「ロッキー」が伝えるシンプルな成功
アクション俳優シルベスター・スタローンの出世作として知られている「ロッキー」をご紹介します。
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秘めた情熱も重要
社会人として求められることに、基本的な挨拶や敬語などの言葉づかい、相手を不快にさせない服装、笑顔などがよく挙げられます。一方で、いつも前面に出す必要はなくても、心のどこかに秘めて燃やし続ける情熱も大切です。それはチャレンジ精神や闘志です。
シルベスター・スタローンの出世作
今や肉体派のハリウッド・スターとして有名な、アクション俳優のシルベスター・スタローン。その出世作として知られているのが「ロッキー」です。テレビのバラエティ番組などで最後のクライマックスシーンがよく放送されていますので、見かけた方も多いでしょう。すでに映画本編を観ている人には、観た当時の感動を懐かしく思い出すことができる一場面でしょう。しかし映画本編をしっかり観ていない人には、単に記録として素通りしてしまっているかもしれません。
「ロッキー」制作秘話
1979年に公開されたこの映画は、当時無名の俳優だったシルベスター・スタローンが自分で書いた脚本を映画会社に持ち込んだのが始まりです。内容を認められたものの、ほかの俳優の主演という前提条件に納得せず、自分が主演するという条件を譲らなかったので、映画会社側が了承して映画化された、という製作にまつわる裏話が有名です。ほかの俳優の主演でも脚本家として世に出ることはできたはずですが、自分の主演にこだわった所に、今の成功があるという声もあります。
主人公、ロッキー・バルボア
「ロッキー」の主人公、ロッキー・バルボアは、貧乏でうだつの上がらないヘビー級のボクサーで、借金の取立てなどで生計を立てています。唯一の安らぎは、近くのペットショップに勤めている女性、エイドリアンと会って話をすること。そんなある日、世界ヘビー級チャンピオンのアポロ・クリードが出場不可能になった対戦相手の代役として、無名のボクサーを指名することになり、ロッキーに白羽の矢が立ちます。圧倒的な力の差を知っていて多くの不安を抱きつつ、人生でこれまでにないチャンスに奮い立ち、試合に挑むことをロッキーは決意します。激しいトレーニングと猛練習の日々。エイドリアンの兄ポーリーや、ロッキーを一度は見限った年老いたトレーナーのミッキーの協力もあり、着実に力をつけていきます。恋人エイドリアンの支えもありました。そして迎えた試合当日。三ラウンドで終わると考えていたアポロ側の予想を覆し、ロッキーは最終十五ラウンドまでの死闘を戦い抜きます。試合終了後にロッキーは、最後まで戦えたことを伝えようと、最愛のエイドリアンの名前を連呼します。
アメリカン・ドリームそのもの
この映画は、その大ヒットによって文字通りシルベスター・スタローンのサクセス・ストーリーになり、アメリカン・ドリームの再現としても有名です。ここから学べるのは、例え勝ち目がなくても与えられたチャンスに立ち向かう勇気と努力。そこに信頼と愛情があれば最後まで諦めずやり抜ける、奇跡も起きる、感動が生まれるということを教えてくれます。
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