メンズオーバーサイズTシャツおすすめブランド&コーディネート徹底解説
オーバーサイズシルエットは近年のファッションシーンで重要なキーワードとなっています。ゆったりとしたシルエットになるため、体型が気になる場合も安心して着られ、トレンド感のあるカジュアルな印象を与えられるのが魅力です。この記事では特にオーバーサイズTシャツにフォーカスしてオススメのブランドとコーディネートを紹介します。
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アイキャッチ画像出典:www.ladmusician.com
オーバーサイズの魅力
オーバーサイズシルエットは近年のファッションシーンで重要なキーワードとなっています。ジャストサイズより少し大きめなサイズ感でアイテムを着用し、ゆったりとしたシルエットにするのがオーバーサイズシルエットです。そのため、体型が気になる場合も安心して着られるのが魅力。そのほかにも、カジュアルに見せることができたり、なによりトレンド感を出すことができるという魅力があります。この記事では特にTシャツにフォーカスしてオススメのブランドとコーディネートを紹介します。
コーディネートのポイント
オーバーサイズTシャツを着る際に、よりおしゃれに見せるためのポイントを紹介します。コーディネートの際の参考にしてみてください。
身幅・着丈に気をつける
オーバーサイズにTシャツを着る際には、単純にサイズの大きいものを着ればよいということではありません。身幅が広すぎる、また着丈が長すぎると幼く見えたりだらしなく見えてしまいます。アイテムを選ぶ際には、オーバーサイズで着るということを念頭に置きつつ、自分に適切なサイズ感のものを選びましょう。身幅は少し広め、着丈はジャストサイズとほぼ同じものを目安に選ぶのがおすすめです。
全体のバランスを意識する
オーバーサイズTシャツを着る上で特に注意したいのは、コーディネート全体のバランスを考えることです。うまくバランスの整ったコーディネートを売ることで、幼さやだらしなさを回避することができます。トップスにオーバーサイズなアイテムを使う場合、パンツはスリムなものを履いてメリハリをつけるのがポイント。また、オーバーサイズTシャツはカジュアルテイストが強いアイテムなので、フォーマルな印象のアイテムと合わせるとバランスがとれます。
【カジュアル】おすすめのブランドを紹介
UNUSED(アンユーズド)
2004年設立の日本のファッションブランドです。「観念的な枠を取り去り、解体し、存在の新たな形の追及提案」をコンセプトに、先入観をもたず過去の物に新たな観点で改良を加え、喜びを与える機能美と着心地を追求。日常に溶け込み、自身のスタイルを創る物として、ファッションの提案をし、過去やこれからの記憶に残るようなアイテム作りを目指した、比較的シンプルなデザインが得意なブランドとなっています。
UNUSED(アンユーズド)のオーバーサイズロングスリーブTシャツです。シンプルな黒地に、ホワイトのステッチが入っており、袖口と裾から出るロック糸が長めに取られており、少しだけデザインに変化のあるアイテムとなっています。基本的な形としては、オーバーサイズ感があまり強調されておらず、カジュアルに着こなしやすい丁度いいサイズ感に。オーバーサイズTシャツに手を出し辛いと感じている人にもオススメです。
販売価格:税込18,700円
AURALEE(オーラリー)
デザイナーの岩井良太が2015年にスタートさせた日本のブランドAURALEE(オーラリー)。世界中から厳選した原料と、日本屈指の生産背景で本当に良いと思える素材を探求し、それらの個性と時代の流れを反映させた、上質な洋服を作ることがコンセプトです。素材作りからを「デザイン」と解釈し、カットソー、ニットなど素材の良さがよく現れ、毎日着ることに適したアイテムを得意としています。
出典:baycrews.jp
AURALEE(オーラリー)のオーバーサイズTシャツです。袖丈を長めにとっており、オーバーサイズでもスマートに見えるシルエットを演出できます。身丈は長すぎず短すぎずの絶妙な丈感。身幅はスリムで、タックインをした際にも布が余りすぎず、オーバーサイズTシャツの良いところのみを取り入れたアイテムと言えます。幅広いジャンルのコーディネートに合わせやすくオススメのTシャツです。
販売価格:税込6,391円
JieDa(ジエダ)
JieDa(ジエダ)のブランド名は「自枝」から来ています。ブランドが自ら提案するスタイルを木になぞらえ、独自のオリジナリティが枝分かれする様に、多くの人に発信していきたいという理念をもとに、ストリートやモードなどファッションの垣根を越えて、流行に流されないスタイルを提案しています。2007年スタートした比較的新しいブランドで、近年特に注目を集めています。
JieDa(ジエダ)とスポーツブランドellesse(エレッセ)のオーバーサイズTシャツです。胸元と背中にロゴマークが付いています。オーバーサイズTシャツの中でもシルエットは大きめで、写真からもわかるように身幅、肩幅が広く、肩が落ちたようなシルエットになります。また、裾がアシンメトリーになっているというデザインも入っており、サイズ感だけではなく、Tシャツの形それ自体も面白いアイテムです。
販売価格:税込15,400円
Dulcamara(ドゥルカマラ)
出典:cotyle.com
Dulcamara(ドゥルカマラ)はラテン語の「Dulcis (甘い)」 と 「Amarus (苦い)」 を合わせた造語です。性別、年齢などの垣根を越えて「いいものはいいし、わるいものはわるい」という意識を持ってアイテムを作っています。展開されているアイテムは、丸みを帯びたデザインが特徴。トップスのサイズ感はオーバーサイズで長めの丈感、ボトムスは特にデニム地のものが多く、短すぎない独特の丈感のアイテムが特徴的です。
「バルーン」と呼ばれる特徴的なシルエットを用いた、Dulcamara(ドゥルカマラ)の定番アイテムです。気温が低くなっても快適に着られるように、生地にはスウェットを使用。同時にTシャツとしての軽い着心地を実現するため、前身頃と後ろ身頃でテキスタイルを変化させています。後ろ身頃にはギャザーがあり、単にオーバーサイズなだけでなく変わったシルエットを演出することができます。
販売価格:税込17,600円
KAIKO(カイコー)
代官山にあるセレクトショップO(オー)のオーナー吉田拓がディレクターを務めるブランド。ブランド名KAIKO(カイコー)は懐古主義や回顧といった昔から変わらないメンズ服の要素を大切にするということからつけられました。その要素を持ちながら現代の空気感を反映させているアイテムが魅力となっています。デザイン性が高いにもかかわらず価格帯が低いのも、このブランドをおすすめできる理由の一つです。
出典:zozo.jp
KAIKO(カイコー)のオーバーサイズTです。肩幅、身幅を長くとり、オーバーサイズに着ることを想定して作られたアイテムとなっています。身丈を長くとりすぎていないのも特徴で、オーバーサイズでもだらしなく見えないシルエットを実現させることができます。胸元にワンポイントで"K"のプリントがありますが、主張しすぎず様々なファッションに合わせやすいです。着方によってストリートにもモードにもなりうるので、一枚あると重宝します。
販売価格:税込6,600円
【ストリート】おすすめのブランドを紹介
OFF-WHITE(オフホワイト)
OFF-WHITE(オフホワイト)は現在ルイ・ヴィトンのディレクターも務めているヴァージル・アブローが手がけるファッションブランドです。近年ストリートシーンで特に人気なブランドとなっており、スポーツブランドのナイキとのコラボレーションスニーカーや、家具メーカーのイケアとのコラボレーションで作られた家具も話題を集めました。ラグジュアリーなストリートウェアをコンセプトとしているため、価格帯は少し高めですが、ストリートファッションをするのにこのブランドを選んでおけば間違いはないです。
背中に大きなブランドロゴが描かれたオーバーサイズTシャツです。肩幅、身幅とともに身丈も長めなタイプとなっており、「オーバーサイズ感」が強く現れています。特に背面のプリントの主張が強いため、一枚で十分映えるアイテムなのですが、アウターを羽織った際に、前面はシンプルであるためインナーとしても使いやすいアイテムです。
販売価格:税込39,500円
BALENCIAGA(バレンシアガ)
1918年創業のフランスのファッションブランドです。シンプルで洗練されたシルエットが評価を得て、エレガンスを代表するブランドとして長い間人気を誇っていたBALENCIAGA(バレンシアガ)ですが、2015年にデザイナーにデムナ・ヴァザリアが就任したことによって、ストリートシーンで人気を誇るブランドとなりました。現在ではストリートのイメージがすっかり定着しているラグジュアリーブランドです。
BALENCIAGA(バレンシアガ)のオーバーサイズTシャツです。着丈の長さがストリートらしさを演出。胸元にブランドロゴを大きめに配置するのがトレンド感も出しています。また、全体的にシンプルな色合い、形となっているので、比較的色合いが鮮やかになりがちなストリート系のアイテムとの相性が良いです。ブランドネーム自体が価値となっている今のストリートシーンでは、このようにロゴが大きめに入ったアイテムがトレンドなので、ぜひ手に入れてみてください。
販売価格:税込63,500円
NEONSIGN(ネオンサイン)
”THE PURSUE OF CLOTH ARTS.”「布芸の追求」をコンセプトとしている日本のブランドです。布で表現することができる形の最大限の可能性を追求しているという意味で、このようなコンセプトとなっています。実際にギミックが効いたようなアイテムが多く、カラーやシルエット加工など、変化のあるものがシーズンごとにラインナップされます。ディテールまでこだわったアイテム作りによって、人気の高いブランドです。
出典:zozo.jp
NEONSIGN(ネオンサイン)のオーバーサイズTシャツ。基本的にはシンプルな無地のアイテムとなっていますが、首元のリブに英字がプリントされ、ワンポイントのデザインが入っています。画像のように上手にサイズ感を合わせることによって、一枚でも映える着こなしができますが、シャツやアウターのインナーとして使うのもトレンドらしい着こなしでおすすめです。コットン100%で着心地の面でも魅力的なアイテムとなります。
販売価格:税込13,200円
【モード】おすすめのブランドを紹介
Maison Margiela(メゾンマルジェラ)
出典:sirchive.com
1988年パリでブランドを設立したMaison Margiela(メゾンマルジェラ)。衣服の再構築、再定義をして革新的なコレクションを発表するブランドとしてファッション界にも大きな影響を与えたブランドと言われています。とくにファッション好きの間で人気のブランドで、足袋型のブーツや、八の字にジッパーが付いたライダースジャケットなど「名作」と呼ばれるアイコン的なアイテムが幾つかあり、それらのアイテムを身につけることが一種のステータスにもなり得るほど、アイテム一つ一つの価値も高いブランドです。
一見シンプルなオーバーサイズTシャツですが、素材にはダイビングで使われるような伸縮性のあるスキューバ素材を使用。他のブランドでは思いつかないような素材を用いたMaison Margiela(メゾンマルジェラ)らしいTシャツとなっています。裏地がオレンジ色なので、袖をまくることで裏地が見え、色合いに変化を与えて着ることも。レイヤードやタックインなど、自分なりの着方が楽しめるアイテムです。
販売価格:41,800円
LAD MUSICIAN(ラッドミュージシャン)
「音楽と洋服の融合」を基本コンセプトとしている日本のメンズファッションブランド。音から得られる目に見えない、様々なインスピレーションを洋服という形のあるものにするという、ラッド ミュージシャンの提案するライフスタイルは、性別、年齢などの垣根を越えたものとなっています。落ち込んだ時に救ってくれる音楽のように、着る人にとってライフラインとなるようなブランドを目指しています。
オーバーサイズTシャツの特徴的なシルエットをさらに誇張して表現した「スーパービッグTシャツ」です。袖丈と、袖の太さをかなり大きめにとり、オーバーサイズな印象を。対して身幅は一般的なオーバーサイズTシャツより細いため、メリハリのついたシルエットとなっています。どこか和の雰囲気も感じるこのTシャツは、ハリのある生地感となっており、肌触りと見た目の上品さを併せ持ったアイテムとなっています。
販売価格:13,000円
オーバーサイズTを使ったコーディネート
オーバーサイズTシャツ×ストレートパンツ×スニーカー
シンンプルな白のオーバーサイズTシャツと、黒のストレートパンツ、スニーカーを合わせたモノトーンのコーディネートです。オーバーサイズTシャツを使ったコーディネートの基本である「シンプル」な合わせ方で、ストリートライクなカジュアルコーデとなっています。着ているのは袖丈を長くとったオーバーサイズTシャツですが、着丈は程よく、サイズ感も意識しています。
オーバーサイズTシャツ×オーバーオール×スニーカー
ミドル丈スリーブのオーバーサイズTシャツと、オーバーオールを合わせたコーディネートです。カジュアルに寄せたアイテムの合わせ方をしています。オーバーオールは同じカラーのジーンズでも代用可能。パンツはダボっとしすぎないように、丈を短めにロールアップし、オーバーサイズTシャツに対するサイズ感の調整をしています。全身を三色に抑え、色の合わせ方もシンプルなコーディネートのポイントを押さえています。
オーバーサイズTシャツ×イージーパンツ×スニーカー
イージーパンツ、スニーカーとオーバーサイズTシャツを合わせた、スポーティなコーディネート。シンプルなコーディネートになりがちなスポーツテイストのコーデですが、Tシャツのサイズ感を大きめにすることで少し変化を加え、おしゃれな印象にすることができます。ゆったりと楽に着られるのも魅力。Tシャツをロングスリーブのものに変えれば、夏だけでなく春、秋にもできる覚えておきたいコーデです。
オーバーサイズTシャツ×黒ジーンズ×スニーカー
黒のオーバーサイズTシャツを同じカラーのジーンズにタックインしたワントーンコーデ。Tシャツは着丈と身幅が大きすぎないものを選ぶことで、タックインした際にもすっきりとしたシルエットに見せることができます。パンツはロールアップして短めの丈感を演出、Tシャツのタックインと合わせスタイルを良く見せる効果があります。また、このコーデのようにスニーカーや小物でアクセントを加えると、メリハリをつけることができるのでおすすめです。
オーバーサイズTシャツ×ストレートパンツ×スニーカー
タートルネックタイプのオーバーサイズTシャツを使ったコーディネートです。Tシャツのサイズ感がより大きめなオーバーサイズシルエットとなっているのがポイント。このようにサイズ感の変化のつけ方が大きめな際は、アイテム数を少なく抑え、他のアイテムもできるだけシンプルなものを選んでください。パンツの丈感は短めに、ストレートにストンと落ちるようなシルエットのものがおすすめです。
オーバーサイズTシャツ×変形パンツ×革靴
前面に大きなプリントのあるストリート感が強めなオーバーサイズTシャツを使ったコーデ。パンツはデザインに変化のあるデニムを使用し、ストリートなテイストをさらに加えています。そんなトップスとパンツに対してバランスをとるように、シューズはきれいめでシンプルな革靴に。スニーカーを履かずにあえて革靴にすることで、ストリートのコーディネートに変化を与えるという、よりおしゃれに見せる上級スキルを用いています。
オーバーサイズTシャツ×コーデュロイパンツ×ブーツ
オーバーサイズTシャツの下に、別のTシャツをレイヤードさせたコーディネートです。インナーに着ている方のTシャツのオレンジが、首元と袖先から少しだけ見えており、コーディネートのアクセントになっているのがポイント。コーデュロイのパンツもトレンドらしく、全体的にゆったりとしたカジュアルなテイストに仕上がっています。オーバーサイズTシャツに限らず、厚手のスウェットなどでも同じようなコーディネートを組めるのでおすすめです。
オーバーサイズTシャツ×テーパードパンツ×ミュール
全体をブラウンのワントーンで合わせたコーディネート。全体的にきれいめなイテムを使うことによって、オーバーサイズTシャツがコーデ全体をカジュアルダウンさせる役目になっているのがポイントです。全身に使っているブラウンのカラーは、秋冬のトレンドである「レトロ感」を演出。シューズもエレガントなイメージのミュールを履くことによって、サイズ感・カラー合わせて今らしいコーディネートとなっています。
オーバーサイズTシャツ×ストライプパンツ×サンダル
ストライプの柄が入ったスリムなパンツと、オーバーサイズのTシャツを合わせたコーディネート。トップスは大きめ、パンツをすっきりとさせることで逆三角形のシルエットとなり、それがスタイルを良く見せるためのポイントとなっています。また、パンツのストライプも足をすっきりと長く見せる効果があり、全体的に見え方を意識したコーディネートです。サンダル以外に白スニーカーを履くのもおすすめ。
オーバーサイズTシャツ×ショートパンツ×スニーカー
ショートパンツを使ったオーバーサイズTシャツのコーディネート。気温が高い夏におすすめです。オーバーサイズTシャツとショートパンツ、ハーフパンツを合わせる際のポイントは、パンツの裾を短くしすぎないこと。Tシャツの下から見えるパンツの面積が小さいと、スタイリッシュに見えず、逆に違和感のあるコーデになってしまいます。スニーカーを履いていますが、ソックスはそのままでスポーツサンダルなどにするのもおすすめです。
オーバーサイズを着こなそう
この記事で紹介したブランドのアイテム、そしてコーディネート例を参考に、ぜひオーバーサイズTシャツを着てみてください。その中で自分なりの着こなしを見つけることができ、よりおしゃれの幅が広がれば幸いです。