メキシコ国境に住んでいるから分かる!東京都内のおすすめメキシコ料理店10選
サンディエゴはメキシコとの国境にある町、メキシコとの関係は密接です。メキシコ移民が多いため、サンディエゴにはおいしいメキシコ料理店が沢山あります。サンディエゴ在住の筆者はすっかりメキシコ料理通になりました。そんな筆者が東京にあるメキシコ料理店をご紹介いたします。
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アイキャッチ画像出典:lalupecantina.com
東京のメキシコ料理店
最近は日本でもすっかりメキシコ料理が知られるようになりました。数年前にはメキシコ料理店を探すのも一苦労でしたが、今では簡単に探すことができます。メキシコ料理の歴史は長く、その作り方はとても複雑で、日本料理に負けないぐらい深いです。メキシコ料理は無形文化財にも指定されています。今回は東京にあるメキシコ料理店の中でも本場の味が味わえるお店を厳選してご紹介いたします。
【La Jolla】ラ・ホイヤ
1987年からオープンしている日本では歴史のあるメキシコ料理店です。メキシコ料理の命でもあるトルティーヤは当時の日本では手に入らず、餃子の皮を製造しているメーカーにラ・ホイヤオリジナルのトルティーヤを完成させました。トルティーヤが自家製というのはメキシコ料理にはとても重要で、フレッシュなトルティーヤは欠かせません。トルティーヤにはトウモロコシの粉で作る「コーントルティーヤ」と小麦粉で作る「フラワートルティーヤ」の2種類があります。タコスには「コーントルティーヤ」、ブリトーには「フラワートルティーヤ」が使われます。サンディエゴでも本格的なおいしいメキシコ料理ではこの2種類のトルティーヤをお客さんの見える所で作ってサービスしています。
ラ・ホイヤではメキシコの伝統的料理、「チキン・モレ」を味わう事ができます。モレソースはとても複雑なソースで、本当においしいモレを作れるお店はなかなかありません。モレソースは様々なスパイスとダークチョコレートをミックスしたソースです。ラ・ホイヤではコクのある味わい深いチキン・モレを提供していますので、来店の際には一度はオーダーをしてみてください。今までに絶対に食べた事のない味だと思います。ラ・ホイヤではメキシコのドリンクも充実しています。テキーラ、マルガリータはもちろんですが、メキシコのビールもお試しください。ライムを入れたコロナビールは最高です。
【La Jolla】ラ・ホイヤ
住所
〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-16-3 小安ビル2F
営業時間
≪平日≫
ランチ 11:30~14:00(L.O 13:30)
ディナー17:00~22:30(L.O 22:00)
≪土日祝≫
11:30~15:00(L.O 14:30)
ディナー17:00~22:30(L.O 22:00)
アクセス
地下鉄日比谷線 広尾駅 1番・2番出口から徒歩1分
電話
03-3442-1865
【Salsita】サルシータ
サルシータも日本ではまだまだメキシコ料理が認知されていない1999年にオープンしました。このお店はメキシコ料理は辛そうで苦手という人のイメージを覆しました。辛さだけを全面に出したメキシコ料理料理ではなく、味わい深い本場のメキシコ料理を提供しています。
このお店でまずお勧めしたいのは、「トルティーヤスープ」です。トルティーヤスープはメキシコ料理のスープでも代表的なスープ。野菜たっぷりのスープにフレッシュなパクチーとカリカリのコーントルティーヤを入れていただきます。全く辛くないので、子供にも人気のスープです。次にお勧めしたいのが、「サボテンのサラダ」です。サボテン?と驚かれるかたもいられるかと思いますが、サボテンは食べられます。サボテンは茹でると粘りがでて、オクラのような味わいになり癖は全くありません。そしてサボテンはとても栄養価が高く、健康にとてもよいのです。カロテン、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、クエン酸、リンゴ酸、ポリフェノール等サボテンには多くの栄養が含まれています。日本でサボテンの料理を出すお店はまだまだ少ないですが、サルシータではサボテンサラダというメニューで味わう事ができます。サボテンは癖がなく、食べやすいので、来店した際にはオーダーしてみてください。
【Salsita】サルシータ
住所
東京都港区南麻布4-5-65
営業時間
≪ランチ≫
11:45~14:15(L.O.13:45)
≪ディナー≫
17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日:月曜定休(月が祝日の場合は火曜日)
アクセス
東京メトロ広尾駅より徒歩1分
電話
03-3280-1145
【Fonda De La Madrugada】フォンダ・デ・ラ・マドゥルガータ
フォンダ・デ・ラ・マドゥルガータは特別な日やパーティーにお勧めのメキシコレストランです。創業1993年。本格的なメニューと生バンド(マリアッチバンド)が楽しめます。メキシコといえば「マリアッチ」バンドです。サンディエゴでも高級なメキシコ料理店にはマリアッチバンドが登場し、メキシコ伝統の音楽を生演奏が始まります。フォンダ・デ・ラ・マドゥルガータではマリアッチバンドの生演奏を聞く事ができるのですが、日本では本当に数少ないと思います。マリアッチバンドの演奏とメキシコ料理は本当にベストマッチ。美味しいお料理が更においしくなること間違えなしです。
メニューからのお勧めは「セビーチェ」です。セビーチェは生の魚介類をライムジュースで調理するお料理です。メキシコではタコ、エビ、貝類のミックスしたセビーチェをブラスティックカップに入れて露店のようなところでも売られています。セビーチェには魚介類の他にトマト、玉ねぎ、パクチーが入っていて、さっぱりとしたマリネサラダのような味わい。フォンダ・デ・ラ・マドゥルガータでは白身魚のセビーチェを提供しています。白身魚はライムジュースで身が引き締まり、たまらない食感になります。
クラッカーまたはトルティーヤチップスに乗せていただきます。
【Fonda De La Madrugada】フォンダ・デ・ラ・マドゥルガータ
住所
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前2-33-12 ビラビアンカB1
営業時間
月~木・日 17:30~2:00am(L.O 1:00am)
金・土 17:30~5:00am(L.O 4:00am) 年中無休
アクセス
地下鉄千代田線明治神宮前駅 徒歩6分
電話
03-5410-6288
伝統的メキシカンから、オリジナル料理までお楽しみいただけます。ナチョスやタコスなどの日本でもおなじみの料理から、トトボス、ひよこ豆、アボカド、たくさんの野菜が入ったスープや新鮮魚介や肉料理はまさにメキシコの郷土料理!日本にいながら現地に旅に来た気分を味わえます。
【La Casita】ラ・カシータ (閉店)
ラ・カシータは1976年にオープン、今回ご紹介するメキシコ料理店の中では最も古いレストランです。オーナーシェフの渡辺さんは1974年にメキシコのレストランで2年間メキシコ料理の修行をした腕利きのシェフです。ですので、ラ・カシータでは本場の味がいただけるわけです。シェフは「チューボーですよ」や「料理の鉄人」にも出演したことがあるそうです。
ラ・カシータのお勧めメニューは「ウェボス・ランチェロス」です。ウェボス・ランチェロスはメキシコでは朝ごはんで食べられるお料理です。日本でこのメニューを出すレストランは本当に少ないと思います。コーントルティーヤの上にビーンと半熟の目玉焼きをのせてサルサソースまたはレッドソースをかけていただきます。半熟卵がトローっと出てきてソースと混ざり合って格別の味ですよ。ぜひ一度お試しください。
【La Casita】ラ・カシータ
住所
〒150-0034
東京都渋谷区代官山町13-4 セレサ代官山2F
営業時間
月曜日 17:00~23:00
水曜日~土日祝祭日 12:00~23:00(L.O. 22:00) 定休日:火曜日
アクセス
東急東横線 代官山駅 徒歩3-4分
西口を出て、線路沿いの道を渋谷方向に向かって、一つ目の四つ角の2Fです。
電話
03-3496-1850
【Mucho Modern Meicano】ムチョ モダンメキシカーノ
ムチョはメキシコ料理を中心に、南アメリカ(ブラジル、チリ、アルゼンチン)の料理を提供しています。タパスは300円から500円とお手軽なお値段でいただくことができます。ランチは全てのセットメニューが1000円です。
ムチョのお勧めメニューは「牛ひき肉とナスのエンチラーダ」。エンチラーダとは、コーントルティーヤに具の肉を巻いて、エンチラーダソースをかけたお料理です。エンチラーダソースにはレッドとグリーンがあり、辛さも様々です。レッドソースはチリから作られているので、レッドソースはとても辛いものもありますが、グリーンソースはとてもマイルドです。グリーンソースはトマティーヨというほおずきが大きくなったような形をした緑色のナス科の果実を使って作られます。ムチョではレッドソースのエンチラーダを提供しています。ランチのエンチラーダのセットメニューにはサラダ、スープ、ドリンクがついてきます。お値段は1000円、お得なセットです。
【Mucho Modern Meicano】ムチョ モダンメキシカーノ
住所
〒100-6402
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル(TOKIA) 2F
営業時間
月~土・休前日 11:00~28:00 (L.O 27:30)
日・祝日 11:00~23:00 (L.O 22:30)
アクセス
JR東京駅:丸の内南口 徒歩約1分
JR有楽町駅:東京国際フォーラム口 徒歩約5分
JR京葉線東京駅:地下コンコースより直結 徒歩約5分
丸の内線東京駅:地下道を丸の内南口方向 徒歩約3分
有楽町線有楽町駅:A4b出口 徒歩約5分
千代田線二重橋前駅:3番出口 徒歩約5分
電話
03-5218-2791
【Borrachos】ボラーチョス
出典:retty.me
ボラーチョスは、沖縄から東京に進出してきた琉球メキシコレストランです。沖縄では独自においしいメキシコ料理が発展しています。数々の本格的なメキシコ料理を提供するレストランもあるので、琉球メキシコレストランというコンセプトはとても魅力的です。
ボラーチョスからのお勧めは「沖縄ヤンバルホームブレッドチキンファヒータ」です。ファヒータは鉄板でお肉と野菜(玉ねぎ、パプリカなど)をグリルしたものを鉄板ごとテーブルにサービスするお料理です。アツアツのお肉をトルティーヤで巻いて、サルサをのせて頂きます。ボラーチョスでは分厚いチキンをパリッとグリルし、サルサとハラペーニョを添えて提供しています。テーブルに着く時にはフランベ状態で運ばれてくるので、エンターテイメント性も抜群!ファヒータは辛いお料理ではないので、ハラペーニョなどを乗せなければ辛いお料理が苦手な人でも安心していただくことができます。
【Borrachos】ボラーチョス
住所
東京都世田谷区三軒茶屋1-36-2 YMAビル B1F
営業時間
≪ランチ≫ 11:00~15:00
≪カフェタイム≫ 15:00~17:00
≪ディナー≫
月~木、日、祝日 17:00~3:00am
金・土 17:00~4:00am
電話
03-6450-8545
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【Zest Cantina】ゼスト・キャンティーナ
ゼスト・キャンティーナはメキシカン・アメリカンをコンセプトとしたレストランです。現在、銀座、お台場、渋谷、西麻布を4店を展開させていています。本格的なメキシコ料理からステーキやアメリカンなハンバーガーまで楽しむことができます。
ゼスト・キャンティーナでお勧めのメニューは「タコス」です。タコスはもう日本でもすっかりお馴染みの食べ物になったかと思います。メキシコ料理の中では本当にメインのお料理です。ゼスト・キャンティーナではフレッシュな材料を使用してとってもおいしいタコスを提供しています。ビーフ、ポーク、チキン、フィッシュという4種類のタコスの盛り合わせのメニューはお勧めです。辛いものが好きな人には「チポトレビーフ」をお勧めします。チポトレは燻製チリで、なかなかの辛さですが辛さに深みがありますので一度お試しください。
【Zest Cantina】ゼスト・キャンティーナ
営業時間などは各店で異なりますので、下記のウェブサイトをご参考ください。
【Mexican Dining Avocado】メキシカンダイニング アボカド
メキシカンダイニング・アボカドのコンセプトは「楽しいモダンメキシカン」です。見て楽しい、食べて楽しいメキシコ料理を提供しています。日本テレビの「News Every」でも紹介され、新宿、下北沢、京都の3店を展開、大人気のレストラン。
メキシカンダイニング・アボカドではメキシコ料理をベースに新しいメニューを開発しています。その中でお勧めなのは、店名にもなっているアボカドの入っているお料理。週替わりでメニューが変わるのですが、その中から「ワカモレチキンのパン粉焼き」です。ワカモレはアボカドをマッシュして、トマトやパクチーなどを入れて作るディップです。トルティーヤチップをディップして食べたり、ブリトーやタコスの中の具としても使用されます。このアボカドディップのワカモレをチキンの上にたっぷりとのせてパン粉と焼き上げたのが「ワカモレチキンのパン粉焼き」です。サルサも添えられ、最終的にメキシコ料理のような仕上がりになっています。その他にも様々なフュージョン料理が楽しめます。
【Mexican Dining Avocado】メキシカンダイニング アボカド
営業時間など、各店によって異なりますので下記のウェブサイトをご参照ください。
【La Cocina Gabriela Mexicana】ラ・コシーナ・ガブリエラ・メヒカーナ (閉店)
ラ・コシーナ・ガブリエラ・メヒカーナではメキシコから材料を輸入し、伝統的なメキシコ料理を提供しているお店です。お肉は薪の直火で調理するほどのこだわりです。
ラ・コシーナ・ガブリエラ・メヒカーナのお勧めメニューは「カルネアサダ」。カルネアサダとは炭火または鉄板で牛肉をグリルしたお料理ですが、断然に炭火焼の方が美味しく仕上がります。焼きあがった牛肉「カルネアサダ」は細かく刻まれ、タコスやブリトーの具として使われます。カルネアサダブリトーはカルネアサダ、ワカモレ、ビーン、サルサ、トマトをフラワートルティーヤで包んだもので、サンドイッチのように片手で食べれてお手軽、サンディエゴでは一番人気のメニューです。ラ・コシーナ・ガブリエラ・メヒカーナではワンランク上の極上カルネアサダをいただくことが出来ます。フィレ、ストリップロイン、リブロース、Tボーンの4部位があり、薪でお好みの焼き上がりに仕上げてくれます。お店の一番人気はフィレで、メキシコのハリスコ州でコーンを食べて育った牛が使用されています。脂身のない非常に柔らかい極上肉、一度は味わいたいものです。
【La Cocina Gabriela Mexicana】ラ・コシーナ・ガブリエラ・メヒカーナ
住所
〒106-0032
東京都港区六本木7-15-10 クローバービル2階
営業時間
≪ランチ≫
月~金 11:30~15:00 (L.O. 14:30)
土日 12:00~17:00 (LO.16:30)
≪ディナー≫
月~金 18:00~23:00 (L.O. 22:30)
土日 17:00~22:00 (L.O. 21:30)
アクセス
地下鉄大江戸線または日比谷線 六本木駅 #4b出口より徒歩1分
電話
03-5414-1700
【El Torito】エル・トリト
エル・トリトは1954年アメリカで誕生したメキシコ料理の有名なチェーン店です。アメリカ国内では知らない人はいないぐらい有名な料理店ですので、このお店では何を注文しても美味しいこと間違えなし。最初にメキシコ料理を挑戦するのには一番よいお店だと言えます。
このお店でお勧めのお料理はコンビネーションプレートです。コンビネーションプレートにはメキシコ料理の全てが盛られています。その中でもお勧めしたいのが、トスターダ&スパイシービーフエンチェラーダのコンボです。トスターダとはコーントルティーヤをカリカリに揚げたものにお肉をとサルサを載せて頂くお料理。食感がたまりません。そして前にもご紹介したレッドソースのエンチラーダがついてきます。メキシカンライスと、なんといってもメキシコ料理に欠かせないチリビーンズもいただくことができます。このワンプレートにメキシコ料理の全てが詰まっています。
日本に上陸してすでに30年にもなるそうです。一度は行ってみたいレストランです。
【El Torito】エル・トリト
日本でもチェーン展開していますので、お店の情報は下記のウェブサイトをご覧ください。
メキシコ料理レストラン エルトリートの公式ホームページです。メニュー紹介、店舗情報、ご予約受付など。
メキシコ料理をエンジョイ
いかがでしたでしょうか?聞いたことのないような料理名も登場したかと思います。メキシコ料理店に行くと決めたなら、聞いたこともないようなメニューをオーダーするのがお勧めです。日本人の口に合う料理が多いので、はずれはないと思います。日本に居ながら異国情緒を感じられると思います。テキーラを片手に美味しいお料理を楽しんでください。
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この記事のライター
アメリカ、カリフォルニア州のサンディエゴで(ロサンゼルスの南、メキシコ国境の町)、驚異的に元気な長男と、優しい次男を子育て中。子供を産む前はアメリカで秘書や人事の業務に携わり、半導体のセールス経験あり。男子二名子育て中!子供には日本の素晴しさを伝えたいと毎年帰国。日本とアメリカの架け橋になるような情報をお届けしたいと思っております!