時代はエコカー!若手エリートビジネスパーソンが知っているべきエコカー3選
世界的に見ても、いずれヒトの移動においてガソリンを使わない時代が来ることは明らかです。ヨーロッパではクリーンディーゼルが先行していますが、EVやハイブリッドなどの日本のエコカーについて取り上げてみたいと思います。
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エコカーの時代
環境を考慮したエコカーはトヨタがハイブリッドのプリウスで先行していた感がありますが、最近は世界的に見ても各メーカーがハイブリッドやPHVをラインナップするなど、環境問題をいかにクリアしていくかということは今後の自動車メーカーの行く末を左右すると言っても過言ではないと思います。国内においても各メーカーが様々なチャレンジをしてきていますが、現在実用的なのはハイブリッドとEVでしょう。そんな国内を代表する3車種を取り上げてみたいと思います。
PRIUS
出典:autoc-one.jp
PRIUS(プリウス)はトヨタのハイブリッド車です。セグメントとしてはCセグメントとなります。車名の由来はラテン語の「〇〇に先立って」の意味です。1997年に世界初の量産ハイブリッド車としてデビューしました。キャッチコピーは「21世紀に間に合いました。」。ウワサでは、キャッチコピーもあり「21世紀へgo」で215万円と言われていて、ハイブリッドシステムのコストを考えると、当時とてもその価格で量産することは不可能であることは容易に想像され、トヨタのハイブリッドへの意気込みが感じられるものでした。現行は4代目になります。パワートレインは直列4気筒DOHCエンジンに前後二つのモーターを組み合わせるハイブリッドです。エクステリアは“86”並みの空力といわれるセミノッチバック風で、“シエンタ”から採用されて、“MIRAI”、そしてNew”エスティマ“へと続いている最近のトヨタのフロントフェイスとなっています。この4代目からは待望のE-Four(4WD)がラインナップされました。またホイールも特徴的で超軽量鍛造アルミホイールでありながら、空気抵抗低減のために樹脂製のホイールカバーがされています。燃費は37.2km/L。
FIT
FIT(フィット)はホンダのBセグメントコンパクトカーです。ホンダのハイブリッドとしてはインサイト、シビック、CR-Zが先行していますが、ホンダの象徴的なハイブリッドとしてはFITになると思います。FIT自体は2001年にデビューですが、ハイブリッドが出たのは2010年です。パワートレインは「Honda IMAシステム」で直列4気筒 SOHC i-VTEC i-DSIエンジンにモーターを組み合わせる方式になっています。駆動はFFと4WDがありますが、FITの4WDはプリウスのE-Fourのように前後にモーターがありそれぞれ独立して駆動するものとは違い機械式なので、従来のガソリンエンジンの4WDと同じ方式になります。FITはコンパクトハッチバックであり、フロントフェイスなどエクステリアは最近のホンダの共通したデザインとなっていて、またインテリアは最近の傾向であるコンパクトモデルとは思えないようなステッチを多用したり、近未来的なメーター類は配していたりとなかなかの高級感を演出しています。燃費は36.4km/L。
LEAF
出典:www.j-sd.net
LEAF(リーフ)は日産のEV(電気自動車)、Cセグメントの5ドアハッチバックです。名前の由来は「leaf」で葉の英語。パワートレインは永久磁石型同期モーターのみです。駆動用バッテリーは30kWhモデルと24kWhモデルが用意されています。最高出力は80kW(108PS)。航続距離は280km、Cd値は0.28となっています。静粛性とトルクは高級感も感じさせてくれるもので、その走りは快適そのものです。Cd値をよくするのはエネルギー効率をよくして航続距離をのばすために必要不可欠で、空気の流れがよくなるようなボディ設計、ボディ下にフロアカバーを装着、リアディフューザー装着、大型スポイラー、テールフィン風のテールランプ採用などの工夫がなされています。グレードによってはソーラーセルモジュール付のリヤルーフスポイラーも装備しています。EVということでメリットが色々とありますが、「排ガスゼロ」、「エネルギー効率(経済性)」、「静粛性」、「パワフルなトルク」、「自宅充電」などがあげられます。車両価格が高いのが難点ですが、国の補助金、自治体補助金、エコカー減税、ランニングコストの安さを総合的に考えるべきです。また航続距離は280kmは改善の余地ありですが、充電スポットは28000基にまで増えてきているのでインフラの整備も進んでいます。充電は24kWhモデル急速充電約30分で80%まで可能。
エコカーのメリットは地球環境への恩恵、経済だけでなく高級感や快適性
いかがでしたでしょうか。いずれ時代はヒトの移動においてガソリンを必要としなくなる時代が来るはずです。ハイブリッド、EVに加えてトヨタは燃料電池自動車「MIRAI」をデビューさせています。ヨーロッパではハイブリッドよりクリーンディーゼルが先行しているようですが、個人的にはEVや燃料電池自動車などいずれ「排出ガス”ゼロ”」につながる日本の流れに期待しています。またエコカーは、「低排出ガス」による地球環境への恩恵、経済性だけではなく、静粛性による高級感や快適性においてもメリットを感じさせてくれます。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。