地味なんて言わせない!秋コーデをおしゃれに彩る方法
季節も徐々に移り変わり、秋らしさの感じられるコーディネートを考えることが多くなってきたと思います。しかし、秋のコーディネートは夏と比べると地味になりがち。今回はそんな悩みを抱える方のために秋色コーデをおしゃれに見せるコツをご紹介します。
- 5,693views
- B!
今年は「ちょいユル」のシルエットもおしゃれ
おしゃれなコーディネートを考える時にとても重要なのがサイズ感です。
今までの基本的黄金ルールとして、身につけるアイテムは「ジャストサイズ」であることが言われていました。アイテムが大きすぎるときちんとした印象を与えることはできませんし、逆に小さすぎると体のラインが出すぎてしまうからです。
このように自分の体の大きさに合わない洋服は着こなしをかなりダサく見せてしまいます。ジャストサイズなら自分の身丈に合っているのできちんとおしゃれを演出できます。
しかし、今年に限って言えば、少しゆるっとしたシルエットもコーディネートをトレンディに見せてくれることでしょう。今年は60年代スタイルがファッショントレンドになっています。当時の代表的なファッションスタイルに「ヒッピースタイル」があり、これはゆるっとしたアイテムとピタッとしたアイテムを組み合わせていました。
このゆるピタバランスを今再現するとただの昔っぽいやつになってしまいますが、ピタの度合いを小さくして全体的にゆるっとしたシルエットにすれば、現代風おしゃれヒッピースタイルの完成です。
程よい肌見せで地味な雰囲気を払拭
山吹色は秋っぽさ満点ですが、決して派手な色ではないのでポイント使いをされるのが一般的ですが、このコーディネートでは全身を統一しています。
一歩間違えるとジジ臭さが出てしまいそうなこの着こなしをおしゃれに見せているコツ。それは程よい「肌見せ」です。
トップスに山吹色の長袖シャツを着ることで秋の装いを演出していますが、ボトムスに膝上丈のショーツを合わせることで程よい肌見せを実現しています。肌を見せることでコーディネートに軽さが生まれるのでジジ臭くならずに済みます。
山吹色にベージュの組み合わせは着こなしに統一感が出て、ワントーンコーデのようになっています。そして、ベージュと肌色も色が似ているのでさりげなくコーディネートの色味を統一しています。
定番色のベージュは「トレンチコート」で攻略
出典:www.mwed.jp
ベージュは季節を問わず一年中着られている色です。これはベージュの汎用性が高いことを示すとともに、多くの人に着られている定番色であるということも表しています。
誰もがよく着る色なだけに普通の着こなしをするだけではベージュはおしゃれに着こなせません。さらに、秋色コーデの中にベージュを取り入れると他の落ち着いた暗めの色と組み合わせることによって落ち着きすぎてしまう、つまり地味な印象になってしまいがちです。
この問題を解決するには「トレンチコート」でベージュを取り入れるのがおすすめです。
トレンチコートはそのパリッとした質感からきちんとした印象を与えることができます。
また、きちんとした雰囲気の中に感じられる温かみがさりげない可愛さとなって現れ、普段の着こなしの上に羽織るだけでフレンチクラシックなコーディネートにしてくれます。
インナーはカットソー、シャツ、ニットなどどんなアイテムともマッチするのが魅力的。
コーデが地味&無難に落ち着いてしまいそう、と感じた時にはトレンチコートを上から羽織ってみましょう。
ダークカラーの中に「白」をちょい挟む
出典:clubd.co.jp
秋のコーディネートはどうして地味になってしまいがちなのか。それは飽きっぽさを出すために気がついたら暗い色で全身を固めてしまっているからです。
そんな時にはコーディネートの中に「白」を加えるようにしましょう。
一番左のコーディネートは黒の割合が非常に高いですね。しかし、それでも重苦しい印象は受けません。その理由はトップスのニットの下から白シャツの襟と裾がちらりと見せられているから。このチラ見せがコーデの抜け感となり、着こなしに軽さを与えているのです。
シャツをニットの下に着るのは定番コーデですが、襟だけでなく、裾もトップスの下から見せるとよりカジュアルでおしゃれな印象になります。見せるのが襟だけだとかっちりしすぎてしまうのです。
真ん中の着こなしではダークグレーのブルゾンに黒のパンツを合わせています。この二つでモードな雰囲気を演出しつつ、インナーの白シャツと足元の白スニーカーでコーディネートに軽さを与えています。シャツはノーカラーのものを選ぶことでリラックス感をプラスしましょう。
最後に右側のコーディネートについて。パーカーに細めパンツとカジュアルな着こなしの中にインナーのカットソーを見せることでおしゃれさをプラスしています。ダークカラーでまとめると野暮ったい印象になりがちなのでインナーに白を加えることで着こなしを洗練させています。
「ブルゾン」でコーディネートの中にスポーティさとミリタリー感をプラス
出典:kurumani.com
今年はクラシックな装いがおしゃれなので、ついついジャケット&シャツスタイルになりがちです。しかし、周りもジャケットとシャツの組み合わせで攻めてくることが予想されるので変化球を加えて「ブルゾン」をワードローブの中に入れることをおすすめします。
おすすめなのはやっぱり定番のカーキ色のものです。カーキはミリタリーな雰囲気が強いので無難にな止まってしまった着こなしの上に着るだけで男らしさが出るだけでなく、コーディネートのアクセントにもなります。
ブルゾンはミリタリー感だけでなくスポーティな雰囲気も演出してくれます。
インナーにシャツなど襟のついたアイテム、もしくは、首の詰まり気味のカットソーやニットなどクラシカルなアイテムとブルゾンを合わせれば無難にまとまりがちな秋コーディネートにパンチを効かせることができます。
定番ジャケットはデニム素材へシフト
出典:kurumani.com
定番のジャケットスタイルはジャケットをデニム素材にするだけで一気に若々しくなります。
ジャケットスタイルはスマートな印象を演出することができますが、一緒に合わせるアイテムとのバランスを考えないとかっちりしすぎて「オフィスウェアなの?」と思われてしまうこともしばしば。定番アイテムでありながら、本当におしゃれに見せるのは意外と難しいのです。
そこで、おすすめするのがデニムジャケットです。
デニムジャケットはそのものがカジュアルな雰囲気を持っているので、一緒に合わせるアイテムはどうしよう、と考えなくても自然とOFFスタイルを完成させることができます。
デニムジャケットはラギットな印象が強いのでパンツは細身のものがおすすめです。太めだとやんちゃな雰囲気になってしまうので、細めパンツを選ぶことでスマート感を演出しましょう。
また、カジュアルなデニムジャケットにはニット帽やハットなど、帽子をかぶっておしゃれな雰囲気をプラスするのがおすすめです。
このコーディネートでは浅めにかぶったニット帽がアクセントになっています。
色と素材で軽さをプラス!
秋のコーディネートは明るい色をポイントポイントで使うことで重くならないように調節することができます。しかし、コーディネートが重いからといって明るい色を取り入れすぎてしまうと今度は秋らしさが失われてしまうので注意が必要です。おすすめは明るい色を裾や襟元などからちらりと見せることです。
また、温かみのある素材はコーディネートを重く見せる原因にもなります。まだそれほど冷え込みの激しくない秋の時期にはデニムやトレンチなど軽さの感じられるアイテムをうまく使ってください。
素材と色を自由に工夫できるようになれば、秋の着こなしもおしゃれに見えること間違いなしです。
この記事のキーワード
この記事のライター
東京生まれ大阪育ちの慶応義塾在学の女子大生です。グルメ、ファッション、あとは旅行が大好き。でも実は、それと同じくらい手の綺麗な人が好き!