DAIGOなどセレブ御用達のブランド『ハリーウィンストン』は年収いくらで買える? 意外と安いその最安値
直近DAIGOが北川景子にプレゼントしたことが話題になった「ハリーウィンストン」の指輪。2カラットのダイヤであれば1000万円弱はするようです。憧れのブランドとは言っても中々1000万は手が出ませんが、他のラインナップであればどうでしょうか。ハリーウィンストンの指輪は年収いくらで買えるのかを考えます。
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ハリーウィンストンとは?
ハリーウィンストンとはニューヨーク発祥の最高級宝飾品ブランドであり、かつ同社の設立者を指します。
創設者であるハリー・ウィンストンは、ニューヨークの宝石商の息子として1896年に誕生しています。
父親であるジェイコブ・ウインストンが開いていた宝石店で育ったハリーは、12歳の時にある店で25セントの緑の石を購入。彼はその石が2カラットのエメラルドだと見抜いており、宝石商を営む父のもとに持ち帰ったところ、800ドルで売却することができたとのこと。この話はハリーウィンストン社で伝説として今でも語り継がれているようです。
ハリーウィンストンのジェリーは石が大きく綺麗なのが有名でです。取り分け「ウィンストン・スタイル」と呼ばれる、宝石と宝石を細いプラチナのワイヤーで繋ぎ止めることで留め金の使用を極力抑えたセッティングの手法は、あらゆる方向に絢爛な輝きを放つことで注目を集めています。
彼が生み出すジュエリーは、世界の王侯貴族や映画スターなど多くのセレブリティを魅了してきました。現在アカデミー賞ではハリウッドのセレブ達が華やかなジュエリーを身にまとい、レッドカーペットに登場するのは恒例となっているようですが、これは1944年にハリー・ウィンストンがダイヤモンド・ネックレスを貸し出したのが始まりと言われています。ハリー・ウィンストンのジュエリーを身に着けることがオスカー女優になる近道とささやかれたこともあったとか。
キング・オブ・ダイヤモンドと言わせしめたダイヤモンドへのこだわり
ハリー・ウィンストンの逸話の一つに、「貴重なダイヤモンドの3分の1は彼の手を通った」というものがあり、結果として彼には「キング・オブ・ダイヤモンド」という通り名が付いています。
ハリーウィンストンは宝石に対するこだわりでも有名です。
ダイヤモンドの品質には厳しい基準があり、カラーは上位トップ3の等級であるD、E、Fまで、透明度(クラリティ)は無傷のFlからVS2まで基準が設けられています。こうした観点から原石から切り出された宝石が持つ固有の特性を見抜き、ハリー・ウィンストンのダイヤモンドとして世に出るのに相応しいか見極められるのだそうです。
気になる価格帯は?
上述の通り、成功の証としても語り継がれるハリーウィンストンのジュエリーは、高価なことでも有名です。様々なラインナップのジュエリーがありますが、「婚約指輪(エンゲージリング)」または「結婚指輪(マリッジリング)」として利用可能なアイテムを価格別に見ていきましょう。(なお、エタニティリングは便宜上両方に利用可能なものとして話を進めることにします)
同社のホームページを参照するに、「マリッジ・リング」が16種、「ダイヤモンド・リング」が19種、「エタニティ・リング」が21種あります。このうち「マリッジ・リング」と「エタニティ・リング」で商品の重複が9種類あることから、「エタニティ・リング」の商品のうち9種類は結婚指輪(マリッジリング)にも利用可能であり、それ以外は婚約指輪(エンゲージリング)に利用可能であると定義します。
マイクロパヴェ、ソリティア、マリッジ・リングなど、ハリー・ウィンストンの素晴らしいブライダル・セレクションをご覧ください。
婚約指輪(エンゲージリング)
トラフィック・バイ・ハリー・ウィンストン アクセント・バンド・リング ¥486,000~
エンゲージリング候補で最安値がこちら。(エタニティリングの中でマリッジリングと重複していない商品です)「日常使いに最適」という文言が肝を冷やします。結婚指輪に使うのはやや気が引けるところですが、エタニティリングは結婚指輪にも使えるようですので、これくらいのことは気にしない、そんな文言は見なかった、という力強い方にはオススメ。
出典:openers.jp
碁盤の目に張り巡らされたマンハッタンのストリートを交差する車やライトの動きをイメージしました。ラウンドとバゲットカットのダイヤモンドのコンビネーションによって、輝きのリズムが生まれています。日常使いに最適な、洗練された大人のためのジュエリー・コレクションです。
1個のバゲット、7個のラウンド・ダイヤモンド
総計約0.22カラット
プラチナ製
ラウンド・チャネルセット・リング ¥885,600~
こちらもエタニティリングから。価格帯は先ほどの倍程度しますが、なんとか二桁万円で買える値段です。
出典:zexy.net
ダイヤモンドをプラチナ枠に留めたシンプルなエタニティ・リング。
プラチナ製
プリンセスカット・チャネルセット・リング ¥1,026,000~
ちょうど100万円を超えるくらいだとこのエタニティリングに。
出典:zexy.net
プリンセスカットのダイヤモンドが華やかに輝くリング。
プラチナ製
HWリング ¥1,200,000〜
ここからは「ダイヤモンド・リング」の価格帯になります。ダイヤモンドのカラット数によって値段が変動しますが、一番小さいカラット数である0.5カラットで価格を比較していきます。
その中でも最安値はこちらのHWリング。
0.5カラットでは120万円台が中心になるようです。
ラウンドダイヤモンドを、ハリー・ウィンストンを象徴するHとWのプラチナ台座でセッティングしたリング。HとWには、ハズバンド&ワイフの意味も込められています。
プラチナ製
センターストーン0.5ct台~
エメラルドカット・トリスト・リング ¥1,500,000〜
こちらは0.7カラットで150万円台が中心のデザインです。
ファンシーシェイプのセンターストーンのサイドに2粒ずつのラウンド・ダイヤモンドをあしらった可憐なリング。
プラチナ製
センターストーン0.7ct台~
ウィンストン・ブロッサム ¥2,100,000〜
200万円台の大台に乗るとこの辺り。
センターのラウンド・ダイヤモンドのまわりを、プラチナ台にセッティングされた16枚の小さな花びらで優雅に取り囲んだ可憐なリング。
プラチナ製
センターストーン0.5ct台~
ペアシェイプ・クラシック・リング ¥3,300,000〜
300万円の大台に乗るとこういったリングに。
1カラットアップのセンターストーンを留め、サイドにはテーパード・バゲットカットのダイヤモンドを配したウィンストンを代表するリング。テーパードカットのサイドストーンがセンターストーンの輝きを高めます。
プラチナ製
センターストーン1.0cts台~
結婚指輪(マリッジリング)
ラウンド・マリッジリング ¥302,400~
現状最安値なのがこちら。0.04カラットですが歴としたダイヤモンドのリングです。
丸みを帯びた優しいフォルムのセンターに、一粒のラウンド・ダイヤモンドを施した、ラウンド・マリッジリング。シンプルで上品なデザインは、どんなエンゲージメントリングともマッチします。
1個のラウンド・ダイヤモンド
総計約0.04
HWロゴ・バンドリング ¥367,200~
次いで安値なのがこちら。イエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドの3種類があり、イエローゴールド、ローズゴールドは367,200円〜、ホワイトゴールドは388,800円~という価格帯のようです。
形態としてはエタニティリングのため、歴としたエンゲージリングじゃなきゃダメ!という女性に渡す際には言い訳を考えておくか、相手を考え直しましょう。
HWロゴ・バンドリング
ハリー・ウィンストンの頭文字である「H」と「W」をあしらったロゴをデザインに取り入れ、センターに一粒のラウンド・ダイヤモンドを施したバンドリング。
イエローゴールド、ホワイトゴールド、ローズゴールドと3色のバリエーションがあり、ファッションリングとしてお手持ちのジュエリーや時計とコーディネイトしやすいリングです。メンズサイズも揃うので、ペアリングやマリッジリングとしても最適です。
1個のラウンド・ダイヤモンド
総計約0.01カラット
ラウンドウェーブ・バンドリング ¥442,800~
その次に安値をつけたのがこちら。ファッションリングとしての重ね付け、という複数本買うことを推奨するセールストークによって心にさざ波が立ちますが、優美なデザインは一つでも十分映えるのではないでしょうか。
エンゲージメント・リングのセンターストーンを優しく受け止める、美しいカーブが特徴的なバンドリング。
プラチナ台に上質なラウンド・ダイヤモンドを施した新作のバンドリングは、エンゲージメント・リングの美しさを引き立てるだけではなく、数本を重ねづけすることで、ファッションリングとしてもお楽しみ頂けます。
ツーロウパヴェ・バンドリング ¥669,600~
もう少し価格帯を上げるとこんなリングも出てきます。
パヴェツイスト・バンドリング ¥939,600~
二桁万円ギリギリだとこの辺りにのデザインに。
エンゲージメント・リングのセンターストーンを優しく受け止める、美しいカーブが特徴的なバンドリング。
プラチナ台に上質なラウンド・ダイヤモンドを施した新作のバンドリングは、エンゲージメント・リングの美しさを引き立てるだけではなく、数本を重ねづけすることで、ファッションリングとしてもお楽しみ頂けます。
31個のラウンド・ダイヤモンド
総計約0.62カラット
プラチナ製
結婚指輪、婚約指輪の相場は年収の何%?
さて、こうしたハリーウィンストンの指輪を買うにはどれくらいの年収が最低限必要になるのでしょうか。考え方は様々あるかと思いますが、婚約指輪、結婚指輪の平均購入価格と平均的な結婚年齢と平均年収の関係から考えていきたいと思います。
まず結婚情報サイトのゼクシィによると、婚約指輪の購入価格の平均は33.1万円、結婚指輪は23万円(二人分)のようです。
婚約指輪値段/相場ならゼクシィ。婚約指輪(エンゲージリング)のお値段の相場や購入の準備をするタイミングなど、気になるコトをぜんぶ解説!ゼクシィで婚約指輪の情報を調べよう。
また現在の日本の平均的な初婚の年齢は、厚生労働省の人口動態調査に基づくと男性が約31歳、女性は約29歳となるようです。
平成25年版厚生労働白書 −若者の意識を探る− (本文)について紹介しています。
そして31歳の男性の平均年収は、転職サイトのDODAによると447万円のようです。
同年代の人と比べて、自分の年収は多い?少ない?31歳の、男女別の年収をまとめました。
仮に婚約指輪、結婚指輪の費用を男性が全て負担したとすると、年収に対しての割合は
(33.1+23)÷447×100≒12.55%
という計算になります。
上記の数値を元に考えると、ハリーウィンストンの場合であれば、婚約指輪と結婚指輪で最も安いものの組み合わせだと
トラフィック・バイ・ハリー・ウィンストン アクセント・バンド・リング 48.6万円+ラウンド・マリッジリング 30.24万円=78.84万円
になるため、年収ベースでは約628万円が必要になります。
もし仮にペアシェイプ・クラシック・リング 330万円+パヴェツイスト・バンドリング 93.96万円=423.96万円の組み合わせを買うとすると、年収ベースでは約3378万円が必要です。
最安値の組合わせならなんとか手が届くかも、という価格帯ではありますが、DAIGOよろしく大きいカラットのダイヤモンドの指輪を買う、となるとなかなか大変そうですね。
ハリーウィンストンの最安値を買いにいくなら他のブランドの方が...?
とは言っても、ハリーウィンストンを最安値の組み合わせで買うのも何かさもしいような気もします。そこまでして買わんでも...というか、そのレベルであれば他のブランドの方が良かったりするのでは、という考えが頭を過ります。ティファニーとか。もうちょい何とかなりそうな気がします。
その辺りの議論は次の機会に譲るとして、今回はここで筆を置くことにします。
指輪をこれから渡す人は頑張ってくださいね。
貴方の一生の買い物が悔いのないものにならんことを。
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この記事のライター
慶應大学卒業→大手証券会社→外資系コンサルティングファーム。表参道に在住し「日常をドラマに」することに腐心し人生の上質化を目指す日々。酒を飲むこと、酒を飲むように本を読むことが好き。目を離せばすぐに眠りこもうとする遊び心をジャズとビールで蹴飛ばしながら、今日も都心で生きてます。