伊豆のおすすめ日帰り温泉厳選15選

4つのエリアを持つ伊豆

静岡県東部、駿河湾と相模灘を隔ている伊豆半島は、大きく4つのエリアに分かれています。各エリアの特徴と有名温泉は下記の通り。

●東伊豆……東京からの玄関口。ホテルや旅館が立ち並ぶ熱海港や、全国有数の湯量豊富な伊東温泉など、温泉観光が盛んなエリア。代表する温泉は、熱海温泉、伊豆山温泉、網代温泉、伊東温泉、伊豆高原、熱川温泉、稲取温泉、河津温泉郷、北川温泉など。

●南伊豆……半島の先端に位置する南部は、南国リゾートと歴史情緒が混在したエリア。代表する温泉は、下田・白浜温泉、下田温泉、蓮台寺温泉、下田・相玉温泉、下賀茂温泉、弓ヶ浜温泉など。

●西伊豆……半島の付け根に位置する西部は、富士山が望める絶景と新鮮な魚介が楽しめるエリア。代表する温泉は、堂ヶ島温泉郷、土肥温泉、戸田温泉など。

●中伊豆……半島の上側に位置する内陸部・高原地帯は、天城山麓の山葵栽培が有名なエリア。代表する温泉は、修善寺温泉、伊豆長岡温泉、天城湯ヶ島温泉など。

これらを踏まえて、伊豆で楽しめる日帰り温泉施設を紹介していきます。

混浴ができる施設

伊東温泉 陽気館（伊東）

伊東駅より徒歩12分、創業105年の老舗旅館で入浴できる日帰り温泉は、ちょっとユニーク。傾斜45度、距離30メートルの館内の登山電車（ケーブルカー）に乗って、露天風呂へ向かいます。旅館自体も忍者屋敷のような複雑怪奇な構造で、宿泊者の度肝を抜いています。

日帰り温泉を利用する場合は、予約の必要はありません。しかし、掃除などで入浴できないこともあるので、一報入れてから旅館に向かうと確実です。また、タオルは入浴料に含まれていないので、持参しましょう。

●温泉

露天風呂の浴槽は1ヶ所しかないため、宿泊者には女性専用の入浴時間が設けてあります。立ち寄り湯の場合は、混浴となります。バスタオルや水着の着用は、所轄保健所からの指導により禁じられているので、男旅の場合は何の問題もありませんが、彼女や奥さんとの旅行にはややハードルが高いかもしれません。

また、塩分が強く含むの温泉のため、シャンプーや石鹸が使えません。体を洗うことは諦め、自家源泉100％掛け流しの贅沢な湯と、初島や房総半島の眺めを楽しみましょう。ちょっと深めの浴槽と塩化物泉の泉質のおかげて、体の芯から温まります。

●お休み処

湯上り後は、お休み処で無料のお茶や冷水をいただきながら、体を休めることができます。自動販売機も設置され、ソフトドリンクやコーヒーも飲めます。

帰りがけに、1階ロビー奥の日本庭園にある滝も見ておきましょう。この滝は、高台の露天風呂から流れ出た温泉滝（写真）で、早々お目にかかれない代物です。

住所：静岡県伊東市末広町2−24
営業時間：11:00～15:00
定休日：定期清掃及びお湯入替え時
料金：大人1000円、小人500円
泉質：単純温泉・単純泉、塩化物泉

横浜藤よし伊豆店（伊東）

伊東温泉にある「横浜藤よし伊豆店」は、雑誌やテレビなどメディアに多く紹介されている、お料理とお風呂が楽しめる割烹旅館です。広い敷地は、日本庭園のなかに立派な日本家屋とお風呂が点在し、和を重んじたつくりとなっています。

当館のお風呂は、3つの混浴露天風呂と4つの貸切露天風呂、混浴内湯、女性専用内湯、男性専用内湯の8つがあり、敷地内をぐるっと一周する形で点在しています。1つの貸切風呂を除いてすべて無料で利用ができるので、湯めぐりが大いに楽しめます。　

●混浴

藤よしのお風呂は、内湯で体や髪を洗ってから、露天風呂を利用します。露天は混浴しかありませんが、湯浴み着やタオルを巻いての入浴が許されているので、女性でも利用しやすいでしょう。素敵な景色を同じ湯船で眺めれば、長年連れ添った夫婦やカップルでも自ずと会話が弾みますよ。

すべてのお風呂は、泉質の良さに定評がある自家源泉を掛け流しで提供。相模湾が一望できる絶景露天風呂「相模の湯」はぬるめの湯なので、温泉と眺望が長く楽しめます。

●お食事

お風呂同様、お食事も好評です。おそれもそのはず、当割烹旅館は、1968年創業の横浜にある高級割烹「藤よし」が経営する、温泉宿なのですから。横浜のお店は、法事やお祝い事など特別な時に訪れる位置づけで、美味しさはお墨付きです。日帰り入浴にも食事プランがあるので、ふたりの記念日や家族のお祝い事、または法事などで親戚が集まったときなどに利用すると、ゆったりと過ごせるのでいいでしょう。

住所：静岡県伊東市富戸1305-8
営業時間：11時～19時
定休日：臨時休業あり（要問合せ）。事前にわかる場合はHPにて告知。年末年始（12月31日、1月1日・2日・3日）は日帰り入浴休み
料金：日帰り入浴のみ（3時間）大人1,500円、小人750円、入湯税150円
泉質：カルシウム・ナトリウム一硫酸塩温泉（低張性・弱アルカリ性・高温泉）

赤井浜露天風呂（西伊豆）

西伊豆・松崎町にある赤井浜露天風呂は、雲見温泉露天風呂とも呼ばれ、地元の方々が維持管理する共同風呂です。赤井浜の近くにありますが、入り口がわかりづらく、なかなかたどり着けないため、秘湯といわれています。切り立った崖と海に囲まれた野趣あふれる露天風呂は、夕暮れ時の景色が特に素晴らしいと、温泉マニアの人気スポットです。夏場だけのワイルドな湯を探しに、西伊豆に出かけてみませんか?

●混浴露天風呂

雲見港を見下ろす傾斜地につくられた、岩で囲った小さな混浴の露天風呂。湯船に浸かれば、潮風や潮騒を受けながら雄大な海と遠くに浮かぶ島々が眺望できます。

こちらの混浴は水着で入れるので、女性も安心して楽しめます。露天風呂の近くにはコンクリートの脱衣所がありますが、ドアも窓ガラスも入っていないワイルドなつくりなので、女性は服の下に水着を着込んで出向くといいですよ。また、温泉までの道のりは険しく足場も悪いため、滑りにくい靴や水陸両用シューズがおすすめです。

温泉は源泉掛け流しで、湯温は低め。そのため夏場でも長く浸かれます。入浴期間を過ぎると、水風呂のように感じ、入浴できません。

住所：静岡県賀茂郡松崎町雲見赤井浜
営業時間：日中のみ利用可
定休日：6月中旬から9月中旬まで入浴可、期間中無休
料金：無料
泉質：カルシウム・ナトリウム－塩化物泉（高張性中性高温泉）

貸切風呂が利用できる施設

湯宿一番地

熱海駅より徒歩3分、2本の自家源泉が6つの温泉で楽しめる旅館は、平成25年に屋号を改め、湯の宿としてリニューアルしました。

源泉かけ流しの生まれたての温泉は、男女が時間で入れ替わる大浴場と露天風呂、貸切風呂があり、日帰り入浴でも利用することができます。貸切風呂は予約が必要ですが、雰囲気がいい露天風呂とお部屋もつくので、カップルや夫婦でゆっくりしたいときにおすすめです。

●貸切風呂

宿泊者からも日帰り入浴利用者からも人気が高い貸切風呂は、「貫一の湯」（写真）と「お宮の湯」から選べます。どちらの湯の間も、2人がゆったり入れる湯船と洗い場がある露天風呂と、休憩ができる小さなリビングがついています。入浴後は、冷えたドリンクをいただきながら、ソファで一息。

ちなみにお風呂は、大浴場同様、2本の源泉から引かれた生まれたての温泉を、そのままかけ流しで使用。熱海温泉特有の、塩分多めの湯冷めがしにくいお湯です。

●日帰り夕食プラン

デートをもう少し楽しみたいカップルや、家に着いてから夕食やお風呂の準備をするのは大変という夫婦には、お風呂と夕食がセットになった日帰り夕食プランはいかがでしょうか。

14時30分にチェックインし、レストランで湯宿一番地の名物料理をいただいたのち、大浴場や貸切風呂（事前に要予約）を楽しみ、チェックアウトの21時までお部屋でまったり。翌日仕事があるときなどは、このプランを利用すると、帰宅後は寝るだけなので非常に楽です。

住所：静岡県熱海市春日町1-2
営業時間：大浴場13：00から18：00まで（最終受付17：30）、貸切風呂14：00～、15：00～、16：00～
定休日：なし
料金：大浴場1,400円（タオル付）/貸切風呂50分間3,500円（ミネラルウォーター、タオル付)※別途入浴料1,200円
泉質：ナトリウム・カルシウム塩化物温泉 （低張性・弱アルカリ性・高温泉）

熱海温泉 湯之宿 おお川（熱海）

来宮駅より徒歩2分、客室7名の小さな和風宿。こちらで楽しめる日帰り入浴は、内湯と露天の貸切風呂です。おすすめは、幻想的な雰囲気の中でくつろげる貸切風呂。宿泊施設で利用できる日帰り貸切風呂が少ないなか、当館の浴槽に演出が加えられた貸切風呂はとても貴重な存在といえましょう。日帰りでの貸切風呂を利用する際は、宿へ問い合わせをする必要がありますが、それだけの価値があるお風呂です。

●内湯

総檜風呂の内湯には、直径2m余りの巨木檜・古代檜を使用。古代檜は、台湾の深山幽谷の地に自生する神木であり、樹齢は千年ないし三千年を数える非常に貴重な逸材、珍材です。しかも非常に耐久性があり、浴槽に使用しても20～30年は黒ずむことがありません。薬用成分ヒノキチオールを多量に含むことから、成人病や神経、皮膚病などの疾患に特効があるといわれています。木の香に包まれながら、体の芯から温まる源泉100％流しの湯に浸れば、疲れた体もスッキリ。

●貸切風呂

日帰りでも利用ができる、竹林に囲まれた貸切露天風呂。風情がある浴場は、夜と共にライトアップがされ、竹林の陰影と揺らめく湯が幻想的な世界へと誘います。初川のせせらぎに耳を傾けながら、源泉かけ流しの温泉をゆるりと堪能。

住所：静岡県熱海市水口町11-32
営業時間：15：00～24：00
定休日：要問合せ
料金：内湯(男・女)1人1,200円、貸切露天風呂（45分間利用）1人1,500円
泉質：塩化物温泉

あじろ磯舟ホテル（網代温泉）

網代温泉にある「磯舟ホテル」は、日帰り温泉と食堂、ホテルを併設し、それぞれ単体で利用することができる利便性の高い施設です。日帰り温泉のお湯は、伊豆および熱海でもなかなかお目にかかれない、七色に変化する珍しいものです。国道135号沿いにあり、「あじろ食堂」の大きな看板が立っているので、ドライブがてら立ち寄って、七色湯と海の幸で休憩してはいかがでしょうか。

●日帰り貸切温泉

磯舟ホテルの七色に変化する湯が変化する自家源泉「弘法の湯」が、6つの貸切展望露天風呂で楽しめる贅沢な日帰り入浴です。

6つの貸切風呂は、2名用が4室、4～5名用が2室があり、檜風呂（写真）や肌触りの良い伊豆石、ぬくもりを感じる陶磁器など1室ごとに趣きが異なった浴槽となっています。窓から見えるオージャンビューと時間経過とともに変化するお湯を、プライベート空間で心行くまで堪能できます。

入浴時間は50分。あつ湯なので、50分でも十分に楽しめます。家庭用入浴剤の約130袋分に相当する温泉成分を含んだ温泉は、塩分濃度も高いため、からだの疲れやコリをほぐし、湯上り後の肌をつるつるにしてくれます。湯冷めもしにくいので、立ち寄り湯に向いたお湯です。

●スタンプカード

日帰り貸切風呂には、お得なスタンプカードがあります。利用ごとに1個スタンプを捺印され、スタンプ5個で2名用の貸切露天風呂が1回無料、 スタンプ10個で4～5名用の貸切露天風呂が1回無料で利用できます。有効期限がないので、伊豆に訪れる機会が多い方は1枚作っておくといいですよ。

住所：静岡県熱海市網代627-506
営業時間：10：00～17：00
定休日：不明
料金：2名様向け1室2,500円、4～5名様向け1室3,500円、食事付プラン1人7,500円、食事なしプラン1人4,000円
泉質：不明（美人の湯）

赤沢日帰り温泉館（伊東）

広大な赤沢温泉郷の敷地内にある、日帰り温泉館です。赤沢温泉郷は化粧品で有名なDHCが運営する施設で、「赤沢日帰り温泉館」以外にも、リゾートホテル「赤沢温泉ホテル」、レジャーや食事、スパなどが楽しめる「赤沢の里」が備わっています。

温泉館では、空と海と湯船が一体になった大迫力のパノラマビューが望める大露天風呂や、格安で利用できる貸切風呂などがあります。大浴場でも貸切でも、アメニティが自社のDHC製品で揃えられている物珍しさと、使い放題という嬉しさがあります。

●貸切風呂

貸切風呂は、日本の伝統色（水がき、銀鼠、亜麻、萌黄）をテーマとした4つの「露天風呂付き個室」があり、趣の違った岩、陶器、檜、樽の浴槽で景色と温泉が楽しめるようになっています。景色は大浴場と比べると、迫力には欠けますが、その分、ゆったりと気ままに温泉に浸かれ、お部屋ではテレビやお布団、クローゼットも完備されているので、ホテルの一室のように寛ぐことができます。

予約が必要ですが、1室1時間2,700円と格安なので、カップルやファミリーはもちろんのこと、ひとりで満喫してもいいでしょう。

●DHC直営店

DHCの施設だけあって、自社製品のアメニティが充実。もしDHC商品に興味をもたれたら、帰りがけに「赤沢の里」にある直営店に寄りましょう。店内では、化粧品やサプリメント、食品、インナー、アパレルなどさまざまなDHC商品がセール価格で販売されているので、お得にお買い物ができます。

住所：静岡県伊東市赤沢浮山170-2
営業時間：平日10：00～22：00（最終入館21：00）、土曜・休日・繁忙期 9：00～22：00（最終入館21：00）
定休日：1月と6月に休館日あり
料金：平日 中学生以上1,550円、4歳～小学生850円、土曜・休日・繁忙期 中学生以上1,900円、4歳～小学生：1000円
泉質：カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉

文化財の施設

東海館（伊東）

伊東温泉を流れる松川河畔にある東海館（旧木造温泉旅館東海館）は、伊東市の文化財に指定された木造三階建ての温泉旅館です。平成9年に閉館し、伊東市に寄贈後の平成13年からは市を代表する観光施設として親しまれています。

大正末期から昭和初期の温泉情緒を今に残す建物は、材木店を営んでいた当時の創業者により集められた国内外の高級木材が多用されています。また、昭和初期の増築時には、各階ごとに棟梁を就かせたため、廊下の飾り窓や階段の手すり柱などに各職人の匠の技と意匠を見ることができます。

そんな歴史ある建物で楽しめる日帰り湯は、伝統的な日本の建築様式があしらわれた大浴場。土・日・祝日のみの入浴となりますが、お風呂好きなら文化財の入浴体験はしておくべきでしょう。

●大浴場

大浴場は大小の浴場があり、時間による男女入れ替え制となっています。大浴場は床から壁まで全面にタイルが張られ、湯口には地元出身の彫師・森田東光作による石の彫刻が配されています。大きい大浴場の湯口は重厚感ある黒錆色の唐獅子、小さい大浴場の湯口はとぼけたタコになっています。大小の浴場どちらの湯船も広くはありませんが、入浴する人も少ないため、源泉かけ流しの温泉がプライベート感覚で楽しめます。

●建物探訪

湯上後は、せっかくですから館内を巡ってみましょう。休憩所や観光案内コーナー、展示コーナーをまわりながら、各階の異なった建築美や雰囲気、玄関先の豪快で力強い彫刻、書院障子の組木、照明器具などじっくり鑑賞していくと、思いのほか時間がかかります。

住所：静岡県伊東市東松原町12-10
営業時間：11：00～19：00 大浴場入浴時間（小浴場と交替）男11:00～12：45、女13：00～14：45/男15：00～16：45、女17：00～19：00※入浴時間の変更あり。
営業日：毎週土日、祝祭日
料金：入館料 大人500円、小人300円
泉質：アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉) 源泉温度

新井旅館（修善寺）

修善寺温泉の中心街にある老舗旅館は、客室棟や大浴場など15件の建物が国の登録有形文化財になっている、とても貴重な旅館です。創業明治5年以来、名だたる文化人たちが訪れた旅館の湯は、「この湯は人の気を養う為に湧く温泉」として親しまれています。旅館では、これまでに訪れた文人墨客の滞在エピソードを交えながら文化財の建物を案内する「登録文化財ガイドツアー」や文化イベントを開催するなど、地域の文化振興にも力を注いでいます。

●天平大浴堂

登録文化財に認定された浴場「天平大浴堂」は、昭和9年に建築。総檜造りの浴場は、台湾から運んだ強度がある檜の芯去り材が使われ、浴槽の縁には伊豆石を刻み、人夫20人で1日15センチしか動かせない巨大な柱石を据えた、荘厳なつくり。 様式、材質、技術すべてにおいて優れた名建築を鑑賞しながら、源泉かけ流しの名湯に浸れます。

●日帰り温泉

日帰り温泉は、入浴と食事がセットになった、昼と夜の日帰りプランで利用できます。

大浴場は、登録文化財「天平大浴堂」と「あやめの湯」（写真）があり、男女時間交代制となっています。登録文化財のお風呂を楽しむなら男性の場合、13：00～15：00の時間帯、もしくは夜の日帰りプランにするといいでしょう。

食事は、全国で180人しかいない「日本料理研究会」の師範による懐石コースがいただけます。中伊豆名産の生わさびと、米炊き専門の料理人が炊き上げた修善寺産こしひかりの白米と共に、盛り付けも美しい味わい豊かな品々をいただきましょう。

住所：静岡県伊豆市修善寺970
営業時間：昼の会食プラン・ミニ会席（個室＆入浴）11：30～15：00、夜の会食・稀少トロ金目鯛（（個室＆入浴）16：00～20：30など。
定休日：不定休
料金：1室2名5,600円～※別途入湯税として大人150円
泉質：アルカリ性単純泉ph8.5

パノラマビューが望める施設

ホテルミクラス（熱海）

熱海駅より徒歩12分、スタイリッシュな温泉リゾートホテルで利用できる日帰り温泉は、相模湾が一望できるオーシャンビューの大浴場の露天風呂。大迫力の絶景を光り輝く青い海、もしくは橙に染まるサンセットと共に最大5時間、心行くまで温泉を満喫。お料理と入浴がセットになった「ランチ付き日帰り入浴」のプランを利用すれば、よりリゾート感に浸れますよ。

●大浴場

女性大浴場は8階、男性大浴場は13階、ともに開放感あふれる空間です。特に地上40メートルの男性露天風呂は、初島や伊豆大島が見渡せる圧巻のオーシャンビューが広がります。熱海名物の花火大会も露天風呂から観賞できるので、興味ある方は宿泊を検討されてはいかがでしょうか。

●ミクラスカフェ

海が一望できるカフェで、入浴前のランチはいかが？　予約不要の「ランチ付き日帰り温泉」は、当日フロントに申し出るだけなので、おなかの空き具合やスケジュールを見て検討するといいでしょう。

新鮮な地元の食材と手作りにこだわったランチセットメニューや人気のオムライス、パスタ、海老ピラフなどのアラカルトが、お楽しみいただけます。また、プラン料金には含まれていませんが、入浴後にスイーツやアルコールで優雅なひとときをすごしても素敵です。

住所：静岡県熱海市東海岸町3−19
営業時間：14：00～19：00（受付最終時間　18:00）※最大利用5時間
定休日：ホテル休館日
料金：大人2500円、小人1000円※バスタオル・フェイスタオル付/ランチ付き日帰り温泉3500円
泉質：ナトリウム・カルシウム、塩化物温泉（低張性・弱アルカリ性・高温泉）

伊豆長岡温泉 ニュー八景園（伊豆長岡）

伊豆長岡温泉郷の中でも一際高台にある旅館の日帰り湯の最大の魅力は、地上6階から見下ろす伊豆長岡の街並みと、富士の雄姿が拝める天空風呂です。ホテル万葉グループが経営しているため、旅館の日帰り入浴でありながらスーパー銭湯並みの施設が揃っているのも魅力です。

伊豆の入り口、伊豆長岡温泉にあるニュー八景園は、伊豆を巡る主要の国道や修善寺まで続く伊豆箱根鉄道の駅へも近いので、伊豆観光のスタートもしくは終わりに利用してはいかがでしょうか。

●展望露天風呂

当館の露天風呂は屋上にあり、全長15メートルの大スケールで富士山と街並みが一望できる天空風呂です。屋上には、全長15メートルの浴場を生かした横一列で絶景が眺望できる広々とした岩風呂、小さめの円形風呂、水風呂、ハーブミストとハーブドライの2つのサウナがあり、伊豆長岡の湯と共に朝富士や夕富士、満天の夜空が楽しめます。

温泉は、無味無臭の癖がない泉質で、美肌効果もあり。絶景を楽しむにはちょうどよい塩梅のぬる湯の岩風呂でじっくり浸かり、肌寒く感じたらドライサウナへ、日差しが強くなったら屋根がある円形風呂へ、のぼせてきたら水風呂へと、すべて天空温泉内に揃っているので、長い時間、景色と温泉が堪能できます。

●充実した施設

ホテルの日帰り入浴は温泉を主とし、利用できる施設は少ないのが常ですが、当館はスーパー銭湯並みの施設が揃っています。食事と休憩ができる憩い処やゆったりめのリクライニングチェアを完備したリラックスルーム、家族や仲間とくつろげる有料貸切部屋、体をほぐせるウェルネス施設など、すべて無料で利用ができます。観光後に立ち寄って、温泉と整体でからだをほぐして仮眠をとれば、足取りも軽やかに家路につけます。

住所：静岡県伊豆の国市長岡211
営業時間：11：00～26:00、5:00～9:00
定休日：なし
料金：大人（中学生以上）1,500円、小人（4才～小学生）800円、幼児（3才以下）無料/土日祝日 大人（中学生以上）2,000円、小人（4才～小学生）800円、幼児（3才以下）無料※入浴・館内着・バスタオル・手ぬぐい・館内利用料含む、幼児用入浴セット（館内着・バスタオル・手ぬぐい）は550円/夜間料金17：00-25：00（大人のみ）平日1,000円、土日祝日1,500円/早朝料金5：00-8：00（大人のみ）1,000円※浴衣なし
泉質：アルカリ性単純温泉

稲取東海ホテル 湯苑（稲取）

宿泊施設や飲食店が並ぶ稲取温泉街の一角にあるホテルで利用できる、日帰り湯。伊豆半島から突き出た岬部からのパノラマオーシャンビューは、当館自慢の絶景ポイントです。

●大浴場

●大浴場

当館の温浴施設は「洋々湯苑」と「遊々湯苑」があり、男女湯が時間で入れ替わります。日帰りで利用する場合は、男湯が「洋々湯苑」、女湯が「遊々湯苑」となります。美と健康を追求した16種類のお風呂は、内湯からも絶景が望める「展望大浴場＆バイブラジャグジー」や稲取の奇祭・どんくつ祭りに因んだ「どんつく満天洞窟風呂」、景色とエクササイズが楽しめる「湯巡り大浴場」など、実にユニークでバラエティ豊か。

●露天風呂

「洋々湯苑」、「遊々湯苑」共に露天風呂に浸かりながら、相模湾・伊豆七島が眺望できます。塩化物泉の源泉かけ流しの湯と絶景を心行くまで堪能すれば、ポカポカとよく温まり、ほどよく疲れが取れますよ。

住所：静岡県賀茂郡東伊豆町稲取１５９９−１
営業時間：15:00-20:00
定休日：なし
料金：平日 大人1,000円、小人500円/土・日・休前日・年末年始・GW・夏季（8/1～31）大人1,500円、小人750円
泉質：塩化物泉

深夜まで営業している施設

露天風呂いずみの湯（熱海）

湯河原駅より無料シャトルバスで約5分、ニューウェルシティ湯河原に併設された日帰り温泉専用施設。専用駐車場と入口は、ニューウェルシティ湯河原の裏側にあります。2012年に併設された比較的新しい当館は、湯河原最大級を誇る露天風呂で万葉の時代から愛されてきた名湯・湯河原の湯が楽しめ、翌朝まで営業しているのでスーパー銭湯感覚でゆっくりすごせます。

●露天風呂

湯河原最大級の規模を誇る露天風呂には、大きな岩風呂と八角の岩風呂があり、天井のすだれやダークウッド、緑を生かした和の空間は、落ち着きと心地よい開放感があります。ちなみに湯河原の湯は、別名「薬師の湯」とも呼ばれ、筋肉痛、冷え性、疲労回復など体を癒すさまざまな効能をもたらします。

●施設

談笑やお食事ができる無料休憩所や、テレビ付きのリクライニングチェアを完備したリラックスルームなどがあり、1日中楽しむことができます。日帰り利用者は、5時間まで駐車料金が無料になるので、車で熱海を訪れたときは立ち寄りたい施設です。

住所：静岡県熱海市泉107
営業時間：11:00～翌9:00
定休日：なし
料金：大人1000円、小人500円、幼児400円/特別期間入館料（繁忙期）大人1,770円、子供810円、幼児648円※深夜(24時以降）の入湯は別途1,620円と入湯税150円が必要
泉質：ナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸温泉（旧泉質名：含石膏－弱食塩泉）／弱アルカリ性 低張性 高温泉

伊豆高原の湯（伊東市）

伊豆高原駅より徒歩7分、野生味あふれる野天風呂と、充実したレクレーション施設が深夜まで利用できる、日帰り温泉施設です。雑木林の中にある野天風呂エリアでは、泥パックをしたまま入る壺湯やシルク湯、天然岩石の湯船などが点在し、森林散策と森林浴と共に温泉が楽しめます。近所の方も気軽に利用する施設なので、タオルやバスタオルは各自で用意して訪れましょう。

●泥パック

露天のエリアで大人気なのが、泥パックをしたまま楽しめる泥専用風呂です。使いたい放題の泥パックを体や顔に塗り、専用の湯船に浸かれば、温熱効果と美肌効果で体はポカポカ、お肌はつるつる状態に。エリア内には泥顔カメラが設置され、泥顔の記念写真を撮ることができます。国内外の泥パック湯を楽しんできた筆者でも、このようなユニークな泥パックサービスははじめて。是非、顔にたっぷりと泥を塗って、仲間と盛り上がって利用してみてください。

●施設

スーパー銭湯ならではの充実した施設。約6000冊のマンガが揃ったコミックコーナーや無料マッサージ機、畳寝そべり処、ハンモックテラス（写真）、無料卓球コーナー、飲泉コーナーなどがあり、温泉と共に1日中楽しめます。さらに男湯には日焼けマシーンもあるので、肌まで焼けます。

住所：静岡県伊東市八幡野1180
営業時間：10:00～25:00 (最終入館 24:00)
定休日：第1・3木曜（祝祭日・繁忙期を除く）
料金：大人1000円、小人500円
泉質：アルカリ性単純温泉（低張性・アルカリ性・温泉）

Ａｎｄａ別邸伊豆一碧湖（アンダ別邸）（伊東）

川奈駅から程近い、静かな高原の森に佇むバリ風リゾートホテル。こちらで利用できる日帰り湯は、南国ムードあふれる男女入れ替え制の大小の2つの浴場。ゆっくりと時を刻むバリ時間のなかで楽しむ温泉は、日常を忘れ、日本にいることを忘れ、心と体を軽くしてくれます。

●大浴場

大浴場は、朝方から深夜までを開放しているので、好きな時間に好きなだけ、温泉に入れます。朝日や月明かりの中で行う湯あみは、癒しと共に自然からのパワーもいただけますよ。

●無料貸切風呂

「森の中に佇む温泉貸切露天風呂」と名がついた貸切風呂は、心地よい風と風になびく木々の音、小鳥のさえずり、揺れる木漏れ日など自然を感じながら、まろやかな温泉が楽しめます。しかし、残念ながら宿泊者しか利用ができません。日帰り入浴で心地よさを体験したら、次回は宿泊も検討してみてはいかがでしょうか。貸切風呂の他にもライブラリーやレンタサイクル、カラオケなども無料なので、1日中楽しく過ごせますよ。

住所：静岡県伊東市吉田836-2
営業時間：大浴場 女性用14:00～翌4:00、男性用5:00～12:00/小浴場 男性用14:00～翌4:00、女性用5:00～12:00※利用できない時間帯があるため要問合せ
定休日：要問い合わせ
料金：一人800円（タオル・バスタオル付き）
泉質：アルカリ性単純温泉

伊豆観光で日帰り入浴を！

伊豆の日帰り温泉は、いかがでしたか?日帰り専門の施設はスーパー銭湯感覚で楽しめ、ホテルや旅館での立ち寄り湯は温泉が堪能できたりと、目的に合わせて利用したい温泉が揃っていましたね。。お気に入りのお湯を見つけたら、次回は宿泊してホテルや旅館のおもてなしと共に、温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。