【全順位掲載】あなたの県は何位？2014年度「都道府県魅力度ランキング」で分かる県の格差

都道府県魅力度とは

全国居住者への大規模インターネット調査

株式会社ブランド総合研究所が全国を対象にリサーチを行い、魅力的な都道府県を順位付けしています。もともとは市区町村の魅力度から始まり、2009年に都道府県の魅力度も追加で調査を始めました。正式名称は「地域ブランド調査」。毎年発表され今年で9回目。リサーチ対象は3万1,433人と非常に規模が大きいです。

調査方法：　　　インターネット調査

回答者：　　　　 20代～60代の消費者を男女別、各年代別、地域別にほぼ同数ずつ回収。
※日本の縮図になるように、年齢や地域人口の分布にあわせて再集計した。

有効回収数：　 31,433人（地域ごとの回答者数は平均で593人）

調査対象：　　 全国1000の市区町村（全790市＋東京23区＋187町村）と47都道府県

調査時期：　　 2014年7月1日～7月22日

出典：tiiki.jp

74に渡る質問項目から魅力を数値化

その内容ですが、各地域に対して全74 項目の設問を設けて、地域のブランド力=地域の魅力を数値化しています。その数なんと1000にもわたる市区町村の住人さん方。主要な評価項目としては認知度、魅力度、情報接触度、居住意欲度、観光意欲度、訪問率、食品購入意欲度などMECE的に少し懐疑的になるものが挙げられます。

①外から視点の評価　【計74項目、1000市区町村および47都道府県】
認知度
魅力度
情報接触度
情報接触経路（ドラマや映画、ポスターやチラシなど）【14項目】
情報接触コンテンツ（「ご当地キャラクター」など【6 項目】
地域イメージ（歴史・文化の地域、スポーツの地域など）【14項目】
地域資源評価（海・山・川・湖などの自然が豊かなど）【16項目】
居住意欲度
訪問目的（「行楽・観光のため」など）【16項目】
観光意欲度
食品購入意欲度
食品以外購入意欲度
産品購入意欲度

②内から視点の評価【計26項目、47都道府県のみ】
愛着度
自慢度
自慢要因（「地元産の食材が豊富なこと」など）【24項目】

出典：tiiki.jp

2014年度の上位陣

さあそれでは2014年度の結果を見てみましょう。

1位は北海道（6年連続6回目）

きました北海道。堂々の1位です。これには多くの方が納得できるのではないでしょうか。なんと都道府県の魅力度を計測して以来6年連続の1位とのこと。というのも市区町村魅力度で上位10市区町村に4つランクインしています。ちなみにその4つは函館市（1位）、札幌市（2位）、小樽市（4位）、富良野市（6位）。強い。

1～9位まで変動なし

続いて魅力度が高かったのは京都府です。京都府の魅力は京都市に凝縮されています。というのも京都市は市区町村魅力度で3位なのですが、それに続くのは宇治市で一気に38位まで落ちてしまうのです。その次なんて舞鶴市の201位です。京都府は京都市でその魅力を保っているのです。3位は沖縄県でそこから東京、神奈川、奈良、福岡、大阪、長野、長崎と続きます。そしてこの上位陣は昨年と同様の順位を維持しています。なかなか印象は変わらないのですね。

不動の最下位「茨城」

では、栄えある最下位はどこか。


茨城


です。


しかも2年連続。



主要項目のうち観光意欲度なんて6年連続最下位。過去6回で5回の最下位。1回だけ46位。たしかに茨城のイメージってヤンキーくらいしか出てきません。もはやネタです。Youtubeで変なラップにディスられてます。

全順位発表

ではここで全順位を見てみましょう。隣の数字は点数。（）は前年のもの。

１位　　北海道　　６２.７(６５.３)
２位　　京都府　　５０.１(４９.１)
３位　　沖縄県　　４３.０(４４.３)
４位　　東京都　　４１.５(４０.６)
５位　　神奈川県　３０.６(２９.１)
６位　　奈良県　　２９.３(２７.３)
７位　　福岡県　　２６.４(２７.１)
８位　　大阪府　　２６.３(２６.２)
９位　　長野県　　２５.６(２３.９)
１０位　長崎県　　２３.０(２２.０)
１１位　石川県　　２２.９(２０.４)
１２位　兵庫県　　２２.８(２２.６)
１３位　宮城県　　２１.９(２１.１)
１４位　静岡県　　２０.９(２１.３)
１５位　熊本県　　１９.３(１８.５)
１６位　鹿児島県　１８.５(２０.４)
１７位　愛知県　　１８.０(１８.５)
１８位　青森県　　１７.５(１６.４)
１９位　千葉県　　１７.１(１８.１)
２０位　秋田県　　１６.６(１５.２)
２１位　広島県　　１６.４(１６.７)
２２位　大分県　　１５.４(１３.１)
２３位　富山県　　１５.１(１５.７)
２４位　岩手県　　１４.４(１４.１)
２５位　宮崎県　　１４.３(１４.８)
２６位　香川県　　１４.１(１４.５)
２６位　島根県　　１４.１(１２.９)
２８位　山形県　　１４.０(１３.５)
２９位　福島県　　１３.６(１３.３)
３０位　山梨県　　１３.５(１５.０)
３１位　愛媛県　　１３.４(１２.４)
３２位　三重県　　１３.１(１３.１)
３３位　高知県　　１２.６(１３.７)
３４位　山口県　　１２.５(１０.８)
３５位　新潟県　　１２.０(１３.２)
３６位　鳥取県　　１１.７(１０.３)
３７位　和歌山県　１１.６(１１.２)
３８位　岡山県　　１１.５(１２.２)
３９位　滋賀県　　１１.４(１１.４)
４０位　岐阜県　　１１.３(１１.３)
４１位　栃木県　　　９.９(１０.３)
４２位　埼玉県　　　９.２(　８.６)
４３位　佐賀県　　　９.１(　７.０)
４３位　徳島県　　　９.１(１０.２)
４５位　福井県　　　８.９(１０.４)
４６位　群馬県　　　８.８(　９.５)
４７位　茨城県　　　６.５(　６.６)

い　ば　ら　き　ま　さ　か　の　6　点　笑　。

日本の魅力を再発見しよう

ここまで露骨に順位付けを行うなんて残酷です。日本人として日本の底上げをしなくてはいけません。こうして埋もれた県の魅力を高めるたみに、まずはその県を知ることから始めてみては。意外な良さに気付けるかもしれません。

茨　城　笑　。