車のキズ消しにおすすめするペン・コンパウンド・スプレー10選
ちょっとした車のキズ消しに便利なカーケア用品。大きなキズでなければDIYで補修することができ、リーズナブルに仕上がります。車のキズ消しにおすすめするペン・コンパウンド・スプレーをご紹介しましょう。
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アイキャッチ画像出典:www.holts.co.jp
ちょっとした車のキズが気になるときのDIY補修
縁石やポールなどへの接触でキズがついてしまう車のボディ。キズになったままだと見栄えも良くないし、何となくドライブも気分がのらない、なんてことありませんか。大きく凹んでしまったり、下地まで届いてしまったキズはプロに任せた方が無難ですが、ちょっとしたキズならDIYでも補修することができ、目立たなくするだけでも見栄えが良くなります。
プロショップに任せた場合仕上がりは完璧ですが、少しのキズでも広範囲を補修するためそれなりの金額になってしまいます。また、冬場や台風シーズンなど車にキズが付きやすいときはその都度修理に出すのも面倒。少しのキズであればDIYで補修に挑戦するのもおすすめです。
カー用品店やホームセンターでは様々なカーケア用品を取り揃えており、オンラインショップでも購入できます。そして補修方法が分からない方のためにメーカーのWEBサイトをはじめ、動画サイトにもガイド画像がありますので参考になるでしょう。
多彩に揃ったカーケア用品からおすすめする使いやすいコンパウンド・ペン・スプレーを10アイテムご紹介します。
コンパウンド
キズ消しにスタンダードなアイテムであるコンパウンド。目の粗い番手から鏡面仕上げに使う極細の番手まで揃っており、塗装面の下地を整えるために利用します。細かいスリキズなどであればコンパウンドを使うだけで目立たなくすることも可能です。
ソフト99「コンパウンドトライアルセット」
昭和29年に設立された日東化学を前身とするソフト99。大手のカーケア用品メーカーで車用ワックスには定評があり、多彩な製品をラインナップしています。
「コンパウンドトライアルセット」は、初心者でも使いやすいコンパウンド3本セット。塗装下地を整える順番に細目・中細・極細の3本がセットになっており、分かりやすく色分けされているため番手を間違えることなく使用できます。研磨材の他に界面活性剤と石油系溶剤が含まれていますので、汚れや古いワックスもまとめて除去することが可能。使い方も簡単で細目から順番にウエス(作業用の布)やスポンジにつけて磨くだけです。
細かいキズであれば、キズの方向に合わせて磨くだけでもキズを目立たなくすることができるでしょう。
【スペック】
容量:25g×3種
希望小売価格:850円(税別)
ソフト99「ラビングコンパウンド」
同じくソフト99の製品で、大容量の「ラビングコンパウンド」。様々なボディカラーに対応する一般用とホワイト車用・メタリック車用を揃えていますので、ボディカラーに合わせてセレクトできます。
塗装下地を整えることはもちろん、ボディ全体のクリーニングに使用することもできます。この製品も研磨材の他に界面活性剤と石油系溶剤が含有していますので、汚れやシミ・小キズなどをまとめて処理することも可能。広範囲の塗装面を整えたい場合におすすめです。
【スペック】
容量:200g
希望小売価格:750円(税別)
3M「コンパウンド エフ・2 5971」
米国のミネソタ州に本拠を置き、世界でも有数のコングロマリットである3M。幅広い分野の製品や素材を手掛けており、日本では3Mジャパンが製品を取り扱っています。
「コンパウンド エフ・2 5971」は、仕上げ用に使う超微粒子コンパウンド。番手としては一般的な極細よりも上で、仕上げ・磨き・艶出しに使用する製品、塗装面を美しく仕上げることができます。ポリッシャーの使用がおすすめで、半ネリ状のため飛び散りが少なく拭き取りも簡単。アンリーズナブルですが、ノンシリコン・ノンワックスの高品質な研磨剤です。
【スペック】
容量:270g
Amazon価格:2,032円
ペン
手軽にキズを補修できるペンタイプの製品は、少容量の塗料と小さな筆が一体になったタイプが一般的です。カラーバリエーションも豊富にラインナップしており、自動車メーカーでは純正品を販売しています。
ソフト99「タッチアップペン」
ボディ用の塗料を多彩にラインナップするソフト99からご紹介するのが「タッチアップペン」。キズ消しの定番商品で、筆付きのペイント用品です。
様々なボディカラーを揃えており、車に取り付けられた型式表示プレートに記載されているカラーコードで探すことができます。使い方も簡単で、良く振ったら少量の塗料を筆につけてキズに塗るだけ。事前にキズの周辺をマスキングしておくことではみ出しても安心で、磨き作業にも便利です。
【スペック】
容量:12ml
参考価格:600円(税別)
メーカー純正タッチアップペイント
様々なボディカラーをラインナップするタッチアップペンですが、古い車やマイナーなカラーなどの製品がない場合もあります。そんな時、自動車メーカーでは純正品を用意していますのでこちらもおすすめです。
一例としてご紹介するのは日産自動車の純正品でピットワークの「タッチアップペイント」。一般的なペンタイプの塗料と同じく、少量の塗料と筆がセットになった製品です。多少アンリーズナブルですが、近似色でペイントするよりもクオリティーの高い仕上がりになるでしょう。
ディーラーのサービスフロントなどで注文することができますが、一部の製品はAmazonなどでも販売しています。
【スペック】
容量:15ml
Amazon価格:1,103円
タートルワックス「スクラッチリペアペン」
世界でもトップクラスのカーケア用品メーカーである米国のタートルワックス。ご紹介する「スクラッチリペアペン」は、クリア層についた浅いキズを補修できるペンタイプの補修用品です。
塗装層まで届いていないクリア層のキズ補修におすすめ。ボールペン状のペン先が、細かい擦りキズやヘアライン・スクラッチなどに対応し、キズをなぞるだけで簡単に補修できます。乾燥時間も約10分と短く、乾いたらコンパウンドなどで磨くこともOK。手軽にキズ補修ができるアイテムで、国内では武蔵ホルトが取り扱っています。
【スペック】
容量:10ml
Amazon価格:1,506円
スプレー
広範囲の補修に適しているのがスプレータイプの塗料。ペンタイプに比べて均一に塗装することができますが、こちらは多少テクニックが必要です。塗装下地の処理や、周囲のマスキングなど他の手軽な補修方法に比べてDIY感があります。
ソフト99「ボデーペン」
「タッチアップペン」でもご紹介したソフト99から「ボデーペン」。ストレートアクリル樹脂塗料で、焼付塗装に追随する性能を持ちます。
バレー式のボタンを採用しているためスプレー作業が楽で、仕上がりも綺麗。ワイド・スポット・縦・横の4パターンでスプレーすることができるため、小さなキズから大きなキズまで幅広く対応します。多彩なボディカラーを揃えており、下地用の「プラサフ」や「クリアー」も用意。塗装した部分と他の部分の差を目立たなくする「ボカシ剤」など様々な補修用スプレーが揃っています。
【スペック】
容量:300ml
参考価格:1,200円(税別)
ソフト99「ボデーペンオーダーショップ」
「ボデーペン」と同じくソフト99がリリースするのが「ボデーペンオーダーショップ」。「ボデーペン」にラインナップされていないボディカラーが手軽にスプレーになります。
世界各国にある車のボディカラーをデータ化、コンピューター調色システムを採用することでカラーコードの色を再現することができます。こちらも高品質なストレートアクリル樹脂塗料を採用しており、美しい仕上がりが特徴です。
【スペック】
容量:300ml
参考価格:2,160円(税込み)
※ 一部調色できないカラーもあります。
ソフト99「エアータッチ」
「タッチアップペン」をスプレーのように使えるアイテムがソフト99の「エアータッチ」。エアブラシ並みの超極細スプレーで、「タッチアップペン」の多彩なカラーをスプレーとして使うことができます。
超極細スプレーのためほとんどの場合マスキングも不要で、補修したい場所だけに正確にスプレーすることができます。筆塗りとは比較にならないほどのクオリティーの高い仕上がり、一手間加えることでキズを美しく補修することができるでしょう。
【スペック】
容量:80g
参考価格:1,000円(税別)
※ スプレーする場所によってはマスキングが必要です。
ホルツ「キズ消しスプレー」
1919年に英国で設立されたカーケア用品メーカーのホルツ。国内では武蔵ホルトが製品を取り扱っており、多彩なアイテムが揃っています。
「キズ消しスプレー」は、手軽に小キズの補修や水アカの除去ができるスプレー。全てのボディカラーに対応しており、ボンネットやドアなど広範囲に使用できます。使い方は簡単、スプレーするとムース状になるのでスポンジやタオルを使ってキズと水平に磨くだけ。2~5ミクロンの微粒子を配合しており、ボディ表面を綺麗にクリーニングすることができます。
【スペック】
容量:150g
Amazon価格:700円
キズ消しアイテムで手軽にできる愛車ケア
小キズの補修や塗装下地の処理ができるコンパウンドをはじめ、多彩に揃ったペンやスプレーのボディカラー。手軽に使用できる製品が多く、DIYで愛車のボディケアができます。ついてしまった小キズ、諦めずに補修してみませんか。
※ 掲載内容は執筆時点のもので、スペック・価格等は変更される場合があります。
※ 製品の注意事項をよく確認して使用して下さい。
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この記事のライター
信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。