カフェレーサーは大人のバイクカスタム その基礎知識をご紹介
バイクの改造が趣味というと、ちょっと子供っぽさがありますが、今回は大人のカスタム「カフェレーサー」についての基礎知識を紹介します。カフェレーサーは、性能を求める一面と、ファッション的要素の融合体です。その奥深い世界をご覧ください。
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カフェレーサーは内面的な美しさがある
否定するわけではありませんが、ハーレーダビットソンなど、これまで日本で流行などもあり、オシャレやお金持ち、ステータス的なイメージがあると思います。バイクに興味がない人でも「ハーレー」くらいは知っているはずです。しかし、カフェレーサーはどうでしょうか?あまり聞きなれないワードだと思います。カフェレーサーは大人のオシャレと密な関係にもあるのです。
カフェレーサーとは?
カフェレーサーとは、1960年代にイギリスのロッカーズたちの間で流行したカスタム手法の一つです。カフェレーサーの「カフェ」とは、喫茶店を指し、当時ロンドンにある喫茶店「エースカフェ」の周辺でそのカスタムが流行したことがきっかけで、カフェレーサーと名付けられたそうです。※諸説あります。ではカフェレーサーのカスタムについて、そしてファッションについても説明しましょう。
カフェレーサーカスタムのベース車
カフェレーサーカスタムの基本形は、単気筒、または2気筒エンジンのバイクがベースとなります。メーカー名では「トライアンフ」「ノートン」「BSA」あたりです。そのほか日本ではヤマハのSR400/500が定番となっています。
SR400/500は1976年に販売開始され、現在も新車が販売されているバイクです。1960年代あたりの古い設計がモチーフとなっており、ゆえに1960年代に流行したカフェレーサースタイルの原型を再現しやすいことから世界的人気となっています。
カフェレーサーカスタムの手法
カフェレーサーカスタムは、セパレートハンドルにカフェシートと呼ばれる、シングル化され、テールカウルのついたシートまたは、薄いダブルシート、そしてバックステップです。もともとレース仕様のスタイルのなので、1960年代のレーサーのような形をしています。
そんなカフェレーサーですが、流れとしては、低く垂れ下がったセパレートハンドルがカッコイイという風潮があるので、操作性を犠牲にしてでも見た目にこだわったパーツ選びも重要です。そのほか、上ずったヘッドライトに小さなメーターもカフェレーサーカスタムには欠かせません。
カフェレーサーのファッション
カフェレーサーのファッション、言い換えればロッカーズスタイルということになります。当時のロッカーズのファッションの定番というものもありますが、ロングブーツやレザーパンツなど、気軽なファッションではないので、ここであくまでも、遊びに行けるライトな服装でOKです。カフェレーサーだからこの服装じゃなきゃダメ、ということはありません。
しかしどうせならカフェレーサーを楽しみたい、という方におすすめなのがUKライダース(ロンジャン)です。これらはアメリカ生まれのライダースとは違い、ベルトがサイドについており、細身のシルエットが特徴となっています。よってファッッションとして扱いやすく、もちろんカフェレーサーとの相性はグッドです。
UKライダースのポイントは本皮!
価格 21,800円
UKライダースをいざ選ぼうとしても、ピンからキリまで販売されていることに気がつくと思います。そこでこれだけ守っていればOKというポイントをご紹介しましょう。フェイクレザーのライダースもたくさんありますが、素材は本皮にこだわりたいところです。
メーカーとしては「ルイスレザー」「666/トリプルシックス」あたりがトップブランドで、日本国内で流通も多く手に入れやすい状況となっています。また、これまで革ジャンを着たことがない、という方にはそれらのパターンに似た本皮ライダース、たとえば「AC/DC」「ホーンワークス」「THINPINK」あたりがおすすめです。
悪っぽくないオシャレなライダースファッション
カフェレーサースタイルとは、いかにも悪っぽくない不良のファッションです。もともとファッションにこだわりの強いロンドンで生まれた文化なので、もれなくオシャレな雰囲気が取り込まれています。カフェレーサーに用いられるバイクは速いものではなく、あくまでも見た目のよさが重視されているので、バイクのオシャレも楽しんでみてはいかがでしょうか?
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この記事のライター
自動車、バイク、アパレル関係のお仕事に携わっておりました。その経験を生かしライター活動をさせていただいております。