伝統と洗練のブランド“GANT RUGGER（ガント ラガー）”〜ワンランク上のシャツを着こなそう！〜

創業者バーナード・ガントマッハー（BERNARD GANTMACHER）の歴史

コロンビア大学で薬剤師を目指す傍ら、シャツ工場で学費の足しに働き始めたGANTの創業者であるバーナード・ガントマッハー（BERNARD GANTMACHER）は、シャツ作りにおける自らの才能をそこで発見。
そのシャツ工場で、ボタンとボタンホールを担当していた未来の妻、ローズと出会い、ファッションの繊維産業の中心であった、ニューヘイブンへ移り住むことに。
そして、1927年アメリカのコネチカット州ニューヘイブンにてブランドシャツの下請けメーカーとして会社を設立。
バーナードははすぐに腕が良いシャツメーカーとして知られるようになり、当時最も人気のあったいくつかのブランド（ポール・スチアート、J・プレス、ブルックス・ブラザーズ等）から仕事のパートナーとしての信頼を獲得。
いつも同じ高品質のものを手に入れたいという多くの顧客の期待に応えるために、はシャツに菱形で囲んだ「Ｇ」という印をつけることにしてのです。
その“G-シャツ”は評判を呼び、生産が追いつかないほどの人気に。

ディテール開発のアイディアマン！機能性シャツを発売で大人気に

1949年、自らのブランドである“GANT of New Haven”を設立。
GANTのシャツは即座に大成功を収めました。
最大の特徴は、ボタンで留めることの出来る衿－いわゆる「ボタンダウンカラー」。
当時既にファッショナブルなアイテムになっていたイギリス発祥のボタンダウンシャツを、GANTは初めてアメリカ市場向けの大きめのフィットで販売。

当時からその独創性は群を抜いており、今では当たり前の「ロッカーループ」や「ボックスプリーツ」、ネクタイがズレないようにするための「衿後のボタン」など、いくつものディテールを発明。

こうした画期的な発明によって、GANTは注目を集め続けブランドの熱心なファンを獲得し、GANTにとって、シャツが全ての始まりだったのです。
その成功の裏側には、バーナードの品質へのこだわりと、妻ローズ、二人の息子であるマーティとエリオットが欠かせない存在でもありました。

1959年、会社は「Gant Shirtmakers」に社名を変更。

アイビーリーガー御用達の名ブランドへ

60年代にはイェール大学などの東部アイビーリーガー御用達ブランドとしてして火がつき、若者たちのステータスシンボルとなって、さらに人気に拍車がかかるように。
現在はアメリカンスポーツウエアでの豊富な経験と実績を背景としたライフスタイルブランドとして世界中で人気を博しています。

1999年には、ピラミッドスポーツ社が国際的な「 GANT事業 」のライセンスを取得し、さらに市場に出回る絶好の機会が到来。
本拠地が全てスウェーデンに移りました。

また、2010年にはニューヨークの百貨店「バーグドルフグッドマン」のメンズディレクターだった、マイケル・バスティアン（Michael Bastian）を迎え新レーベルの「ガント バイ マイケル バスティアン（Gant by Michael Bastian）」のラインを発表し、伝統を継承しながらも、ファッションへの新たな挑戦は忘れないブランドです。

日本では70年代に「VAN」などが販売しコンサバなアメリカンシャツブランドとして定着した歴史があります。
その後は、セレクトショップなどでGantのシャツは取り扱われていましたが、2014年3月「 GANT WATCH 」日本国内初上陸を果たした後、同年9月に「GANT Rugger」が日本初上陸。
原宿に第一号店をオープンさせました。

ボタンダウンシャツ考案の背景

GANTのシャツのポイントは襟の先端がボタン留めされていることです。
イギリス発祥のボタンダウンシャツは、ポロの試合中に襟が顔に当たらないようにするためにデザインされ、このスタイルは1950年代初頭に流行し始めます。
しかし、当時このトレンドに追いついていた生産者がおらず、アメリカ向けにサイズ感を大きくして最初に市場に出したのがGANTなのです。
特徴は、襟芯が入っておらず、シャツの襟が丸まってカジュアルに見えること。

ディテール開発によるおもしろ話！？

背中側の襟の下にあるのは「ロッカーループ」。
このループは、シャツを大学のロッカーに置く際、ロッカー内のフックにシャツを掛けてシワになるのを防ぐために発明されたものです。
しかし、1960年代、イェール大学の男子学生に恋人が出来た場合、その学生はロッカーループをシャツから取り外すことによって、自分に既に彼女がいることを示すサインとする別の使い道が。
逆に女子学生は、彼のカレッジスカーフを身に付けることが、彼氏がいることのサインとするといったことから、大学生たちにとって御用達のブランドとなっていたようですG。

そして、ロッカーループの下にある「ボックスプリーツ」。
身動きをしやすくするために付けられたブリーツです。
当時のシャツでは考えられないほど、着心地が良いことで噂をよんでいたのです。

また、「襟後ろにあるネックボタン」
これは、バーナードの独創的な発想に由来するもので、ネクタイがズレないようするための工夫です。

着くずしたドレッシーが魅力の“GANT RUGGER（ガント ラガー）”

そして、「GANT Rugger 」も2010年に発表されたのです。
アメリカ東海岸発祥の由緒正しきカジュアルラインとして新ラインを構築したものがGANT RUGGER（ガント ラガー）。
GANTが長年培ってきたブランドのDNAを継承しながらも、「気崩したドレッシー」をコンセプトに、「洗練されていたクール。そして都会的」なアイテムを数多く発表します。
シャツを中心に、ジャケット、デニム、アウターに至まで、往年の東海岸スタイルを現代的にアプローチ。
おしゃれを先取りするアイコンたちの人気の的。

この秋おすすめのコーディネート♪

GANT Rugger（ガント ラガー）ショップスタッフの方のコーディネートから、おすすめのコーディネートをご紹介したいと思います。
普段から、GANT シャツを知り尽くしているスタッフの方ならではの、トータルコーディネート術。
とっても素敵ですので参考にしてみてください。

1949年にコネチカット州で誕生したアメリカンファッションブランド「GANT」のカジュアルライン。 得意のシャツを中心に老舗アイビーブランドの新たな価値の創造を展開。

GANT Rugger（ガント ラガー）の公式ホームページです。<br />ぜひご覧ください。