バンクーバーのおすすめ定番観光スポット10選
世界でもっとも住みやすい都市にいつもランクインされているカナダのバンクーバー。そんなバンクーバーには、ぜひとも訪れてほしい観光スポットがたくさんあります。本当にたくさんあるため、ここでは現地の人もおすすめする定番の観光スポットをご紹介します。ガイドブック以上に濃い情報をお届けしますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
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バンクーバーの観光スポットはハズレがない!
これはバンクーバー最大の魅力でもあるのですが、バンクーバーの観光スポットにほとんどと言っていいほどハズレがありません。「行ってみたら期待外れだった…」という観光スポットが多いこの世の中、どこに行っても世代問わず楽しめる街はバンクーバーの魅力とも言えるでしょう。
なぜ、どの観光スポットに行っても期待以上なのか?それはバンクーバーが近代的な都市なのにも関わらず、近隣には山々や海、そして多くの自然があるからなのです。つまり行く所によって風景や空気がガラリと変わるため、どこに行っても新鮮な気分で楽しめるというのがバンクーバーの魅力なのです。
ただいくらなんでも、観光旅行中に全スポットを訪れるのはさすがに無理があります。そんな時は、本当に訪れておくべきスポットだけに的を絞り、空いた時間で他のスポットを見て回るのが効率の良い歩き方と言えるでしょう。
限られた時間の中で効率よく観光スポットを回れるように、多くの現地住民や観光客がおすすめするスポット10選をお届けします!
【1】Stanley Park(スタンレーパーク)
バンクーバーに来たら絶対訪れておきたい公園、それが「スタンレーパーク」です。公園といっても、そこら辺にある公園とは大きさも美しさもレベルが全く違います。日本にはまずスタンレーパークのような公園がないので、バンクーバーに来たらぜひ訪れて公園のすばらしさを体験しておきましょう。
スタンレーパークはダウンタウンの西側にある巨大な公園で、毎日多くの人がここでサイクリングやウォーキングなどを楽しんでいます。世界で16番目に美しい公園とも言われているだけあり、公園のあちらこちらには多くの針葉樹林が生息。公園内を歩いていると、リスやアライグマ、時にはコヨーテなどの野生動物にも出会えます。
ここでの楽しみ方は実に様々です。公園の周辺には自転車をレンタルできるお店がたくさんあるので、そういったところで自転車を借りてサイクリングを楽しむのもひとつの手でしょう。なんといっても公園の外周は約9kmもあるので、歩くのが好きな人はぜひ一周してみて下さい。運が良ければ、歩いている間にアザラシやシャチを見ることもできます。
スタンレーパークに訪れると、日本とは違った公園での過ごし方を体験することができます。まるで映画の世界に入り込んだような気分になれるスタンレーパークで、のんびりと旅の疲れを癒してみるのも素敵な過ごし方です。
基本情報
【アクセス】ダウンタウンのW.Pender st.沿いにあるバス停から#19のバスに乗る
【2】Granville Island(グランビルアイランド)
スタンレーパーク同様、バンクーバーに来たら絶対訪れておきたいスポットが「グランビルアイランド」です。ここには約70ものパブリックマーケットが入っているほか、ビール醸造所やアートギャラリー、そしてお土産屋さんなど、とにかく様々なお店で充実しています。そのため、軽く半日はフランビルアイランドで観光ができるほど見所いっぱいです。
まず、パブリックマーケットにはぜひ足を運んでおきましょう。数々のとれたて野菜や果物、そして魚介類のほか、パンやスイーツ、こだわりチーズなどがズラリ並んでおり、ついつい色んなものを味見してみたくなるほど美味しいもの達が顔を並べています。他にもフードコートが充実しており、ここでは各国の料理を気軽に味わうことができます。
そして見逃してならないのは、グランビルアイランドビールの醸造所。毎日ビールテイスティングツアーを開催しており、なんと$9.75で醸造所ツアーとビールのテイスティング(3種類)を楽しむことができます。もちろんツアーに参加しなくても、お店の中にあるバーでグランビルアイランドビールを頂くこともできるので、ぜひ味わっておきましょう。
基本情報
【住所】1669 Johnston St.
【アクセス】ダウンタウンから#50のバスに乗り約15分
【営業時間】9:00~19:00
【定 休 日】無休
【電話番号】604-666-6477
【3】English Bay(イングリッシュベイ)
バンクーバーで一番人が集まるビーチ「イングリッシュベイ」にもぜひ足を運んで見て下さい。イングリッシュベイはスタンレーパークのシーウォール(外周)と繋がっており、スタンレーパークからそのまま歩きながらイングリッシュベイにたどり着くことができます。
天気のいい日はここで日光浴を楽しんでいる人がたくさんおり、夕暮れ時には最高にロマンティックなサンセットを見ることができます。日本と違ってカナダの空は色が濃いため、夕焼けとのコントラストがものすごく綺麗なんです。一度見たら絶対に忘れられない美しさなので、時間にゆとりがある方はぜひ見ておきましょう。
また、周辺にはおしゃれなレストランがたくさん並んでいますから、そういったところで食事やお酒を楽しみながら海やサンセットを眺めるのも贅沢な時間です。ただし夏の時期は予約しておかないとどこもすぐに満席になってしまうエリアなので、イングリッシュベイ付近でディナーを楽しみたい時は事前に予約することをおすすめします。
基本情報
【アクセス】ダウンタウンのRobson st.沿いにあるバス停から#5のバスに乗る
【4】Capilano Suspension Bridge Park(キャピラノ吊り橋)
ここ「キャピラノ吊り橋」は、テレビや雑誌等で見たことがある方も多いのではないでしょうか?バンクーバーの超人気観光スポットといえば、やはりキャピラノ吊り橋です。
キャピラノといえば、長さ137mもの吊り橋をはじめ、崖に設置された遊歩道「クリフウォーク」があることでも有名。渓谷にかかる長い橋は歩くたびにユラユラと揺れるので、想像以上にスリルあります。そのため、高所恐怖症の方は渡ること自体ちょっと勇気がいるかもしれません。ほかにも、整備された遊歩道や展示物、そしてお土産屋さんなどもあり、森のテーマパークのようになっているのがキャピラノの面白いところです。
バンクーバーのダウンタウンからキャピラノに来ると、同じバンクーバーとは思えないほど大自然が広がっているので感動することでしょう。この辺りは温帯雨林なので、ダウンタウンとは空気が全く違うことを肌で感じることができます。これがバンクーバーの魅力なのです。
基本情報
【住 所】3735 Capilano Rd.
【アクセス】カナダプレイスから無料シャトルバスあり(その他ハイアットホテル、ロブソン通り・ブルーホライズン、ウェスティンホテルからも乗車可)
【営業時間】季節によって異なる(詳細はHP参照)
【定 休 日】無休
【電話番号】604-985-7474
【料 金】$35.95
【5】Lynn Canyon Park(リンキャニオンパーク)
実は、長い吊り橋はキャピラノ吊り橋だけではありません。ここ「リンキャニオン」は観光客に意外と知られていないため、バンクーバーへ旅行で来た方はまず見逃してしまうスポットです。
リンキャニオンはキャピラノ吊り橋と違い、無料で長い吊り橋を楽しめる場所。キャピラノは入場料に$35.95もかかってしまうのに対し、リンキャニオンは無料で長い吊り橋を楽しむことができます。そのため、リンキャニオンの存在を知っている現地の住民はこちらをすすめる方が多いです。
とは言っても、リンキャニオンの方が橋の長さがちょっと短く、キャピラノのようなテーマパーク要素はありません。リンキャニオンが「自然な形でハイキングをする場所」だったら、キャピラノは「テーマパークのような場所でハイキング」といった感じでしょう。バンクーバーでハイキングを楽しんでみたい方は、ぜひリンキャニオンへ行ってみて下さい。
基本情報
【住 所】3663 Park Rd, North Vancouver
【アクセス】Waterfront駅からSeaBusに乗ってLonsdale Quayへ。そこから#228のバスに乗り、Lynn Valley Rd FS Burrill Aveで下車。
【6】Kitsilano(キツラノ)
バンクーバーに来たら、ダウンタウンばかりにいるのは絶対にもったいないです!ダウンタウンから出てあちこち歩かないと、本当のバンクーバーは見えてきません。そこでおすすめしたいのが「キツラノ」です。キツラノはエリア名で、ここに来るとおしゃれなカフェやレストラン、それからセンスがキラリと光る素敵な住宅などにお目にかかれます。
とくに訪れておきたいのが4th Ave.というストリートとキツラノビーチ。バンクーバーに住んでいる人たちの過ごし方を目の当たりにすることができますし、何より「海外に来ている」という雰囲気をたっぷり味わうことができます。まるで映画の世界に入り込んだかのような気分になれるのです。
ダウンタウンは何かと便利ですが、ずっとそこに留まっているとカナダらしいカナダを見ることができません。そんな時はぜひキツラノに訪れ、ローカルの人達からたくさん刺激を受けてみて下さい。きっとバンクーバーの良さを実感できるはずです。
基本情報
【アクセス】ダウンタウンから#4もしくは#7のバスで約15~20分
【7】Yaletown(イエールタウン)
こちらはダウンタウン内にあるおしゃれなエリア「イエールタウン」です。個性的な若者や大人たちが、ここイエールタウンでイベントを開催したりアートギャラリー展などを開いている光景をよく見かけます。
ここイエールタウンはかつて倉庫街だったということもあり、歩くだけでヨーロッパのような雰囲気を味わうこともできるエリアです。あちらこちらにおしゃれなカフェやレストランも立ち並んでいるので、おいしいもの巡りをしたい方にはピッタリの場所と言えるでしょう。
基本情報
【アクセス】バンクーバー市立図書館を南に行ったところにあるエリア
【8】Gastown(ギャスタウン)
バンクーバーの超人気観光エリアといえば「ギャスタウン」。ヨーロッパの街並みを思わせるかのようなレトロな雰囲気が漂うこのエリアは、お土産屋さんやレストラン、おしゃれなカフェなどがたくさん立ち並び、終始観光客や地元民で賑わっています。
バンクーバーを紹介する番組やガイドブックには必ずと言っていいほどギャスタウンが登場するため、男女問わず憧れのエリアとなっているようです。おしゃれな雑貨屋も多く、ギャスタウンに訪れればお土産選びに苦戦することはまずないでしょう。
ただしちょっと道を外すと治安の悪いエリアに入ってしまうため、ギャスタウンを歩く際は注意が必要です。とくにチャイナタウン方面、そして東に行けば行くほど人の雰囲気が変わっていくので、なんか変だなと思ったらすぐに引き返すようにしましょう。
基本情報
【アクセス】Waterfront駅から東に歩いてすぐ
【9】Queen Elizabeth Park(クイーンエリザベスパーク)
のんびり落ち着いた観光をしたいなら、ぜひとも「クイーンエリザベスパーク」に訪れてみましょう。敷地面積52ヘクタールを誇るこの公園では、さまざまな種類の花を見ることができるほか、テニスやゴルフなども楽しむことができます。
また公園内には「ブローデル温室」という熱帯温室の施設があり、ここでは珍しい熱帯植物をはじめ、熱帯地域でしか見ることのできない数々の鳥に出会うことができます。鳥たちは温室内で放し飼いにされているため、まるで本当に熱帯地域を歩いているような気分を味わえます。
ダウンタウンからは離れていますが、カナダラインに乗ってしまえばすぐに公園の近くにある駅まで行くことが可能です。とくに春・夏・秋は本当に素晴らしいカラーを見せてくれるので、ぜひ訪れておくことをおすすめします。
基本情報
【住 所】4600 Cambie St, Vancouver
【アクセス】ダウンタウンからスカイトレインのカナダラインに乗り、King Edward駅で下車。そこから徒歩約15分。
【10】Canada Place(カナダプレイス)とその周辺
バンクーバーに来ると、必ずと言っていいほど目にするのが「カナダプレイス」でしょう。白い特徴のある建物はバンクーバーのランドマークにもなっており、ここをバックに記念撮影する人がとても多いのです。
時間になると写真のようなクルーズ船が停泊しているので、間近で本物の豪華客船を眺めることもできます。日本にいるとなかなかお目にかかれない船でもあるため、これはぜひ見ておきたいものです。さらに海沿いの道を西へどんどん進んでいくと、あの「英会話スクールAEON」のCMで石原さとみがソルトスプリング島への行き方を尋ねるシーンに使われた場所へとたどり着くことができます。
この道沿いを歩いているだけでも数々のクルーズ船やプライベート船に出会えるほか、水上飛行機の離着陸を何度も間近で見ることができます。時にはアザラシがひょっこり姿を現すこともあるので、時間に余裕さえあればこのまま海を眺めながら西へ歩き続け、そのままスタンレーパークへと足を運ぶのもおすすめの過ごし方です。
基本情報
【アクセス】Waterfront駅からカナダプレイス周辺まで徒歩約10分
ガイドブック通りに歩くのは卒業してみましょう!
今回は定番の観光スポットをご紹介しましたが、ガイドブックでは伝えきれていない情報を中心にご紹介してみました!ガイドブック通りに歩くのもいいですが、それだと視野が狭くなってしまうので新しい発見が少なくなってしまいます。
ぜひとも視点を変えながらバンクーバーの定番観光スポットを楽しんでみて下さい!きっとバンクーバーの本当の良さを、五感で感じる事ができるはずでしょう。
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この記事のライター
これまでに美容部員、ホテルスタッフ、料理人を経験し、のちに語学勉強のためカナダ・バンクーバーに2年間滞在。現在は日本に潜伏し、フリーライターとして仕事やプライベートを通して経験してきた様々なことを発信しています。最近は心理学についても勉強中です。