アメカジブランド人気おすすめ20選

男の定番アメリカンカジュアルとは

アメカジと言えば、デニムにワークブーツを男らしいコーデを想像するかたもいれば、一方で、紺ブレにチノパン、そして足元にはローファーを合わせた、いわゆるアイビースタイルを想像する方もいると思います。そもそも一口にアメカジと言っても、東海岸と西海岸ではファッションスタイルが大きく違います。西海岸は金鉱や炭鉱産業など、肉体労働で大きく発展した地域であり、海に近くサーファーやスケーターの聖地でもあります。そんな人々のライフスタイルを反映するように、西海岸の人々のファッションスタイルは労働者の風土を残しつつ、より気楽なカジュアルファッションへと発展しました。東海岸は名門8大学からなる、アイビーリーグで流行したアイビールックやよりカジュアルなプレッピーファッションなど、都会的なカジュアルスタイルが発展しました。日本でも90年代に爆発的な人気を起こし、ラグジュアリーブランドがこぞってアメカジをデザインソースに掲げるなど、今やメンズファッションの中でアメカジは不動の地位を築いています。

アメカジファッションを着こなすうえで欠かすことのできないアイテム

アメカジは自由なスタイルが基本ですが、欠かすことのできないアイテムがいくつかあります。西海岸、東海岸、それぞれのファッションスタイルを代表するアイテムを紹介します。

西海岸

ネルシャツ

ネルシャツと聞くと、チェック柄のシャツとイメージする人も多いと思いますが、ネルシャツとはフランネル素材のシャツのことで、チェック柄のシャツのことではありません。フランネルとは柔らかく、コシのある紡毛織物のことで、保温性がありながら耐久性にも優れる素材です。最近では、ネルシャツと称して、フランネル以外の素材で織られたチェックシャツを販売しているブランドが多数ありますが、本物のネルシャツが欲しい方は、老舗のアメリカブランドなどをチェックしてみてください。

デニムパンツ

金鉱や炭鉱で働く労働者のために、Levi's社が開発した、デニムパンツ。今では世界中の人々から愛されるメンズファッションのマスターピースです。シルエットや色味、ダメージなどデニムパンツはアイテムごとに様々な違いがあります。以前までの西海岸ではワイドシルエットのデニムパンツを履くことが流行していましたが、今は、細身のデニムパンツが流行しており、時代によって着こなし方が変わります。

ワークブーツ

西海岸のアメカジスタイルの足元にはワークブーツは欠かすことができません。耐久性があり、無骨なデザインのワークブーツはまさに労働者のための一足です。また、西海岸ではワークブーツだけでなくショート丈のブーツやVANSのスニーカーなど、他にもたくさん定番アイテムがあるので、ブランド紹介で合わせてチェックしてみてください。

東海岸

紺ブレ

紺ブレとは紺色のブレザーの略語のことです。かつて往年のアイビーリーガーたちが愛用したアイテムで、日本でも大ヒットを巻き起こしました。ブレザーは19世紀中盤、英国海軍の有する艦「ブレザー号」の制服として採用されたダブルブレストのジャケットが起源とされており、ジャケットとはまた違った良さを感じることができます。好みもありますが、紺ブレには金ボタンが定番で、銀ボタンに比べてカジュアルな印象を強めることができます。

コットンパンツ

コットンパンツとはその名の通り、コットン素材を使用したパンツのことで、チノパンも厚手のコットンを使用したパンツなので、広い意味でコットンパンツの一部に当たります。ワンタックの入ったクラシックなデザインのパンツがかつてアイビーリーガーたちに愛され、紺ブレにボタンダウンシャツ、そしてコットンパンツを合わせたコーデはまさにアイビーファッションの象徴です。

コインローファー

1936年にG.H.BASSが世に送り出したコインローファー。名称の由来はサドル部分にダイヤモンド型の切れ込みが入っているのが特徴で、そこに1セント硬貨を差し込んだことでコインローファーと呼ばれています。弁護士の象徴であるタッセルローファーやラグジュアリーなビットローファーなどローファーにはいくつか種類がありますが、アイビーりがーたちが愛用したのはこちらのコインローファーでした。

おすすめのアメカジブランド

おすすめのアメカジブランドを紹介します。歴史のある老舗アメカジブランドから、最新のアメカジブランドまで幅広く紹介するので是非、参考にしてみてください。

PENDLETON【ペンドルトン】

150年以上もの間アメリカンスタイルの標準を作りだし続けてきた、老舗アメカジブランド、ペンドルトン。アメリカの良心と称されており、6代にわたり家族所有されてきた会社で、アメリカの遺産、正統性、織物職人の技にこだわり続けています。これまでに数々の名作を世に送り出してきたペンドルトンは、今や数少ない本物のネルシャツを購入できるブランドの1つです。老舗アメカジブランドが好きな人におすすめのブランドです。

CAMCO【カムコ】

アメリカで設立されたファクトリーブランド、カムコ。ラルフローレンやジェーシーぺーになど、様々なブランドのアイテムの生産を任されるなど、アメリカ国内でトップクラスのシェアを誇るファクトリーブランドでしたが、現在は日本のメーカーがライセンスを手にいれ、自社ブランドのアイテムも展開しています。特に、シャンブレーシャツのクオリティが高く、価格帯も低価格であるため、古き良きアメカジ好きに愛されるブランドです。

PETER BALANCE【ピーターバランス】

アメカジを代表するニットブランド、ピーターバランス。地域によってはピーターブランスとも呼ばれており、日本ではピーターバランスという表記がとられています。ピーターバランスと言えば、シェットランドセーターやシャギードッグセーターなど様々な種類のセーターを世に送り出したブランドとして有名です。日本でも認知度はそこまで高くありませんが、そのクオリティの高さは世界中から認めらているので、高品質なニットを探している方は是非、参考にしてみてください。

BARNSTORMER【バーンストーマー】

アイビーファッションが徐々に日本に浸透していた時代に、初めてチノパンを世に送り出した日本のブランド、バーンストーマー。1970年代には爆発的な人気を誇っていましたが、2000年に一度ブランドを休止しましたが、2014年に再びブランドが復活しました。ざっくりとした風合いのコットン素材をドレスパンツの様な仕立てで仕上げたバーンストーマーのチノパンはまさに、大人のカジュアルパンツ。上品なコットンパンツ、チノパンを探している方におすすめのブランドです。

BRIEFING【ブリーフィング】

1998年にミル・スペックに準拠した真のミリタリズムを追求し創業した、鞄ブランド、ブリーフィング。その技術力の高さから米軍にアイテムを支給していたほどアイテムのクオリティが高く、今でも官給品ブランドとして有名です。ミリタリーのままであってはならないをデザインソースに、最新鋭の技術で開発した素材や機能をタウンユース用にミニマルに落とし込んだアイテムを展開しており、どんなコーデにもマッチするデザイン性の高さが人気のブランドです。

BAGGY【バギー】

ブルックスブラザーズで世界初のボタンダウンシャツを生み出した、ハワードグロスマン氏が創業したブランド、バギー。バギーはクラシックなボタンダウンシャツを今でも製造している数少ないメーカーの1つで、少しだけラウンドカラー(レギュラーカラー)のアイテムも展開していますが、ラインナップはほとんどボタンダウンシャツです。スリムなシルエット全盛の今にあっても、身幅ゆったり、着丈短めのクラシックなシルエットにこだわり続けるバギーのボタンダウンシャツは休日気楽にシャツを着こなしたい方におすすめのアイテムです。

Schott【ショット】

100年近い歴史を持つ、老舗アメカジブランドであるショット。本物のアメリカンカジュアルを現代のサイズ感でをコンセプトに、トレンドを上手くくみ取りながらディティールにこだわったアイテムを展開しています。ショットと言えば、レザーアイテムと言われるほどレザーアイテムのクオリティが高く、ライダースをはじめ多数のアイテムをリリースしています。レザージャケットを探している方は是非、チェックしてみてください。

ENGINEERED GARMENTS【エンジニアードガーメンツ】

1999年創業のニューヨーク発、人気セレクトショップであるエンジニアードガーメンツ。アメトラ、ミリタリーなどの要素を取り入れた実用的なデザインが人気となっており、古き良きアメリカンカジュアルを意識したアイテムを展開しています。シンプルで癖の無いデザインのアイテムが多いですが、他のブランドとは違った細かなこだわりを持っています。上質でおしゃれなアメカジブランドを探している方におすすめのブランドです。

J.PRESS【ジェイプレス】

着る人によって快適な服をコンセプトに、1902年に創業した、J.PRESS。J.PRESSはファッションや生活を変化するものという概念ではなく、完成させるものという概念でとらえ、伝統と歴史をふまえつつ、時代に応じた感性を加えながら、上質で品格のあるライフスタイルを提案しています。ジャケットからネクタイ、シャツまで幅広いアイテムを展開している総合アパレルブランドなので、アメカジのアイテムを人通り揃えたい人におすすめのブランドです。

WIGWAM【ウィグワム】

made in USAにこだわる老舗ニットブランド、ウィグアム。ニットセーターやビーニーなどニット素材を使用したアイテムを多数リリースしている、ウィグアムの中でも最も高い人気を誇るアイテムがライン入りソックスです。カラー展開が豊富で、何種類ものニットを混合して製造されるソックスは通気性が良いだけでなく、耐久性も優れています。ブーツに最も合うソックスと称されるウィグアムのソックス。是非、チェックしてみてください。

RAILROAD SOCKS【レイルロードソックス】

1901年創業のソックスブランド、レイルロードソックス。ブランド名の通り、もともとは鉄道作業員のために耐久性に優れた靴下を生産していたことが始まりで、機能性はもちろんですがその価格帯の安さから、今なお、高い人気を誇るブランドです。リブとパイル素材を組み合わせた絶妙な履き心地にはまってしまう方が多く、リピート率が非常に高いブランドでもあります。自分の中で靴下の定番が見つけれていないという方は是非、チェックしてみてください。

Danner【ダナー】

1930年代に創業したアメリカのワークブーツブランド、ダナー。レッドウィングと並び、アメリカでは2大ワークブーツブランドと評されており、ドレスシューズまで手掛けるレッドウィングとは違い、ワークブーツに特化したブランドです。ブランド創業時より、一貫して細部のディティールまでこだわってきた老舗ワークブランドなので、ガシガシ履けるワークブーツを探している方は是非、チェックしてみてください。

REDWING【レッドウィング】

アメリカの老舗ワークブーツブランド、レッドウィング。ワークブーツからドレスシューズまで幅広くアイテムを展開しており、無骨なデザインと優れた耐久性に定評があるブランドです。ワークブーツに目が行きがちですが、アメカジを語るうえでポストマンを忘れることはできません。米国の郵便局に公式採用されたポストマンは、デザインと機能性を高いレベルで兼ね備え、カジュアルなアメカジコーデにもマッチする万能な一足です。無骨で耐久性に優れた革靴を探している方におすすめのブランドです。

G.H.BASS【ジーエイチバス】

ローファーの元祖ブランド、G.H.BASS。コインローファー(ペニーローファー)はアイビーファッションやアメトラファッションなどに欠かすことのできないアイテムであり、上品な光沢感はカジュアルなスタイルだけでなく、ドレススタイルにもマッチします。作りも丁寧で、きちんとお手入れしていただければ長く履くことができるので、ローファーを探していた方におすすめのブランドです。

VANS【バンズ】

西海岸のスケーターたちの中で最も人気なブランドである、VANS。Old SkoolやERA、Slip ONなど多数の人気を展開しており、価格帯もリーズナブルなため幅広い世代から人気を集めています。70年代に放映された「ロードオブドックタウン」の中で、当時の西海岸のスケーターたちが履くVANSのオーセンティックが、日本でも大ヒットとなり、今でもアメカジファッションの定番アイテムの一つです。

HTC【エイチティーシー】

デニムに合うベルトと言えば、HTCと言われるほど、アメカジファッションに欠かすことのできないHTCのスタッズベルト。ブランドのオーナーである、ZIP STEVENSON氏はどんなヴィンテージデニムもZIP氏の手にかかれば息を吹き返し、リペアによって更なる進化を遂げるとも言われている事から付いた通り名はL.Aのデニムの神様です。デニムに精通しているZIP氏だからこそ作れるスタッズベルトは世界中のデニムファンから愛される名作です。

Levi's【リーバイス】

デニム界の原点であり、今なお、トップクラスの人気を誇るリーバイス。最も有名なモデルである501はアメカジファッションを愛するすべての人たちが一度は履いたことがあると言っても過言ではありません。デニムのイメージが強いリーバイスですが、チノパンやコーデュロイパンツ、センタープレスパンツなど幅広いアイテムを展開しており、アメカジコーデのボトムス選びに悩んだ際はリーバイスを選ぶことをおすすめします。

CAMBER【キャンバー】

made in usaにこだわり、古き良きアメリカを感じることができるざっくりとしたヘビーウェイトのアイテムを展開するキャンバー。ヘビーウェイトと名を打つアイテムを展開するブランドはたくさんありますが、キャンバーほど厚く、タフなアイテムを展開するブランドはほとんどありません。代表アイテムである、Tシャツは着こんでも全くへこたれることは無く、洗いこめば独特の風合いへと経年変化をするので、アメリカを感じることができるブランドを探している方におすすめです。

SIERRA DESIGNS【シエラデザインズ】

1965年にジョージ・マークスとボブ・スワンソンにより誕生した老舗アウトドアブランド、シエラデザインズ。1968年に、コットン60%、ナイロン 40%の黄金の比率で製作された60/40クロスを開発しました。60/40クロスとはコットン100%よりも肌触りが良く、ナイロン100%よりも摩擦に強く、独特の風合いを持つ素材のことで、今では様々なブランドが採用しています。マウンテンパーカーの元祖として、永遠のド定番と言われるシエラデザインのマウンテンパーカーはアメカジを語るうえで欠かすことのできないアイテムです。

HOLLYWOOD RANCH MARKET【ハリウッドランチマーケット】

聖林公司グループが運営するアメカジブランド、ハリウッドランチマーケット。ブランド創立時より、アメリカのスタンダードなウエアをとても大切にしており、特にデニムパンツはヴィンテージのデニムパンツを解体して研究するほどこだわって制作しています。ウェアだけでなくソックスやアクセサリー、アンダーウェア、日用品など幅広くアイテムを展開する総合アパレルブランドなので、気になった方は是非、チェックしてみてください。

アメカジファッションは男の永遠の定番

ここまで記事を見ていただきありがとうございます。少しでも皆様の参考になれば幸いです。おすすめのアメカジブランドの紹介はいかがだったでしょうか。アメカジはファッションが好きな方ならば、一度は通ったことがある道だと思います。歴史の深い老舗ブランドから現代的なアメカジブランドまで幅広く紹介するので是非、参考にしてみてください。