【徹底解説】ソフトテニスラケットの選び方&最新おすすめラケット
ソフトテニスを始めようとしている人やソフトテニスを始めたばかりの人はラケットをどうやって選んだらいいのか分からないはずです。この記事ではソフトテニスのラケットの選び方を一から説明し、ソフトテニスラケットの最新おすすめモデルを紹介しています。これを読めばソフトテニスラケットについて疑問はなくなっているはず。
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《大前提》ソフトテニスとテニスのラケットは全く違う
ソフトテニスのラケットが硬式テニスのラケットと同じ物と思ったら大間違いです、というのもソフトテニスと硬式テニスというのは大方のルールなどは同じなのですが使用するコートの大きさやネットの高さ・ボールの種類が違う以上ラケットも硬式テニスラケットと大きく異なってきます。そしてソフトテニスは基本的にダブルスが試合形式の基本であり前衛・後衛とポジションが明確に分けられているのも硬式テニスと異なる大きな特徴であり、もちろんラケットの種類も前衛と後衛で異なってくるのは言うまでもありません。
【解説】ソフトテニスラケットの選び方①前衛用と後衛用
ソフトテニスのラケット選びにおいて一番間違えてはいけないポイントは前衛用と後衛用という大きくソフトテニスのラケットを2分類する2つの要素です。
前衛の役割&ラケットの特徴
ソフトテニスの前衛とは常にネット付近にポジショニングし隙あらばボレー・スマッシュといった攻撃的なネットプレーでポイントをゲットする役割を試合の中で担っています。なので前衛用のモデルの特徴としてはボレーの安定性の為フレームは大きめ、グリップは太めに設定されていてボレーからスマッシュなどの素早い持ち換えに対応する操作性を実現する為に重さが軽いという点が挙げられます。
後衛の役割&ラケットの特徴
出典:i.ytimg.com
ソフトテニスの後衛とは常にライン付近にポジショニングし前衛がポイントをゲットするチャンスを作るためにラリーをつなげるといったいわば守りのポジションといえます。なので後衛用のモデルの特徴としては正確なコントロールを実現するためにフェイス面積は小さめ、グリップは細めに設定されていて激しいラリーの中で重い打球に負けないようラケットの重量は重く設定されているものが多いです。
前衛と後衛の役割が分かりやすい試合です。後衛がチャンスメークし、前衛がしっかりとポイントをものにしています。
【解説】ソフトテニスラケットの選び方②重さ・シャフト・フェイス面積・グリップ
前衛用モデルと後衛用モデルの違いが理解出来たらさらに細かいところまでこだわって選んでいきましょう、ここで解説するポイントは4つで重さ・シャフト・フェイス面積・グリップです。
ポイント① 重さ
ソフトテニスラケットの重さの平均は240g前後で、基本的にソフトテニスのラケットは硬式テニスのラケットよりも全体的に軽いので男性だったら~g女性だったら~gといった目安はありません。
重さ選びにおいて参考にすべき点は自分がどんなプレーをしたいかで、前衛で頻繁にラケットを持ち替えるという人は操作性重視で軽いラケット、後衛で重い打球に負けない力強いストロークを打ちたいという人は重いラケットがおすすめです。
ポイント② シャフト
シャフトとはラケットのグリップとフェイスをつないでいる二つに枝分かれしている部分の事でソフトテニスのラケットはこのシャフトの部分のバリエーションが硬式テニスよりも豊富でプレーに大きな影響を及ぼしています。大きく分けてシングルシャフトとダブルシャフトの2種類があります。
シングルシャフトは振りぬきが良く打球への力が伝わりやすいのでストロークをプレイの中心とする後衛向き、ダブルシャフトは面の安定性が高く操作性が高いので前衛に向いているといっていいでしょう。
左がダブルシャフト
右がシングルシャフト
ポイント③ フェイス面積
フェイス面積というのはラケットのガットが貼ってある部分のことでボールが接触する箇所なのでプレーに直結するというのは言うまでもありません。ここだけは硬式テニスのラケット選びと共通する箇所が多くフェイス面積が小さいとその分空気抵抗が少なくなるのでスイングスピードが速くなり打球スピードが速くなるので後衛向き、フェイス面積が大きいとスウィートスポットが大きくなるかつ広いフェイスでボールをとらえることの出来る可能性が上がるので初心者の方や前衛の方に向いています。
ポイント④ グリップ
グリップの太さはラケットが手で扱う道具であるという性質上ラケット選びにおいて重要な要素であります。グリップの太さはプレーの各所で重要で、例えば後衛のプレイヤーの方であればラリーの最中にスライスショットを打ちたいとなったときにグリップが細めであるとグリップの握り直しが素早く行えます、なので後衛には細いグリップがおすすめです。逆にボレーやスマッシュという技においては面の安定性や手首のブレが致命的となるので太いグリップが好まれます、なので前衛には太いグリップがおすすめです。
【厳選】各メーカーおすすめソフトテニスラケット
ソフトテニスにおける前衛と後衛の役割そしてそのポジションごとのラケットの種類の違いは分かったと思います。ここからは各メーカー最新のおすすめテニスラケットを紹介していくので、選び方を踏まえたうえで自分にピッタリのラケットを見つけましょう!
ちなみにソフトテニスラケットを取り扱っているメーカーは少なく、実質ミズノとヨネックスが人気を独占している状態。なので今回はミズノとヨネックスのソフトテニスラケットを中心に紹介していきます
ミズノ
硬式テニスのラケットブランドではあまり見かけないミズノですがソフトテニスにおいてはヨネックスとぶっちぎりのツートップのメーカーです。弾き重視のジスト・弾きと食いつきのバランスがウリのジストゼロ・ボールへの食いつきが特徴のディープインパクトという三つのシリーズからミズノのラインアップは成り立っています。
XYST(ジスト) TT
【価格】¥ 25,920
【重さ】238g
【フェイス面積】90平方インチ
【グリップ】太い
ジストTTはミズノの弾きを売りにするXYSTシリーズの前衛用のモデルの中で最も上級者向けに位置付けられているラケットです。ですがこのラケットは前衛を自分のポジションとする人には全員におすすめしたいラケット、ジストTTのボレースマッシュなど前衛が頻繁に行うプレーのしやすさはミズノの前衛用ラケットの中でも頭一つ抜けています。
XYST(ジスト) ZZ
【価格】¥ 24,840
【重さ】238g
【フェイス面積】85平方インチ
【グリップ】細い
ジストZZはミズノのソフトテニスラケットの後衛用モデルの中で最もいい意味で無難なラケット。後衛用のラケットに必要な振りぬきやすさ・飛ばしやすさに関してはいう事がありません。ジストZZで打ったストロークの伸びとドライブのかかり具合は気持ちがいいです、ソフトテニスで後衛を担当している人なら1本持っていて損はないです。
DI (ディーアイ)T100/Z100
【価格】¥ 23,760
【重さ】238g(T100) (Z100)
【フェイス面積】90平方インチ(T100) (Z100)
【グリップ】中太(T100) (Z100)
ミズノの最も新しいラケットシリーズDIシリーズのDI T100とZ100はソフトテニスに慣れてきて初心者用のラケットが物足りなくなってしまった人にお勧めしたいラケット。ミズノのソフトテニスラケットの中では中・上級者むけに位置付けられていますが、このラケットは初心者から中級者に上がるまさにその時というタイミングで使用するとさらに上達できます。前衛・後衛モデルの違いはフェイス面積やグリップの太さだけで使い心地はとても良く万人受けするラケットといえます。
DI-Z AERO
【価格】¥ 28,800
【重さ】238g
【フェイス面積】90平方インチ
【グリップ】細い
ミズノの最新かつ革新的な性能を持ったソフトテニスラケット。一般的に後衛用のラケットラケットの先を重くし遠心力を利用して振りぬきやすくしていますがこのラケットはラケットの先端が軽くなっています。後衛用ラケットの早いストロークは打てるのだけれどもイマイチ操作性がよくないという弱点を克服したラケットといえます。それに加えて後衛の人がとっさに前衛の役割をしなければならない場面においても十分に対応することが可能です。
ヨネックス
ヨネックスは硬式テニスでも存在感抜群ですがソフトテニスのラケットにおいても存在感抜群です。ソフトテニス界ではミズノと並んで不動の人気を誇ります。ヨネックスのラケットラインアップはスピード重視のエフレーザー・弾き重視のレーザーラッシュ・ドライブがウリのネクシーガ・バランス重視のナノフォースから成り立っています。
エフレーザー7V/7S
【価格】¥ 26,400
【重さ】238g
【フェイス面積】90平方インチ(7V)(7S)
【グリップ】中太(7V)(7S)
ナノフォース7V/7Sはヨネックスのラケットを買いたいけれども何を買ったらいいかわからないという人にオススメしたいモデル。球持ちの良さが特徴でボールを打っている感覚が手に良く伝わるのでボールがコントロールしやすく、初心者用ラケットを今まで使っていたけれどそろそろ実践的なラケットが欲しいという人にはとてもお勧めです。7Sが後衛用・7Vが前衛用で、それぞれの球持ちの良さはそのままに重さ・長さなどがそれぞれのポジションに向いた仕様になっているのでポジションにあったものを選びましょう。
レーザーラッシュ 9V/9S
【価格】¥ 27,600
【重さ】238g
【フェイス面積】85平方インチ(9V)(9S)
【グリップ】太い(9V) 細め(9S)
レーザーラッシュ9V/9Sはヨネックスの最上位モデル。このラケットは初心者の方にはもちろん中級者の方にはお勧めできません、このラケットの特徴として打球感が固くスウィートスポットに当たらなければラケットの性能を充分に発揮することが出来ないからです。逆にソフトテニスを熟練しているような人が使用すると狭いスウィートスポットに凝縮されたパワーがボールに伝わり超攻撃型ラケットとして心強い味方になってくれます。
ネクシーガ70G
【価格】¥ 24,840
【重さ】238g
【フェイス面積】85平方インチ
【グリップ】細い
ヨネックスのラインアップの中では後衛の中でも特に攻めのプレーを重視する後衛のプレーヤー向けに作られたモデル。ほとんどシングルシャフトといっていいような形状をしていて、シングルシャフトのいい点とダブルシャフトのいい点を併せ持ったラケットといえます。1本シャフトの進化型と位置付けられているエナジーブラストという新形状でを搭載していて1本シャフトのパワー・振りぬきやすさはそのままにダブルシャフトの安定感を加えることに成功しています。
レーザーラッシュ1V / 1S
【価格】¥ 19,200
【重さ】208g
【フェイス面積】90平方インチ(1V)(1S)
【グリップ】中太(1V)(1S)
ヨネックスのレーザーラッシュシリーズの初心者モデルですが、スペック的に言うと初心者モデルというには十分すぎるスペックを持っているラケットです。ヨネックスのソフトテニスラケット上位モデルにはほぼ全てに搭載されている技術「BCシャフト」や「Xフラーレン」が搭載されていて、初心者モデルながらも打球感は本格派。ですがしっかりと初心者の方が使いやすいように打球感は柔らかくボールが良く飛ぶように設計されています、なのでレーザーラッシュ1v/1sは最強の初心者ラケットといえます。
自分に合ったラケットを選んでもっと上達!
ソフトテニスラケットの選び方・最新のおすすめラケットを紹介しました。
自分に合ったラケットを使うことがソフトテニスのみならず、すべてのラケットスポーツの上達の近見です。この記事を読み終えたあなたには既に自分に合ったラケットを選ぶ知識は十分に備わっています
自分に合ったラケットを使ってさらに上達しましょう!
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この記事のライター
広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。