ロードバイク・クロスバイク用空気入れ人気おすすめ15選
ロードバイクやクロスバイクの走行性能を維持するために欠かせない空気入れ。自転車用の空気入れはバルブ形状の違いや用途に合わせたタイプなど様々で、機能的なモデルが揃っています。今回はロードバイクやクロスバイク用に好適なモデルをセレクト、空気入れの選び方とあわせておすすめするモデルをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.giant.co.jp
適正な空気圧でバイクの性能を引き出す
ロードバイクやクロスバイクのパーツで唯一路面と接しているのがタイヤ、このタイヤの性能を引き出すためには適正な空気圧を保つ必要があります。そこで必要になるのが専用の空気入れ。バルブの形状やタイプなども様々に揃う中からおすすめするモデルを選び方とあわせてご紹介しましょう。
バルブのタイプ
タイヤに空気を入れるための"弁"がバルブで、全5種類があり日本国内では3種類がJIS規格に規定されて流通しているようです。バルブによってヘッド形状が異なりますが共通使用できるモデルもあります。
【仏式バルブ】
フレンチバルブやプレスタバルブとも呼ばれ、ロードバイク・クロスバイクをはじめレース用車両などに採用されています。軽量で高圧充填が可能なバルブです。
【米式バルブ】
発明者の名前からシュレーダーバルブとも呼ばれており、クロスバイク・MTB・BMXなどに採用されています。自動車や自動二輪車と共通なのでガソリンスタンドなどで空気を入れることができるバルブです。
【英式バルブ】
ウッズバルブやダンロップバルブとも呼ばれており、日本ではシティサイクルに多用されているため最も普及しているバルブです。
ロードバイク・クロスバイク用空気入れの選び方
ロードバイク用のタイヤはほとんど仏式バルブが採用されており、クロスバイクの場合は仏式バルブに加えて米式バルブのモデルも多いようです。そしてロードバイクは一般的なシティサイクルに比べて高圧で空気を充填する必要があります。ポンプの最大充填空気圧は"psi/bar/kPr/気圧"などの単位で表記されますので、使用しているタイヤの適正空気圧に対応できるポンプを選ぶことがポイントです。
変換アダプター
変換アダプターを使用することで例えば"仏式→英式に変換"して空気を入れることができます。
ポンプのタイプ
ロードバイクやクロスバイク用のポンプには概ね3タイプがありますので用途にあわせて使い分けます。
【フロアポンプ】
自宅などでバイクをメンテナンスする際に好適なのが地面に置いて使うこのタイプ。大型のフットベースやT字型ハンドルなどを備えているため軽い力でも空気を入れられます。
【ハンドポンプ】
コンパクトな携帯型ポンプで、バイクのフレームに装着できるモデルはフレームポンプとも呼ばれるのがこのタイプ。サイズがコンパクトなため空気を入れるのには力とコツが必要な場合があります。
【CO2インフレーター】
出先でのパンク修理など緊急時に急速充填できるのがこのタイプ。CO2が充填されたカートリッジ(ボンベ)にインフレーターを接続してタイヤに空気を入れます。便利なアイテムですが、"CO2がモレやすい"、"充填時のボンベが極度に冷える"、"予備がないと不安"といったデメリットもあります。
エアゲージで空気圧を計る
適正な空気圧を保つことはロードバイクにとって重要なポイントで、適正空気圧はタイヤのサイドウォールなどに記載されています。空気圧が適正かどうかを判断するために必要なのがエアゲージで、エアゲージ付きポンプなら充填した後に空気圧を計り直さなくてよいため便利です。
おすすめするロードバイク・クロスバイク用空気入れ15モデル
ロードバイクやクロスバイクに好適な空気入れをタイプ別に15モデルご紹介しましょう。
【フロアポンプ】
自宅でのメンテナンスに好適なフロアポンプを7モデルご紹介します。
1. LEZYNE「PRESSURE OVER DRIVE」
大型のサブタンクを搭載してハイボリュームで高圧充填ができるLEZYNE「PRESSURE OVER DRIVE」。新たにABS1 PROポンプヘッドを採用することで確実な充填が可能になりチューブレスタイヤにも対応、エアゲージを手元に備えていますので正確に空気圧の計測ができます。
【スペック】
充填気圧 :220psi/15bar
対応バルブ:仏式、米式
カラー :ブラック
価格 :19,800円(税込み)
2. TOPEAK「Transformer X」
出典:topeak.jp
無段階で高さ調節ができるフックを備えバイクスタンドとして使用できるTOPEAK「Transformer X」。スタンド使用時に前輪まで届くようにロングホースを採用しエア調節に便利なリリースボタンも装備、エアゲージをハンドル中央に備えていますので空気圧が見やすいデザインです。
【スペック】
充填気圧 :160psi
対応バルブ:仏式、米式、英式
価格 :13,200円(税込み)
※英式は付属するトンボ口金を使用、空気圧測定は不可
3. SERFAS「FP-200 AF-T3」
大型のエルゴノミックハンドルとロングストローク化によって軽い力で空気を充填できるSERFAS「FP-200 AF-T3」。仏式と米式は切り替えずに使用できるシンプルバルブは軽い力でロックでき、エアリリースボタンも装備、ポンプ上部に取り付けられたエアゲージで正確な空気圧の確認ができます。メタル製フットベースでしっかりと固定、105cmのロングホースが便利なポンプです。
【スペック】
充填気圧 :160psi/11気圧
対応バルブ:仏式、米式、英式
カラー :グロスレッド×ブラックロゴ、マットブラック×ブラックロゴ
価格 :4,200円(税別)
※英式はバルブアダプター使用
4. GIANT「CONTROL TOWER 2」
スチールシリンダーとプラスチック製のベース&ハンドルを組み合わせることで、耐久性と軽さを兼ね備えたGIANT「CONTROL TOWER 2」。握りやすいエルゴノミックハンドルや仏式/米式を切り替えずに対応できるオートマチックヘッドを採用、フットベース部分にエアゲージを装備します。効率的な充填性能と操作性や視認性を持つGIANTのベストバリューモデルです。
【スペック】
充填気圧 :180psi/12.4気圧
対応バルブ:仏式、米式、英式
カラー :ブルー、レッド、グレイ、ブラック
価格 :3,800円(税別)
※英式バルブ用ヘッド付属
5. Panaracer「BFP-02AGEZ2」
差し込むだけのワンタッチでバルブに取り付けができるヘッドがリニューアルしたPanaracer「BFP-02AGEZ2」。ラバーグリップ付きのハンドルと大型フットベースによって安定感の高い操作性を確保、上部にエアゲージとエアリリースボタンを備えます。シリンダーの改良によってスムーズなポンピングができるモデルです。
【スペック】
充填気圧 :仏式-1100kPa、 英式・米式-500kPa
対応バルブ:仏式、米式、英式
カラー :シルバー、黒
価格 :4,700円(税別)
6. GIYO「GF-94TA」
最大260psiの充填圧でチューブレスタイヤにも対応するGIYO「GF-94TA」。内蔵タンクに充填された空気を一気に放出することで高圧充填が可能、エアゲージは見やすいように本体上部にセットしました。
【スペック】
充填気圧 :260psi/18気圧
対応バルブ:仏式、米式、英式
カラー :ホワイト
価格 :12,000円(税別)
7. SILCA「PISTA RED」
ホースガイド付きアッシュウッドハンドルを備えたクラシカルなデザインのSILCA「PISTA RED」。高強度スチール製シリンダーや高効率なSILCAレザープランジャーピストンを採用、自己潤滑性のあるガイドサーフェスを内部に備えることでより滑らかなポンピングが可能になりました。エアゲージの誤差は3%未満と正確、フットベース部にセットします。
【スペック】
充填気圧 :220psi
対応バルブ:仏式、米式
カラー :レッド
価格 :12,650円(Amazon)
【ハンドポンプ】
携帯できるハンドポンプやフレームポンプを5モデルご紹介します。
8. LEZYNE「DIGITAL ROAD DRIVE」
LEZYNEのハンドポンプでは初めてデジタルメーターを採用した仏式バルブ専用モデルが「DIGITAL ROAD DRIVE」。CNC加工が施された美しいアルミボディは長さ180mmとコンパクトで、バレル・ピストンともねじ込み式ホースのため確実な充填が可能です。仏式バルブ専用FLEXHOSEはねじ込み式&押し込み式の2WAYホース、大型のディスプレイはボタンプッシュでpsi/barの変更ができます。
【スペック】
充填気圧 :160psi/11bar
対応バルブ:仏式
カラー :ブラック
価格 :10,175円(税込み)
9. TOPEAK「Road Morph G」
出典:topeak.jp
フレーム装着用のクランプセットが付属するTOPEAK「Road Morph G」。折り畳み式のハンドルとフットベースを備えているため、ハンドポンプでありながら地面に立てた状態でポンピングできることがポイントです。ホースマウント部が360°回転できるため扱いやすく、140psiまで計測可能なインラインゲージも装備しました。
【スペック】
充填気圧 :160psi
対応バルブ:仏式、米式
価格 :5,170円(税込み)
10. SERFAS「ROAD MISSILE MP-7」
ロードバイクに好適な高圧充填ができるSERFAS「ROAD MISSILE MP-7」。高精度なアルミ製ボディが2段階に伸縮することでスムーズなポンピング性を実現、ホース式のためバルブに装着しやすく力も入れやすい構造です。
【スペック】
充填気圧 :140psi/9.6気圧
対応バルブ:仏式、米式
カラー :シルバー
価格 :2,900円(税別)
11. GIANT「CONTROL COMBO+」
T字ハンドル・フットベースやユニバーサルホースを備えることでフロアポンプライクな操作感を実現したGIANT「CONTROL COMBO+」。ユニバーサルホースは取り回しやすくハンドルは折り畳み式のためコンパクト、ヘッド部分にエアゲージを備えます。新型のブラケットを採用しており大口径の角断面フレームにも対応するフレームポンプです。
【スペック】
充填気圧 :140psi/9.65bar
対応バルブ:仏式、米式
価格 :2,800円(税別)
12. Panaracer「BMP-23AEZ」
長さ170mm&重量100gという軽量かつコンパクトなPanaracer「BMP-23AEZ」。新型のシリンダーは高圧でも軽い力でポンピングできホース付きのため使いやすいこともポイント、フレーム取付用のブラケットが付属します。
【スペック】
充填気圧 :900kPa
対応バルブ:仏式、米式
カラー :シルバー、黒
価格 :2,900円(税別)
【CO2インフレーター】
パンク修理など緊急時に便利なCO2インフレーターを3モデルご紹介します。
13. TOPEAK「AirBooster Race Pod X」
出典:topeak.jp
CO2インフレーターと16gのCO2カートリッジ×2本に加えタイヤレバー×2本もセットになったTOPEAK「AirBooster Race Pod X」。CNC切削された高精度なアルミ合金製ヘッドを採用、ロードバイク用の700×20Cであれば最大9.6barの高圧充填が可能です。ロングストラップが付属しますのでエアロシートポストにも取り付けることができます。
【スペック】
充填気圧 :9.6bar(MAX)
対応バルブ:仏式、米式
価格 :4,840円(税込み)
14. GIANT「CONTROL MINI PRO CO2」
CO2インフレーターとミニポンプの機能を兼ね備えるGIANT「CONTROL MINI PRO CO2」。CO2充填に失敗した場合でもポンプとして使えることがポイントで、耐久性を向上させるためCO2用バルブとミニポンプ用バルブは分離式です。伸縮式ポンプは超コンパクトでサドルバッグなどにも収納OK、フレーム取り付け用ブラケットはほとんどのGIANTバイクに対応します。
【スペック】
充填気圧 :120psi/8.25bar
対応バルブ:仏式
価格 :3,500円(税別)
※16gのCO2カートリッジ1本付属
15. TNI「CO2 インフレーター ボンベセット」
リーズナブルな価格設定でCO2インフレーターと16gのCO2ボンベ×4本がセットになったTNI「CO2 インフレーター ボンベセット」。インフレ―ターのヘッドは仏式/米式兼用タイプで凍傷防止のために保護クッションも付属、ボンベの予備が3本あるので安心して使用できます。
【スペック】
充填気圧 :7bar(MAX)
対応バルブ:仏式、米式
価格 :2,980円(Amazon)
空気圧を保って快適ライディング
フロアポンプからCO2インフレーターまで様々なタイプを用途別に使い分けることができる空気入れ。ロードバイクやクロスバイクのメンテナンスにマストな空気入れをご紹介しました。
※ 掲載内容は執筆時点、スペック・価格等は参考で変更になる場合があります。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。