とりあえずこれだけでも!簡単な車のメンテナンス
車のメンテナンスを自分で行うことは、最低限の車の知識につながります。ドライブ中の簡単なトラブルにも対応できるようになり、同乗している彼女、奥様、お子様からも羨望のまなざしを向けられるかもしれません。また点検や修理のときもディーラーの人にも一目置かれるかもしれません。
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Daily inspection of car
平たく言えば日常点検です。項目的には、「ブレーキ」、「タイヤ」、「バッテリー」、「原動機」、「灯火装置及び方向指示器」、「ウインドーウオッシャ及びワイパー」、「運行において異常が認められた箇所」となります。本当は車に乗る日ごとは毎回行わなければならないのですが、まずそんなことをする人もいないでしょう。ただ月に1回くらいはやってもいいと思います。まずは切り分けですが、「見てみないとわからない」ものと「おかしかったら走っていてわかるもの」に分けられると思います。「見てみないとわからない」ものは「タイヤ」、「バッテリー」、「原動機(冷却水、エンジンオイル)」、「灯火装置及び方向指示器」。「おかしかったら走っていてわかるもの」は、「ブレーキ」、「原動機(原動機の異常)」、「運行において異常が認められた箇所」になります。つまり点検すべきは「見てみないとわからない」で、「おかしかったら走っていてわかるもの」は普段から気にしていればいいと思います。やり方はwebで検索すれば出てくる内容ばかりの簡単なものです。人気車種であればその車種のやり方まであります。なくてもこのあたりの基本的なことはほとんど同じなので困ることもないと思います。ちなみに日常点検は「道路運送車両法」により使用者の義務となっています。
Oil change
オイル交換は、車のメンテナンスの中でもファーストステップな簡単な内容です。やり方はWebで検索すればいくらでも出てきますが、簡単に説明すると、ジャッキアップして、オイルフィラーキャップをはずし、ドレンボルトをはずします。オイルが抜けるので、新品のワッシャーをつけてドレンボルトを閉めて、オイルを注入し、オイルフィラーキャップを閉める。それだけです。オイル交換2回に1回はオイルエレメント(オイルフィルター)も交換しましょう。これもドレンボルトと同じで、ドレンボルトをはずすタイミングでオイルエレメントをはずすだけです。気をつけなければならないのは、ワッシャーは1回しか使えないので、毎回新品に換える必要があることくらいです。
Vehicle inspection
車検というといくつかやり方があるのですが、基本的に自分でということになると「ユーザー車検」ということになります。車検時には24ヶ月点検が必要になりますが、webでよく調べてみると、省略可能であったり、非常に簡単な内容であったりとそれほど難しいこともありません。ユーザー車検はどこで受けるかというと全国の国土交通省自動車運輸支局や軽自動車検査協会の支所になります。場所によって違いがあるようですが、最近はたいていユーザー車検の相談窓口があり、必要な書類から、自賠責保険の加入、税金の支払い、検査受付まで教えてもらえます。検査官の指示に従って検査を受けて、検査に通らない項目があれば再検査になります。再検査といってもそれほど難しく考える必要はなく、基本的にはテスター屋という業者が検査機関の近くにあるので、そこで検査に通るように調整してもらえます。それでも対応できないときはディーラーや自動車整備工場に持ち込めばいいのです。ちなみに再検査は2週間以内に受ければ、検査に通らなかった項目だけ再検査を受けるだけです。
最低限の知識は持ちたいものです
以上、車のメンテナンスや車検について取り上げて見ました。日常点検、オイル交換、ユーザー車検など、簡単なメンテナンスを自分でしておくことにより、車の最低限の知識が得られるようになります。メンテナンスでは、簡単なトラブル時に対応できるようになりますし、修理時のディーラーの説明なども理解しやすくなります。ユーザー車検は一度経験しておけば、車検時の税金などの経費の知識にもなります。メンテナンスも経費の問題もさらにwebで調べることにより、また深い知識にもなっていきます。何かあったときに「ボンネットの開け方がわからない」では、わたしは恥ずかしいと思いますよ。
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この記事のライター
クルマとともに育ってきました。趣味はクルマ。出かけるのもクルマです。ドライブ、特に温泉が趣味で、おいしいそばを求めて旅に出ることもあります。