歌うまっ！鳥肌が立つような声質を持つ洋楽アーティスト５選

皆さんは洋楽を選ぶ時、何を基準にしていますか？

「リズムがいいから」「なんとなく流行ってるから」「雰囲気がかっこいいから」という方が多いのではないでしょうか？
そこで今回は洋楽を聴くときに見逃しがちな「歌唱力」にポイントを絞り、歌うま外国人アーティストを集めました。
日本人歌手の歌唱力は気になっても、外国人はよくわからない・・・そんな方は一度耳を澄まして聞いてみてください。

Bono（U2)

U2と言えばBono、というくらいその存在感が圧倒的な彼は、伸びやかな高音とファルセットを聴けばゾクッとします。またその声質の良さにも定評があります。アイルランド出身で高校時代からバンドを始め現在まで登り詰めてきました。U2の歌の歌詞はほとんどをBonoが書いており、その才能も素晴らしいものがあります。かなり昔から緑内障を患っており、そのためいつもサングラスをかけていますがこれがとっても似合っていてかっこいい！昨年自転車で転倒し左手を負傷。ギターを弾けるまでに回復するには相当時間がかかるとのことで現在は活動休止中です。これまでの素晴らしい曲の数々を聞きながら、復活を待ち望むばかりです。

Sting

イギリスのニューカッスルに生まれたスティングもやはり高校時代に音楽に目覚め、その頃から活動を開始。あの「POLICE」でボーカルを努め、数々のヒット曲を出しています。スティングはいわゆる「イケメン」なので、その容姿にもとても人気が有り、60歳を過ぎた今もとてもかっこよいおじさんでいてくれています。代表曲といえばやはり「Englishman In New York」ですが、その他にもまだまだ名曲があります。声は高く伸びやかですが、その中に少し混ざるハスキーボイスにしびれます。どうしたらこんな声の出し方ができるんだろう？と鳥肌が立ちます。POLICE時代から是非聴いてみてください。

Billy Joel

1970年〜1990年にかけて日本でも大ヒット曲を多数出しているのがこのビリージョエルです。歌手としてだけでなくピアニストととしての腕も素晴らしく、曲の中で聴かせるソロのピアノには耳を奪われます。とくに「The Stranger」の冒頭のピアノと口笛はとても有名です。また、「Honesty」は誰もが知る洋楽として知られていますが、その他にもいい曲がたくさんあります。大都会の人々の生活をポップなメロディーに乗せて歌ったり、悲恋をバラードで聴かせたり、その実力は素晴らしいものがあります。高音も低音も出せ、美しく伸びるビブラートには鳥肌が立ちます。

Kurt Cobain

1990年代に独特な音楽性で世界を圧巻したのが「Nirvana」、そこでボーカルを取り圧倒的なカリスマ性を放っていたのが「Kurt Cobain」です。音楽会にグランジ (Grunge)という新しいロックの形を広めたのもKurt Cobain率いるNirvanaだと言われています。Kurt Cobainが歌うまと言える所以はなんといっても声！聴けばわかりますが独特のダミ声で聴かせる低音にはゾクッとさせられます。高音を伸ばすところはしっかり高音が出ながらもダミ声で歌い上げるのが凄いです！こんな声出せる人は他にいないと思います。そんな才能がありながら、長い間ヘロイン中毒に犯されていたKurt Cobainは1994年に自宅にてショットガンで自殺するという悲しい結末を迎え、これと同時にバンドも解散となります。今でも聴き継がれる名曲でその独自性ある歌声に聞き惚れてみてください。

Bruce Springsteen

あのプレスリーに憧れてギターを始め、あれよあれよという間にその才能を開花させたのがこのBruce Springsteenです。10代半ばから音楽を始め、65歳となる現在までギターを離すことなくその活動を続けています。アメリカンスピリッツを感じさせる彼のパフォーマンスに心ときめいた方は多いのではないでしょうか？ギターの実力も歌唱力も全世界で評価されており、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」や「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」に数回選ばれています。マイクをものすごく離して歌う瞬間でもしっかり声が届く、そんな素晴らしい声質も持ち合わせています。

音楽界を背負ってきた偉大さ

歌うま外国人アーティストはまだまだいるのですが、今回ピックアップした方々は皆さんは60歳を超えているおじさま達なんです。（Kurt Cobainは生きていれば48歳ですが・・・）やはりこれまでの長い音楽生活の中で彼らの中に息づいてきたものがあるからこそ、人々の心に響くような歌唱力を身につけられているのではないでしょうか。まだまだこの先も素晴らしい歌声を聞かせて欲しいものですね。