装備。
エレガント&ハイパフォーマンス「508 SW GT」です。
【スペック】
モデル:508 SW GT
ボディサイズ:全長4830×全幅1855×全高1455(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 180PS
トランスミッション:6速AT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:4,640,000円~(参考)
DS AUTOMOBILES「DS 5」
ヘリカルギヤをイメージしたドゥブル・シュヴロンのエンブレムが象徴するCITROËN。常に先進の技術を投入することで知られる自動車メーカーです。他社に先駆けて前輪駆動や、窒素ガスを使ったハイドロニューマチックサスペンションなどを開発。大ヒットしたモデル「2CV」など、多くのヒットモデルを造り出しました。
初代がリリースされた時は「地上に舞い降りた宇宙船」と評されるほど、革新的なデザインが特徴だった「CITROËN DS」。現在ではDS AUTOMOBILESとして独立ブランドとなっており、3モデルをラインナップします。おすすめは「DS 5 Chic Leather Package」、インテリアに使われるのは厳選された最上級のレザーにセミアニリン加工を施した逸品。独特のパターンを持つシートは上質な風合いを実現しています。
比類ないデザインのインテリアは航空機のコックピットがモチーフ。魅惑のドライビングが待っています。エクステリアもまさに独創的の一言。ヘッドライトからAピラーまでクロームのラインが入り、チャレンジングでありながら一切の破綻を見せない秀逸なデザインです。
美しい宝石のような「DS 5 Chic Leather Package」一目で貴方を魅了するでしょう。
【スペック】
モデル:DS 5 Chic Leather Package
ボディサイズ:全長4535×全幅1870×全高1510(mm)
エンジン:1.6L-L4気筒 165PS
トランスミッション:6速AT
駆動方式:前輪駆動
車両本体価格:4,720,000円~(参考)
MINI「CLUBMAN」
出典:www.mini.jp
フォルクスワーゲンのビートルやシトロエンの2CVと並び、世界的に大ヒットした自動車であるMINI。オリジナルMINIは1959年にイギリスのブリティッシュ・モーター・コーポレーションからラインオフされました。横置きエンジンで前輪駆動という当時としては革命的なレイアウトを実現。デビューから40年以上にわたって生産され、多くの派生モデルを生み出しました。
2001年からBMWブランドで新たなモデルのリリースを始めたMINI。ご紹介するモデルは「JOHN COOPER WORKS CLUBMAN」で、強力なエンジンを備える最上級モデルです。ボディはMINIの4ドアモデルをベースに観音開きのテールゲートを装備。オリジナルMINIのデザインをオマージュしたボディは、大きくなってもMINIです。
オリジナルMINIではダッシュボードのセンターにセットされた大径メーター。その代わりにナビゲーションとMINI Connectedを装備しています。リヤゲートは狭い場所でも使いやすい観音開きで、広いラゲッジは多彩なアレンジが可能です。スポーツやレジャーなど様々なアクティビティに対応します。
新世代MINI「JOHN COOPER WORKS CLUBMAN」です。
【スペック】
モデル:JOHN COOPER WORKS CLUBMAN
ボディサイズ:全長4270×全幅1800×全高1470(mm)
エンジン:2.0L-L型4気筒 231PS
トランスミッション:AT
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:5,000,000円~(参考)
Ferrari「GTC 4 Lusso」
かつてアルファロメオでレーシングドライバーを務めていたのが、Ferrariの創業者であるエンツォ・フェラーリ。1947年にFerrariを創業して初めてのレーシングカー「125S」を発表しました。以来世界中のモーターファンを魅了するスーパースポーツカーを造り続けています。
2011年にラインオフされた「Ferrari FF」は、Ferrariで初のAWDを採用したモデル。もちろんシューティングブレークというボディスタイルもFerrariにとっては初めてです。その後継モデルが「GTC 4 Lusso」で、2017年に「最も美しいスーパーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。そして新たにV8エンジンを搭載した「GTC 4 Lusso T」がラインナップに加わりました。
搭載されるエンジンは610PSを発揮、この圧倒的なパワーをAWD&AWSシステムが余すところなく路面に伝えます。最高速は320kmに達し、0-100kmを僅か3.5秒で加速、強烈なパフォーマンスを備えたシューティングブレークです。インテリアには太いセンタートンネルが貫き、乗車する4人全員がドライビングプレジャーを味わえる設計。Ferrariとして初めての広いラゲッジスペースを備えます。
美しく官能的なサウンドを奏でるエキゾースト、最も美しいと評されるスタイリング。他に類を見ない珠玉のシューティングブレークが「GTC 4 Lusso T」です。
【スペック】
モデル:GTC 4 Lusso T
ボディサイズ:全長4922×全幅1980×全高1383(mm)
エンジン:3.9L-V型8気筒 610PS
トランスミッション:7速 F1 デュアルクラッチ・トランスミッション
駆動方式:四輪駆動
車両本体価格:未定
多彩なアクティビティを楽しむために選ぶワゴンスタイル
ゴルフやスキーなど荷物の多いスポーツ、釣りやサイクリングなど多彩なアクティビティを楽しむためにワゴンという選択肢があります。ワゴンなら貴方のライフスタイルにもっと喜びを増やしてくれるでしょう。
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信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。