都内を走る路面電車「都電荒川線」の魅力とおすすめスポット3選

都電荒川線

チンチン電車と、人々に愛されてきた都電。車掌が廃止され、運転手のみのワンマンカーになることで実は“チンチン”というこの音も消え去る運命にありました。しかし利用客だけでなく当時の車掌や運転手も反対し、皆から愛されたこの音は今も荒川線を見守っています。普段はあまり乗ることのないチンチン電車、乗ってみるととてもわくわくするでしょう！途中で車と交差する場所があったり、車と車の間を走るのは不思議な感じがします。東京都荒川区南千住一丁目の三ノ輪橋停留場から同新宿区西早稲田一丁目の早稲田停留場までの12.2km、30駅を１時間ほどで走る、東京都交通局を事業主体とする東京都電車（都電）の軌道路線です。

5種類のデザイン

都電荒川線には、5種類のデザインの車両があります。季節のイベント時は、車両内のデザインが変わります。クリスマスのときは、クリスマスのシールや装飾、キラキラの灯りなどでかわいく変身します。その時々によって、色々なデザインの都電に乗れるのも、魅力的ですね！

一日乗車券

一日、都電荒川線に乗って遊びたいとき、一日何度でも乗ることができる、一日乗車券を使うといいでしょう。料金は、大人：400円 / 小児：200円です。前売りは荒川電車営業所、都電定期券発売所で発売、当日は都電の車内で発売しています。（前売りの発売場所でも当日売りを取り扱っています）沿線の施設で「都電一日乗車券」を提示すると、割引などの特典を受けることもできます。（車内及び前売り発売の1日乗車券を提示）

都電荒川線上の見どころ

飛鳥山公園

江戸時代から庶民に開放された花見の名所です。春に桜を見る場所としておすすめです。当時ここでは「かわらけ投げ」という、素焼きのサラがうまく飛んだら願いがかなうという遊びを楽しんだといいます。江戸享保期に行楽地として整備され、明治6年（1873年）には上野公園などと共に日本最初の公園に指定されました。園内に残る渋沢栄一の旧邸は国の重要文化財に指定されています。公園東側には素敵な木道が整備されて、とても気持ちの良い森林浴が楽しめます。またこの木道を含め王子駅前～上中里駅間は「飛鳥の小径」と呼ばれ、初夏にはそれは見事なアジサイを楽しむ事ができます。都電荒川線王子駅前駅又は飛鳥山停留場下車すぐの場所にあります。。

鬼子母神堂

鬼子母神堂は、日蓮宗の法明寺の飛び地境内に室町時代に建てられました。現在の建物は江戸時代前期のものです。堂内には明治時代の絵馬が保管されています。参道脇には武芳稲荷神社の鳥居が連なります。何故境内にお稲荷さんが祀られているのか、それは元々この土地の地主神だったからです。江戸時代までは同じ敷地にお寺と神社が一緒に建つのは普通の事でした。そしてこちらのお稲荷さんは「出世」にご利益があると言われています。境内では近隣の大鳥神社と併せて月に１度「雑司ヶ谷手創り市」が開かれます。その名の通り自作品の販売のみの市となっています。作家さん自らが出店しているので、貴重なお話を聞けたり掘り出しものが見つかるかもしれません。

東京染井温泉Sakura

ソメイヨシノの発祥の地に湧出した琥珀色に輝く天然温泉です。地下1800mから湧出した温泉は、東京ではめずらしく無色透明。約1000万年前の地層から、天然のミネラルをたっぷり含んで浴槽に注がれると琥珀色に輝きます。保温効果・保湿効果に優れ、お肌がつるつる・すべすべになると評判です。和モダンな館内でゆっくり過ごし、琥珀色の温泉につかれば、日頃の疲れをとることができます。大浴場のほかレストラン、休憩所、談話室、エステルームが備わり１日過ごす事もできます。

住所：〒170-0003 東京都豊島区駒込5-4-24
電話：03-5907-5566
メール：information@sakura-2005.com
アクセス：都電荒川線・庚申塚より巣鴨地蔵通り経由徒歩２０分

一日遊べる！

都電荒川線は今ほとんど見ることのないちんちん電車です。路面電車はなかなか乗る機会がないので、だれでもわくわく楽しむことができるでしょう。都電荒川線には、まだまだたくさんの観光スポットがあります。一日乗車券を買って、一日中都電を楽しんでみるのも良いですね！