歴史を楽しく学ぼう!オススメ新撰組コミック3選
新撰組を題材にした作品は多くありますが、今回はそれぞれに異なった表現がされているコミックを紹介します。
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誠を捧げる最後の武士集団
新撰組とは、江戸時代末期に結成された武装組織です。
浅葱色のダンダラ模様の羽織を着て、「誠」と染め抜かれた旗を持ち人々に恐れられていた新撰組。
実際の活動期間は6年程ですが、当時の人々に強烈な印象を与えていました。
今回は、その新撰組を題材にしたコミックをご紹介します。
漫画ながら、日本の最後の武士達を学ぶことができる貴重な作品です。
るろうに剣心
1994〜1999年まで週刊少年ジャンプにて連載された作品。
アニメ化、映画化もされ、非常に人気のある作品です。
こちらは新撰組がメインのストーリーではないのですが、新撰組の人物をモデルにしているキャラクターが多くいます。
一度漫画を読み切った後にモデルとなった人物を調べてみると、性格や行動などが漫画と重なりさらに面白く感じることでしょう。
風光る
父親と兄の仇を討つために、女であることを隠して新撰組に入隊した主人公。
そこで自分の秘密を知っている沖田総司に恋をしてしまうという少女漫画です。
こちらは現在も連載中で、主人公の存在こそフィクションですがその他の出来事や登場人物は忠実に史実を表現しています。
その当時の人々の生活、娯楽、道具などが非常に細かく再現されており、非常に勉強にもなる作品なのです。
中でも遊郭の様子やその中での人間模様などはとても生々しく、この時代の娯楽を興味深く読むことができます。
当時の勉強もすることができ、恋愛要素も楽しむことができる良作です。
新撰組
昭和38年に描かれた、巨匠手塚治虫の作品。
こちらも主人公は架空の人物ですが、父の敵討ちの為に入隊した主人公が「正義とは?」という問いに対して迷いながら進んでいくというストーリー。
手塚作品の中でもあまり知られていませんが、とても読み応えがあります。
ただ、土方歳三や沖田総司などの隊員たちがそうだったとされる性格を誇張して描いている部分が多いので、純粋に新撰組が好きな人にとっては色々ともの申したくなる作品かもしれません。
長編ですが、一気に読めてしまうのはさすが手塚治虫作品です。
愛しているからこその様々な解釈
未だにファンの多い新撰組。
今回紹介した作品だけでも、歴史上の同じ人物を描いていても作品ごとに描かれ方は大きく違っています。
フィクションも混ざった作品ではありますが、読み比べて江戸と明治の混乱期に浸ってみてはいかがでしょうか。
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この記事のライター
1987年生まれ。