ブリティッシュロックって何?覚えておきたいアーティスト5組
幅広い世代の方に好かれている洋楽は、普段から年齢のギャップを感じながら話す上司とも盛り上がれる話のネタの一つです。そこで今回はブリティッシュロックで覚えておきたいアーティストをご紹介します。
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幅広い世代に愛される洋楽
もっと洋楽のジャンルを広げて色々と聴いてみたい、そう思ったときに大抵の人は「ブリティッシュロック」という言葉を耳にします。このブリティッシュロックの壁に当たると「ブリティッシュロックって何?何を聴けばいいの?」という疑問が湧いてきます。ブリティッシュロックとはイギリス発のちょっとクールなロックのことです。UKロックとも言われます。アメリカンな王道ロックに比べ、ロックの中身を多様化させた新しいムーブメントを感じさせるブリティッシュロックはその昔から多くの名曲を生み出しています。
ブリティッシュロックの聴き始めに押さえておきたいアーティストを年代を追ってご紹介します。
The Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ )
The Rolling Stonesは1962年4月にロンドンで結成されたイギリスのロックバンド。ミック・ジャガー、キース・リチャーズと聞けば、その名を耳にしたことがあるはずです。イギリスのロック草創期と言われる1960年代前半から最前線でミュージックシーンを牽引し、現在にいたるまで解散することなく活動を続けています。名曲を多々輩出していますが、中でも有名なのは「Satisfaction!」です。当時この曲に魅了された人々は今や団塊の世代になっていますが、それでもなお聴き継がれています。
まずはThe Rolling Stonesの数曲を聴き、ブリティッシュロックの歴史を耳で確認してみましょう。
*同年代の主なブリティッシュアーティスト:レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)、Queen(クイーン)、ディープ・パープル(Deep Purple)、ザ・フー(The Who)
Eric Clapton(エリック・クラプトン)
1960年代にはヤードバーズやクリームのギタリストとして活躍した後、アメリカに渡って「デレク・アンド・ザ・ドミノス」を結成し、あの名曲「いとしのレイラ(Layla and Other Assorted Love Songs)」を発表し一躍有名になります。その後ソロとなり様々なヒット曲を飛ばし、今年で70歳になる今もなお活動を続けているイケてるオヤジがエリック・クラップトンです。2011年のローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリストにおいて第2位に輝くそのギターの音色は圧巻で聴く者を魅了します。70年代に発表した「Wonderful Tonight」はそのメロディアスなギターに引き込まれる1曲です。
*同年代の主なブリティッシュアーティスト:ブラック・サバス(Black Sabbath)、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)、フェイセズ (Faces)、ジェネシス(Genesis)、Jeff Beck(ジェフ・ベック)、キング・クリムゾン (King Crimson)
ユニバーサル ミュージック ジャパン公式サイト。ERIC CLAPTONの最新ニュース、新曲、ライブ・イベントニュース、視聴・試聴、PV・映像コンテンツをご覧いただけます。
The Style Council(スタイルカウンシル)
1970年代後半に人気絶頂だったパンクバンド「The Jam」を解散したポールウェラーがキーボード奏者のミック・タルボットと1983年に立ち上げたのが「The Style Council(スタイルカウンシル)」です。The Jam時代の激しく鋭いパンクビートではなく、モッズ色の強いR&Bやソウルをベースにしたモダンなポップ・チューンの曲を次々に作り出し、素直にカッコイイと思えるリズムを聴かせてくれます。1990年に解散していますが、ポール・ウェラーはソロ活動を今でも続け、イギリスの若手アーティストに敬愛される存在となっています。お洒落なカフェに行くと「スタカン」の曲が流れており、その心地よいリズムについ聴き惚れてしまいます。
*同年代の主なブリティッシュアーティスト:Eurythmics(ユーリズミックス)、. The Smiths(ザ・スミス)、Simply Red(シンプリー・レッド)、 New Order(ニューオーダー)、Duran Duran(デュラン・デュラン)、T Rex(T.レックス)、U2(ユートゥー)
ユニバーサル ミュージック ジャパン公式サイト。STYLE COUNCILの最新ニュース、新曲、ライブ・イベントニュース、視聴・試聴、PV・映像コンテンツをご覧いただけます。
Oasis(オアシス)
90年代に入るとブリティッシュロック界には新たな音を奏でる個性的なミュージシャン達が続々と現れます。そこで飛びぬけた異彩を放ったのがUKロックの覇王と言われるオアシスです。独特のスタンディングスタイルと粗削りなダミ声混じりの美声で聴く者を圧倒する弟リアムと、カリスマ性を秘めた轟音ギターを聴かせる兄ノエルはギャラガー兄弟として数々の名曲を産み出し、イギリスの国民的ロックバンドに成り上がりました。しかし、兄弟喧嘩?により2009年に解散。その後も何度か再結成の噂が流れながらも、現在は兄弟別々のレーベルで音楽の道歩んでいます。オアシスの魅力はわかりやすくストレートなメロディ。誰もが耳を奪われる一貫性のある音を追求してきたことです。デビューシングル「Supersonic」には彼らの本質的な魅力が現れています。
*同年代の主なブリティッシュアーティスト:Blur(ブラー)、The Vervw(ザ・ヴァーヴ)、PULP(パルプ)
、Supergrass(スーパーグラス)、Ocean Colour Scene(オーシャンカラーシーン)、Suede(スウェード)、Radiohead(レディオヘッド)、KULA SHAKER(クーラ・シェイカー)、Manic Street Preachers(マニック・ストリート・プリーチャーズ)、Primal Scream(プライマル・スクリーム)、Charlatans(シャーラタンズ)、Stone Roses(ストーン・ローゼズ)、アンダーワールド (Underworld)
ソニーミュージックによるオアシスのオフィシャルサイト。オアシスの最新情報 、試聴、ライブ情報、着うた(R)などを掲載。
Coldplay(コールドプレイ)
今やUKミュージックシーンでカリスマとも呼ばれるコールドプレイは、2000年に入りその存在感を世に知らしめたバンドです。80〜90年代のブリティッシュロックから影響を受けている彼らの音楽はどこか静寂さを感じさせながらも心に響くビートを秘めています。ボーカルのクリス・マーティンのファルセットを多用した特徴的な唱い方は定評があり、美しく伸びやかな声で多くの人々に心を動かします。まずはアルバムを1枚聴き、コールドプレイが繰り広げる世界観に浸ってみてください。
*同年代の主なブリティッシュアーティスト:Franz Ferdinand(フランツフェルディナンド)、Kasabian(カサビアン)、Arctic Monkeys(アークティック・モンキーズ)、MUSE(ミューズ)
Coldplay / コールドプレイの最新情報やリリース情報、音源・PV試聴、ライブ・イベント情報、メディア情報などをご覧いただけます。
自分が好きなリズムを感じたアーティストから聴いてみる
ブリティッシュロックを聴いてみたい、と思ったら、まず気になる数曲を耳で感じてみましょう。
R&B、ソウル、ポップ、ロック、クラブ・・・アーティスト達は色々な音楽の要素をミックスして自分達の音楽を作り出しています。その中で自分が好きなリズムが分かれば、どのアーティストから聴いて行けばいいかがわかってくるものです。
1つずつ耳と心で聴き込んでいくに従い、ブリティッシュロックの魅力にハマリ、気がつけば知識豊富なUKマニアになってしまうはずです。
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この記事のライター
電機メーカーに長年勤務し、宣伝部門で販促活動や広告作成に従事しておりました。多くの男性と仕事をする中で得た様々な経験と女性としての視点を活かした記事で皆様が楽しめる記事を執筆していきたいと思います。