どこまでいくの?8Kテレビの可能性
1月5日、ついに4K越えとなる8K相当の画質を持つテレビが発表されました。年内にも発売とのこと。そもそも4Kテレビすらまともに見たことない私は、置いてけぼり感でいっぱいです。悔しいので少し調べてみました。
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Kの意味
出典:buzzap.jp
Kとは、画素数の単位「キロ」を表しています。8Kテレビとは、正確には8K4Kの略であり、ディスプレイのうち、横の画素数が8キロ=8000前後、縦の画素数が同じく4000前後あるディスプレイのテレビを指します。つまり画素数は3200万画素。ちなみに4Kは4K2Kの略なんで800万画素ですね。
ちなみに、今回8K相当のテレビを発表したシャープ。まだ正確に8Kを表現できるわけではないので「Beyond 4K」と謳っています。
4Kのその先へ。 テレビにおける「高精細」って今やどのへんを指すのか曖昧になりつつあります。HD、... | Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
8Kの魅力
綺麗さです。まったく意外性はありません。もう少し詳しく言うと、「高精細」です。そりゃ単位あたりの画素が多いんですもの。はっきりと見えるんです。つまり画面が大型になればなるほど8Kのメリットを活かせるということなので、部屋が広い人にはおすすめですよ!参考までに、55型のテレビなら2メートル離れて見るのが推奨されてます。
55V型Z7は画面の高さが、68.0cmなので、オススメ視聴ポジションは約2.0mになります。
放送開始予定は2020年→2018年
出典:kabegami.org
NHKが8K放送の主役
さて8Kテレビの魅力は伝わったかと思います。では次に、テレビに映すコンテンツはどのような進化を遂げているのでしょう。8Kに対応した高精細ビデオフォーマットは2012年に国際標準化されました。なんとその立役者、日本のNHKなんです。この規格は「スーパーハイビジョン」と呼ばれています。かっこいい。
8K放送までの道のり
総務省は8K放送の開始を2018年に前倒ししました。その際CS、ケーブルテレビ、BSでの放送が開始される予定です。一応。もちろん4K放送はすでにCSにて試験放送が開始されています。無料となっていますので興味ある方は是非。いろいろ用意しなくてはいけませんが。
従来のロードマップでは、「2020年に希望する視聴者がテレビで4K/8K放送放送を視聴可能な環境を実現」とされており、'20年にCS以外の伝送路として110度BS右旋の活用などを想定していた。新ロードマップは8Kの前倒しとともに、より積極的なBS放送の活用を盛り込んだものとなっている。
コンテンツ不足は変換技術でカバー
皆さんご存知のブルーレイディスク。実はこれ、1920×1080=207万画素で作られるのが一般的なんです。つまり2Kです。ただ最近になってやっと4Kでマスター作成された作品が流通し始めました。他にもYoutubeで4K動画が見れたりもします。8Kも、きっと、たぶん。
ではなぜ、コンテンツが充実していないのに8Kテレビが発表されたのでしょうか。メーカーによると独自の動画変換技術により、従来の動画を8K相当に変換可能とのことなんです。4Kテレビにおいても各社、動画の変換が可能な点をアピールして需要を喚起しています。
4Kといえば「コンテンツがないから意味がない」という議論がされがちですが、シャープは独自のアップスケーラーによって、従来のコンテンツでもBeyond 4Kの価値を十分引き出せるようにしています。
結局......
一生懸命お金を稼いで、でっかい家を買おうと思います。待ってろよ!8Kテレビ!
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この記事のライター
新しい物好きなうざかわ系アラサー男子。男子校で男に囲まれてきた反動から、大学以降は女性にモテることのみを考えてます。でも基本シャイなんでうまくアプローチできません。外資系メーカー→MBA→国内インフラ企業と経験。英語も話せる真面目な人間。