記念日プレゼントにはグランサンクでおしゃれな宝石を
30歳を過ぎたビジネスマンなら少し豪華な宝石(ジュエリー)をプレゼントしたり、自分で身に着けたりすることがあると思います。そんな時に選択肢の一つとしてグランサンクを知っておくと非常におしゃれです。今回はそんなグランサンクを紹介します。
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グランサンク(Grand Cinq)=パリの5大宝飾店
グランサンクとはパリのヴァンドーム広場に拠点を持つ5大宝飾店のことです。
いわゆる世界5大宝飾店(ハリーウィンストン、ティファニー、ブルガリ、カルティエ、ヴァンクリーフ&アーペル)と比べると、グランサンクはやや知名度は劣ります。
ただ、いわゆる超有名店とは一味違った個性が光る商品がほしい、という方には是非オススメしたいジュエリーブランドです。
これほど有名な宝飾店が一つの広場にあつまっているという点でパリはやはりレベルが高いと実感できます。
ヴァンクリーフ&アーペル Van Cleef&Arpels
出典:www.boq.jp
ヴァンクリーフ&アーペルは正確にいうと世界5大宝飾店にも名を連ね、かつグランサンクにも数えられる名店です。
宝石を支える爪が表面から見えないようにセッティングするミステリーセッティングの技術を持つことで有名であり、この技術は一流の宝石職人のみが持ちます。繊細な作業が求められ、ひとつのブローチを仕上げるのに300時間以上かかります。
デザインとしては花や蝶をモチーフとしたフェミニンなデザインであり、世界中の王侯貴族やセレブを魅了しています。
ヴァン クリーフ&アーペルは1世紀以上に渡る歴史のなか、メゾンの時代にとらわれない独特の作品を、伝説に残る顧客の皆様へ提供してきました。それぞれの作品に類まれな物語が込められています
ショーメ CHAUMET
ショーメは1780年に創業。
あの皇帝ナポレオン・ボナパル(ナポレオン1世)の御用達宝石商となったことから今の地位を確立しています。ナポレオンがジョゼフィーヌやマリー=ルイーズのために宝石を注文したことも知られています。その後もフランスの王侯貴族を中心に愛され、フランスの歴史と歩んだ宝飾店といわれます。
ショーメの歴史は1780年に始まり、その軌跡はフランスとしての歴史と重なります。500年も前から、パリは卓越した宝飾職人のいる場所として有名でした。
18世紀末にショーメを創業したマリ=エティエンヌ・ニトもその一人でした。
ナポレオンは、ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ、そしてマリー=アントワネットの姪にあたるハプスブルク=ロレーヌ家のマリー=ルイーズとの婚礼のために、ショーメに豪華な宝飾品を注文します。ニトはヨーロッパで最も人気の高いジュエラーとなり、王侯貴族階級を顧客としていきます。
メレリオ・ディ・メレー Mellerio dits Meller
メレリオ・ディ・メレーは1613年に創業しており、その歴史は非常に古くから続きます。
その宝石はマリーアントワネットやジョゼフィーヌといった王妃から愛されてきました。
1800年代になり女王マリー・アメリと国王ルイ・フィリップの寵愛を受け王室御用達となりました。
フランス革命時にはスペインに移転せざるを得ない事態となりましたが、その後パリに再帰しナポレオン3世の御用達になりました。
メレリオ・ディ・メレーは、4世紀に渡って継承されてきた優れた技術と良質の貴石の選定で知られています。1815年ラ・ペ通りにブティックを開いて以来、メゾンの才能ある職人たちは、オーダーメイドや芸術的作品の製作、リフォームなど、ジュエリーに関するあらゆる仕事をこの本店内のアトリエで行っています。
ブシュロン Boucheron
ブシュロンは1858年に創業しています。
宝石と水晶を初めて組み合わせたことで話題となり世界中の注目を一手に集めました。
フランスの最高勲章にあたるレジヨン・ドノール勲章を受章し、1880年頃には時計製作を開始しています。もしかすると、ラグジュアリー時計ブランドとしてブシュロンをご存じの方も多いかもしれません。
150年以上もの豊かな歴史を持つブシュロンは、メゾンの貴重なノウハウを尊重し次世代へと継承することで、その伝統や歴史的な遺産を大切に守ることを自らに課しています。ヴァンドーム広場26番地の最上階にある自社のアトリエでは、専門の技と技術革新の伝統を4世代にわたり守り続けてきました。
ブシュロンは、創作に用いる素材、とりわけ宝石の品質においては、一切の妥協を許しません。「リフレ」ウォッチの簡単に付け替えができる独自のストラップシステムなど数々の特許を持ち、その名誉をかけて創作に取り組んでいます。
モーブッサン MAUBOUSSIN
出典:m.25ans.jp
モーブッサンは1827年に創業しました。
1878年のパリ万博においてモーブッサンがメダルを受賞したことが大きな躍進のきっかけとなっています。1980年ごろに時計製作もスタートしています。
その星のようなブランドロゴはかなり個性的でモーブッサンを象徴します。
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この記事のライター
日本一即戦力な公認会計士、を目指しています。大手監査法人⇒米国留学⇒経営コンサル公認会計士&TOEIC900超に加え、最近は経営能力など、知の経験値稼ぎに絶賛邁進中。様々知識を身につけるべく、読書とグルメめぐり(一流レストランからB級まで幅広く)が大好物