「世界最高のギタリスト」は誰か?
世界最高のギタリストって誰だと思います?
ジャンルや定義によりけりですが、ギタリスト目線で私が選ぶ世界最高のギタリストはこの人です。そもそも彼のやる音楽は文句なしにかっこいいので、ギタリスト以外の人も未体験であればぜひお試しあれ。
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「世界最高のギタリスト」とは?
「世界最高のギタリスト」とは何か?
度々音楽誌などでも同じような特集があり、ギタリストランキングや世界3大ギタリスト、現代の3大ギタリストといった分類もあったりします。
基準はまちまちで、各人の思い入れやジャンルにもよったりするので、これは一筋縄ではいかないものかも。
ここでは、「エレキギターの」、「存命の」ギタリストから、筆者の独断と偏見で選んだ「世界最高のギタリスト」を紹介します!
「世界最高のギタリスト」
「エレキギターの」、「存命の」、「世界最高のギタリスト」を1人選べと言われれば、私は迷わずジェフ・ベックを選びます。
本名はジェフリー・アーノルド・ベック。イギリス出身で1944年生まれ。
エリック・クラプトンやジミー・ペイジとともに世界3大ギタリストと呼ばれていますが、ギタリスト以外の方への知名度は1番低いのでは?
2015年現在でなんと70才!あのエリック・クラプトンより1才年上です。
ヤードバーズや自身の名前を冠するジェフ・ベック・グループなどの伝説的なロックバンドを渡り歩き、近年は長らくソロ活動に従事。未だ現役で日本を含む世界中でライブをしています。
ジェフ・ベックの魅力
では、ジェフ・ベックの一体何がいいのか?
まず、その圧倒的な表現力。
エレキギターは通常ピック弾きなのですが、ジェフはFender Stratocasterを指弾き。
さらにはアームと呼ばれる音程を上下させることができる仕組みと組み合わせることで、エレキギターの限界を超えた表現力を見せつけます。
また、その表現力を彩る要素として、一聴してジェフのものとわかる音色が特徴。
近年はボーカルなしのインスト曲がメインということもあり、TVなどでBGMとして使われることも多いのですが、BGMとして一瞬使われる際にも、一聴してジェフだとわかる音色はまさに特筆すべきもの。
これだけ無数にギタリストがいる中で、音だけで誰が弾いたのかわかるのはすごいことでは?
筆者は中学卒業くらいからエレキギターを始めましたが、最初はロック少年で。
ハードロックやメタルなども聴いてましたが、ジェフの音を初めて聴いた時に衝撃が走ったのを覚えています。
「一体どうやって弾いてるの!?」と。
その表現力とオリジナリティ溢れる音色が唯一無二、「世界最高」の由縁かなと。
おすすめアルバム・楽曲
初めてジェフを聴く人向けにおすすめアルバムを少々。
Blow by Blow
これを外すわけにはいかない名盤中の名盤。なんと1975年発売。
"Cause We've Ended as Lovers"、日本語訳「悲しみの恋人達」はあまりにも有名。
ギタリストの教科書と呼ばれることもあり、ニュアンスを大切にした表現力豊かなギターは必聴。
当時クロスオーバーと呼ばれ、ロックとジャズの垣根を壊した歴史的1枚。
Wired
1976年発売。Blow by Blowの続編ともいうべき作品で、より完成度が増したこの作品を最高傑作と呼ぶファンも多い名盤。
1曲目の"Led Boots"は40年近く経つ今でもライブの定番であり、そして、今聴いてもかっこいい!
Who Else
1999年のアルバム。久しぶりのリリースでしたが、そのクオリティとチャレンジに全世界が驚いた1枚。
1曲目の"What Mama Said"の高揚感には音楽好きだと胸が高まるのでは?
ジェフ流ブルースの"Brush with the Blues"も素晴らしい仕上がり。
レコーディングや当時のツアーには、MJのツアーギタリストも務めていたことがあるジェニファー・バトゥンという凄腕女性ギタリストがバンドに入っていました。
色褪せない先進性
ジェフは元々はロック・ブルースにルーツがありますが、その後ジャズとロックの融合、テクノやワールドミュージックなど、幅広いジャンルに挑戦。
近年のアルバムも、毎回実験に富んだ新たな挑戦が見える意欲作ばかり。
この年になれば、過去の曲のトリビュートとか出しててもおかしくないのにもかかわらず、常に進化しています。
名声も地位もありながら、貪欲に進化する姿は、若い人から見ても学ぶべき点も多いのでは?
ちなみに、趣味はカスタムカーいじり、イギリスの古城に住んでいて、預金通帳を見て残高が減ってくるとツアーに出て行く生活とのこと。
自分流を貫き、常に新しいことしかやらない生き方。かっこよすぎです。
私はギタリストとしてだけではなく、人生でもジェフ・ベックを師とあおいでいます。もし飽き性だと思うことがあれば、目指すところを間違えた結果だと思って、笑って流してください(笑)
ジェフ・ベックとともに、ぜひ色褪せない人生を歩みましょう。
「世界最高の」シリーズ、ベーシスト編はこちら。
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この記事のライター
東京在住の起業家・経営コンサルタント。元某外資系世界最年少プリンシパル(当時25才)、元グローバルコンサルティングファーム某領域の新市場開発Japan Lead等を経て独立。MBA、US CPA、投資家、起業家、テキーラソムリエ、愛猫家…等の様々な顔を持つ。他保有資格はTOEIC 965、色彩検定1級、FP等。好奇心の塊、幅広い経験やセンスを生かし、皆様の人生上質化®に向けたヒントを提供できれば幸いです。記事が気にいった方やもっと情報が欲しい方は、フォロワー5千人超のインスタグラムや、Facebookの「人生上質化®」ページに遊びに来てもらえたら嬉しいです、なお、人生上質化®をテーマにしたブログは、人気ブログランキング及び日本ブログ村ランキングのMBAジャンルを始め、US CPA、経営学、社会貢献、ソムリエ、アフリカ旅行、ライブ・コンサート、お洒落な暮らしジャンルなどで最高1位。人生上質化®は特許庁に商標登録済み。「ねむりんさんの人生上質化計画」という日英併記の猫ブログもあり、猫好きな方はぜひチェックを(※ブログはリニューアル準備で更新ストップ中です…)