食べ物に気をつけることで体臭対策を

気になる臭いの原因

体臭は汗腺と皮脂腺から分泌される汗と皮脂が皮膚に存在する菌の働きにより酸化、分解されることで発生します。
特に皮脂線から出る皮脂には独特の臭いがあり、男性特有の脇の下のツーンとした臭いはこれが原因だと言われています。これが強い場合は「わきが」と呼び、ひどい場合は外科的処置が必要となります。

皮脂と食べ物

皮脂は主に水とたんぱく質と脂質によって構成されています。たんぱく質は分解される過程でアンモニアや硫化水素などの物質を発生させ、脂質は分解されると脂肪酸となります。どちらも強い臭いを発し、これが体臭の元となっています。まず体臭対策として動物性たんぱく質と脂肪の多い食品を控えることが大事だと言えるでしょう。

腸内環境を整える

腸内環境が悪いと腸の悪い不純物が血をめぐり、汗や皮脂と共に臭いとなって体の外に出て行くと言われています。また体の栄養は腸から吸収されるので、腸内環境は体臭だけではなく体全体の健康にも影響を与えていきます。
緑黄色野菜やヨーグルトといった食物繊維や乳酸菌が含まれるものを日ごろから摂取し、体質改善を心がけましょう。

食事以外にも気をつけたいこと

日ごろ口に入れる物に気をつけ、食生活を改善することで大幅に体臭は緩和されていきます。
しかし体の臭いは皮膚についた菌が引き起こすものなので、日ごろから清潔を保つことが体臭予防の基本であることを忘れないでおきましょう。
また入浴によって血行や内臓の調子もよくなるので、体の調子を整える意味でも定期的にお風呂に入ることも大切です。