ダンディさだけじゃない!フレンチカジュアルな着こなし術【メンズ夏】
最近、雑誌でもよく目にする「フレンチカジュアル」。フランス人のカジュアルウェアなのか?と言葉からある程度イメージすることはできるものの、実際どんなスタイルなのかはよくわかりませんよね。
大人メンズはイタリアンファッションに傾きがちですが、フレンチスタイルも押さえておいて損はなし!
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フレンチカジュアルってどんなスタイル?
フレンチは「上品で優等生らしい」という感じ。
フレンチカジュアルとはロングコートに細身のパンツを合わせたり、シャツやニットなどを品よく着こなしたキレイめスタイルのことです。
カジュアルというと「アメリカンカジュアル」が最初に浮かぶ方が多いと思います。
アメリカンカジュアルの特徴としてはTシャツ、チェックシャツ、そしてダメージ加工のされたジーンズなど男らしさを全面的に出したシンプルスタイルです。
これと対照的なのがイタリアンカジュアルです。ジャケットにキレイめパンツなどドレッシー要素が強くなっています。
こんかい紹介するフレンチカジュアルはこの二つの中間に相当します。アメカジのカジュアルさとイタリアンカジュアルのドレッシーさの両方を兼ね備えたフレンチカジュアルは双方のいいとこ取りなのです。
使えるアイテムはこちら!
フレンチカジュアルは最近はやりのノームコアと似ている点がいくつかあります。そのうちの一つが「シンプルな着こなしである」ということです。
パイル地Tシャツ
爽やかな素材感のあるパイル地Tシャツは暑い季節にぴったり!
伸縮性もあり、肌触りもよいので快適に着ることができます。
また、パイル地なので汗をかいても汗染みを気にしなくてすみます。グレーのような汗染みが気になる色のTシャツはパイル地で着こなしましょう。
リネンシャツ
素材感のあるリネンシャツも夏のフレンチカジュアルスタイルには欠かせません。
裾があまり長くないものであれば裾を出していてもだらしなく見えないので着こなしの幅が広いこと間違いなしです。
ブルーやピンクなどのカラーシャツも持っているのもいいかも。
フレンチスタイルは柔らかい色味が多いのでカラーコーデも奇抜になりすぎません。
膝上丈のショーツ
最近どのジャンルの着こなしの時にも登場するショーツ。
イタリアンファッションのときにはシャツと合わせてドレッシーカジュアルに着こなすことが多かったですが、フレンチスタイルではTシャツのようなカジュアルなアイテムと着こなします。
膝上丈は子供っぽくなりがちなので、ダブル裾で仕上げられた大人っぽいデザインのものをチョイスしましょう。
カーディガン
ちょっと羽織るものが欲しいというときに欠かせないのがカーディガン。
素材をコヤーンのように通気性のよいものにすればとことん着心地のよいアイテムとして使えること間違いなしです。
また、フレンチスタイルでは柄物アイテムを使うことも多いため、カーディガンをメッシュ編みのものにすればインナーの柄を透かしたコーディネートも楽しむことができます。
柄物カットソー
フレンチスタイルでは無理に気張る必要もないため、柄物アイテムを積極的に取り入れて着こなしに華を出します。
マリンルックには欠かせないボーダーアイテムはもちろん、花柄などのポップな柄のカットソーも持っていることをお勧めします。
また、フレンチスタイルはシンプルなアイテムが多いだけにカットソーの襟ぐりなどにも様々な種類があります。
ベーシックなタイプのものはもちろん、少し横に広めに開いたボートネックタイプなどいろんなバージョンを取り揃えてコーデに差をつけましょう。
フレンチカジュアルは日本人にぴったり
日本人は海外の人と比べると比較的身長が低く、童顔で幼く見られる傾向にあります。
そのためにジャケットにスラックスパンツのようなキメキメのコーディネートでは自分自身が洋服に着られてしまい、反対にカジュアル度MAXなアメカジスタイルの時には、着こなし方によってはただ単に洋服に無頓着なだらしのない人のような印象を与えかねません。
その点、美意識が高く、少し女性的なフェミニンな雰囲気を持ち合わせているフランス人男性のスタイルは子供っぽさの残る日本人男性の雰囲気と絶妙にはまるのです!
胸元にロゴの入ったTシャツとジーンズというシンプルなスタイル。
Tシャツの裾をジーンズの中にタックインをして、パンツの裾も折ってやや短めにしています。
このトップス・パンツの絶妙な丈感が「優等生感」を演出しているのです。
白のニットにストライプのゆったり目のパンツを合わせたスタイルです。
ストライプのゆったりパンツは着方によってはパジャマのように見えてしまう恐れが…。
トップスをボトルネックにして、アイウェアを加えることできちんと感を出しています。
ニットの裾のラインがマリン要素をプラスしていておしゃれですね。
くすんだオレンジがメインのこちらのコーディネート。
首元が大きめに開いているのでインナーのカットソーをチラッと見せて。
トップスの色がアッシュカラーなので、インナーを白にするとインナーが下着のように見えてしまうかもしれません。
そんなときはライトグレーのものを選んで大人っぽさを加えましょう。
ざっくりと編まれたニットの下にカットソーを加えたり、すその絞ったパンツから白のソックスをちらりと見せるなど要所要所に白をはさんだこちらのスタイル。
トップスの色も白いので全体的に淡い色のコーディネートです。
パンツの色が暗いので浮かないように細いライトカラーのストライプが入ったものを選んているのが上手いですね。
シンプルおしゃれの真骨頂
アメリカンカジュアルもイタリアンカジュアルもどちらもシンプルですてきなスタイルですが、コーディネートの雰囲気が一辺倒になりがちです。
その点、フレンチカジュアルは合わせるアイテムによってカジュアル具合とドレッシー具合を調節することができます。
みなさんもぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
東京生まれ大阪育ちの慶応義塾在学の女子大生です。グルメ、ファッション、あとは旅行が大好き。でも実は、それと同じくらい手の綺麗な人が好き!