結婚祝いにモエ・シャンドンが喜ばれてヴーヴ・クリコが喜ばれない理由
結婚祝いにシャンパンを送ろうとしてるときに少し立ち止まって思い出してください。モエ・シャンドンとウーヴ・クリコは価格帯もシャンパンとしての格も似ていますが、結婚祝いという状況においては天と地ほど差があるシャンパンなのです!
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アイキャッチ画像出典:www.mhdkk.com
代表的なシャンパン モエ・シャンドンとヴーヴ・クリコ
モエ・シャンドンとヴーヴ・クリコはご存じの方も多い大変有名なシャンパンです。
モエ・シャンドンは1743年にクロード・モエがシャンパーニュ地方で作り始めました。創業250年を超える老舗です。現在はLVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトングループ)に属し、高級シャンパンとして有名なドン・ペリニヨンをも参加に持ちます。
ヴーヴ・クリコはモエ・シャンドンから30年遅れて1772年にフィリップ・クリコ=ムーリオンがランスに設立したクリコが元となっています。その後、ヴァーヴ=ニコル・クリコがシャンパン事業だけを切り離し、独立しヴーヴ・クリコとなりました。1987年にLVMHに傘下に入ってからは、世界的に販売規模を大きくし、現在は世界有数のシャンパン企業となっています。
モエ・シャンドンが結婚祝いに喜ばれる歴史
モエ・シャンドンの起源は1743年ですが、正確にはその当時はモエ家が作っていたシャンパンで、「シャンドン」の名前はありません。創業後しばらくしてモエ家の業績が悪くなり、そこで1833年にジャン・レミー・モエが、家督を娘婿のピエール・ガブリエル・シャンドンと息子のヴィクトール・モエに譲り、二人の名前を取ってモエ・エ・シャンドン社が誕生しました。
モエ・シャンドンのシャンパンには必ずリボンが掛けられているのですが、諸説ではそのリボンも由来は二人の結婚がきっかけとなり、モエ家とシャンドン家を結ぶリボンとしてシャンパンにデザインされたと言われています。
モエ家とシャンドン家が力を合わせ、その後のモエ・エ・シャンドン社の繁栄があるとすれば、まさに結婚式には打って付けと言えるシャンパンなのです。
ヴーヴ・クリコが結婚祝いにあまり喜ばれない歴史
モエ・シャンドンはモエ家とシャンドン家が合わさってできた名前でした。ヴーヴ・クリコはヴァーヴ=ニコル・クリコ夫人の名前が由来となっています。1799年にフランソワ・クリコと結婚して嫁入りしたクリコ夫人。しかし、フランソワ・クリコは4年後に他界してしまいます。そこでクリコ夫人は夫の跡を継ぎ三代目としてクリコ家のシャンパン事業を支えます。そこで生まれたのがヴーヴ・クリコです。ヴーヴ・クリコは直訳すると「クリコ未亡人」の意味で、夫を早くに亡くしながらもクリコ夫人が支え、繁栄させたことからこの名前が付いてます。
結婚祝いという祝いプレゼントにおいては、「未亡人」や「死別」など将来の別れを意識させるプレゼントはあまり喜ばれるものではありません。
プレゼントするなら喜ばれるプレゼントを
いかがでしたでしょうか。プレゼントを渡す際に、価格帯やプレゼントの格などで選びがちですが、よくよく調べてみると、結婚祝いにはあまり喜ばれないものもあったりします。
今回のモエ・シャンドンとヴーヴ・クリコはあくまでもその一例ですが、他にも歴史を調べてみるとその場に相応しくないプレゼントをあげていたりする場合も多いです。是非、相手に嫌な気持ちをさせないためにも、最低限渡すプレゼントの歴史を調べた上で、プレゼントを贈りましょう。
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