glo?PloomTECH?VAPE? 新しい電子タバコの世界
近年、2020オリンピックの影響もあってか、世の中禁煙・分煙が進んで、かたみのせまい思いをしている喫煙者の皆様も多いのではないでしょうか。
最近ではiQOSを筆頭に新たな喫煙ツール''電子タバコ''が登場してきました。そこでiQOSを含めた新たな電子タバコglo、ploomTECH、vapeについてご紹介しましょう。
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喫煙所撤廃・iQOS品薄
2020年の東京オリンピックに向けて、厚生労働省が受動喫煙の防止策として学校や病院などの敷地内全面禁煙を定めましたね。レストランやホテル等では、喫煙室でのみ喫煙が可能になるようです。
最近では、渋谷のハチ公口の喫煙所も撤去されてしまいました。
喫煙者の皆様は、なかなか肩身の狭い思いをしているのではないでしょうか。
そんな中
''周りの人に不快感を与えにくい''
''タバコの臭いがつきにくい''
''灰が出ない、汚さない''
''加熱するだけだから焦がさない''
''有害物質90%カット''
を売りにしたiQOS(アイコス)を筆頭に新たな喫煙ツール''電子タバコ''が登場してきました。
最近では、iQOS(アイコス)が吸えるiQOSエリアなるものを設けている場合もあるようですが、肝心のiQOSも今や手に入り辛い状況です。
そこで、iQOSをはじめ現在注目されている電子タバコ、glo(グロー)、ploomTECH(プルームテック)、vape(ベープ)について購入方法も含めご紹介いたします!
まずiQOS(アイコス)とは アメトークiQOS芸人を皮切りに人気爆発
iQOSとは、2016年4月18日フィリップモリス社から発売された加熱式タバコです。
''火を使わず''加熱するだけなので、''灰が出ず''、やけどのおそれがありません。
また、iQOが発生させるたばこベイパーは、紙巻きタバコに比べ、''臭いが少なく''素早く消えるため
周囲の人や環境へ配慮した仕様となっています。
そして、従来の紙巻きタバコと比較して、有害物質が90%ほど削減できているのと報告がなされています。
こうした周囲への悪影響の少なさから、iQOSのみ喫煙可の喫煙所、飲食店なども徐々にひろまりつつあるようです。
「iQOS 」本体キット
価格:9980円
内容物:ホルダー、ポケットチャージャー、USBアダプター・ケーブル、クリーナー
※ヒートスティックは別売
味わいは? 全4種のフレーバー 今後のラインナップに期待
出典:zetsuen.jp
iQOSは、なんといっても電子タバコとは違い、本物のタバコ葉を使用しているため、紙巻きタバコに近い味わいを得ることができるのが特徴でしょう。
''ヒートスティック''とよばれるiQOS専用のタバコ葉が販売されており、
現在日本では以下の四種のフレーバーが用意されています。
・マールボロ レギュラー(一般的なタバコに近い味わい)
・マールボロ バランスドレギュラー(マールボロ レギュラーをソフトにした味わい)
・マールボロ メンソール(一般的なメンソールに近い味わい)
・マールボロ ミント(マールボロ ミントをソフトにした味わい)
海外では、''パーラメント''などの銘柄もリリースされているようですが、日本での入荷の予定は不明です。
マルボロ ヒートスティック :4銘柄
「マールボロ レギュラー」
「マールボロ バランスドレギュラー」
「マールボロ メンソール」
「マールボロ ミント」
価格:各460円
内容物:ヒートスティック20本
使用感
出典:iqossan.com
ホルダーをポケットチャージャーにいれて充電。
吸い方:iQOS本体に仕込まれた加熱ブレードにヒートスティックを刺して使用。
充電方式:充電器(ポケットチャージャー)にホルダーを差し込む。
充電時間:ポケットチャージャーは90分。
ホルダーは一本吸うごとに6分(連続で吸うことはできない)。
使用可能数:ポケットチャージャーには20回分充電可。
手入れ:加熱ブレード部分を定期的にクリーニング。目安は20本(1箱)吸うごとに行うのが理想的。
一番のネックは、一本吸うごとにホルダーをポケットチャージャーで充電しなくてはいけない点でしょうか。ホルダーを二本持ち歩いて交互に充電して使用する方もいるようです。
ヒートスティックは、加熱ブレードにさす際に折って無駄にしてしまう場合もあるので注意が必要です。
購入には?
・確実に手に入れたいならiQOSストアへ
全国のコンビニや一部のタバコ店でも扱っていますが、入荷待ちの場合がほとんどで
爆発的な人気により、現在生産が追いついていないという状況にあるようです(2017年1月現在)
全国に7店舗(梅田、原宿、仙台、名古屋、心斎橋、福岡、広島)iQOS公式販売店が展開しており、
本体やヒートスティックの在庫も豊富なようですが、特に原宿の店舗に関しては前日夜から整理券が配られるなど入手のハードルはなかなか高いようです。
・ネットオークションで購入
品薄状況の中ネットオークションでは高値で転売が行われていますが、''壊れやすい''との話も多いので、保証を受けられる正規の取扱店での購入がおすすめです。
ploomTECH(プルームテック)とは パイプタバコタイプの電子タバコ
ploomTECHはJT社から発売されているパイプタバコタイプの電子タバコ。
ploomTECHは、直接タバコ葉を加熱しないため、iQOSとは違い加熱式たばこというカテゴリーには属しません。タバコ葉の詰まったタバコポッドを加熱し発生したタバコベイパー(タバコ葉由来の成分を含む霧状のもの)でタバコの味わいを楽しみます。
こちらもiQOS同様、火を使わないため燃焼に伴う煙の臭いがなく、灰もでないという周囲に配慮した仕様となっています。
「Ploom TECH」スターターキット(キャリーケース付)
価格:4,000円(税込希望小売価格)
内容物:プルーム・テック・バッテリー、USBチャージャー(充電はUSBのみ対応)、
ACアダプター、キャリーケース
※プルーム・テック専用のたばこカプセルは別売
味わいは?
PloomTECHは、iQOSのような加熱式タバコとちがい、タバコ葉を直接加熱しているわけではありません。そのため味わいとしてはiQOSの方が、通常のタバコに近いと言えますが、煙の臭いの少なさにおいてはPloomTECHに軍配があがります。
現在では以下の三種のフレーバーが用意されています。
たばこカプセル(たばこ製品):3銘柄
「メビウス・レギュラー・フォー・プルーム・テック」
「メビウス・クーラー・グリーン・フォー・プルーム・テック」
「メビウス・クーラー・パープル・フォー・プルーム・テック」
価格:各460円
内容物:たばこカプセル5本、カートリッジ1本
使用感 iQOSとの違いは?
充電中のPloomTECH
吸い方:本体に取り付けたカートリッジにタバコカプセルをセットし使用。
充電方式:USBチャージャーに本体を接続。
充電時間:約一時間半。
使用可能数:一度の充電でカプセル5個分(1箱)の使用が可能。
手入れ:吸い終わった際、カートリッジがゴミとして出るのみなので基本的に本体の手入れは不要。
たばこカプセル1つで50回(1吸い2秒換算)吸うことができ、
100秒ごとに先端のランプが点滅し、カプセル交換を知らせてくれます。
iQOS同様事前に充電が必要ですが、一度の充電で一本分しか吸えないiQOSに対し、PloomTECHは充電残量が続く限り、連続で吸うことができます。
更に、加熱式タバコとはちがい、喫煙を途中で中断できるため''途中で消す''ということがなく、タバコカプセル分無駄なく吸えるコストパフォーマンスの良さも特徴的です。
充電さえすませておけば、持ち運ぶのは細身の本体のみなので、携帯性も抜群です。
購入には? iQOS同様購入困難か...
・取り扱い店舗で購入
現在Ploom TECHの現物を取り扱っている販売店は、福岡に30店舗ほどしかなく
九州にお住まいの方以外にはなかなか入手が困難な状況です。
・公式オンラインショップで予約購入
iQOS同様、入手が困難な状況なPloom TECHですが、公式オンラインショップには購入予約フォームがあります。
購入予約には
① JTスモーカーズの会員登録
② plus Ploom会員登録
の二つを行わないといけません。
ここまででも手間ですが、現在2016年7月7日以降予約を一旦打ち切っているため、今のところはオンライン予約も期待できそうにありません。(2017年1月27日現在)
glo(グロー)とは 加熱式タバコのニューカマー
出典:chimanta.net
gloは、ラッキーストライクやケント、クールの銘柄で有名なBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)社が2016年12月12日に仙台で限定販売を開始した加熱式タバコです。
タバコベイパーを発生させる方法は、iQOSと同様にタバコ葉をヒーターで加熱するというもの。
アルミ削りだしのデザインが特徴的。
出典:chimanta.net
「glo」 スターターキット
価格:8000円
内容物:gloタバコヒーター、USBケーブル、クリーニングブラシ、ACアダプター
※ネオスティックは別売
味わいは? iQOSと似ている?
出典:chimanta.net
iQOSと同じ加熱式タバコであるため、gloの味わいは、iQOSに近いとの声が多いです。
また、gloはiQOSよりも、カートリッジの加熱温度が低いため、iQOSユーザーからたまに耳にする加熱式タバコ特有の''ポップコーンのような臭い''が抑えられているようです。
現在では以下の三種のフレーバーが用意されています。
gloのネオスティックは、iQOSのヒートスティックより40円安い価格設定です。
iQOSではレギュラータイプの銘柄は2種類ラインナップされていましたが、
gloではレギュラータイプは1種類のみの販売となっています。
ネオスティック:4銘柄
「ケント・ネオスティック・ブライト・タバコ」
「ケント・ネオスティック・フレッシュ・ミックス」
「ケント・ネオスティック・インテンスリー・フレッシュ」
価格:420円
内容物:ネオスティック20本
使用感 iQOSとの違いは?
吸い方:ネオスティックを本体上部の穴に差し込む。
充電方式:タバコヒーター本体にUSBケーブルを接続。
充電時間:2~4時間
使用可能数:35回
手入れ:本体内部のクリーニング。目安は20本吸ったら一度行うのが理想的。
gloはiQOSやPloomTECHとは違い、充電器と吸う装置がセットになったバッテリー一体型。
もちろん、一体型ゆえに大きさは前者2つよりもありますが、構造のシンプルさにおいてはgloに軍配があがります。本体が148gと他の電子タバコと比べ重く大きいのがネックでしょうか。
gloのネオスティックは本体に入れるだけなので、iQOSのヒートスティックのように加熱ブレードを差し込むのに失敗するというようなことがないのも強みです。
喫煙可能時間の通知は、iQOS、PloomTECH共にランプの点灯ですが、gloはバイブレーションで知らせてくれます。
購入には? 仙台限定、全国展開に期待
現在gloは、仙台先行発売のため仙台市のみでしか購入できません。
・仙台市のコンビニ・タバコ店で購入
iQOS同様、公式販売店以外では、品薄状態が続いており購入は難しそうです。
・仙台市のgloストアでの購入
一日200個限定販売かつ早朝限定で配布する購入券を手に入れる必要があるため、
公式販売店といえど、購入のハードルは高いようです。
iQOSも全国展開する以前は、名古屋での限定発売でした。
gloもiQOS同様、今後爆発的なヒットが見込まれますので、glo公式サイトに登録して、
glo情報にアンテナをはってみるのはいかがでしょうか。
VAPE(ベープ)とは タバコ葉を使わない電子タバコ
VAPEは、これまでご紹介した3つとは違いタバコ葉をつかわず、リキッドと呼ばれる香料の溶けた液体を熱したできた煙を吸って楽しむ電子タバコです。
タバコ葉を使っていないため、タバコ特有の嫌な臭いもなく、発がん性物質であるタールも含んでいません。また、リキッドの主成分はグリセリン、プロピレングリコール、香味料となっていますが、グリセリンは野菜にも含まれていること、プロピレングリコールはぜんそく吸入器などにも用いられていることから人体には無害との見方が現状の見解としては、有力なようです。
香味料に関しても、食品や飲料に用いられているものと同様のため害はないとの見方が強いです。
2013年頃から欧米を中心に急速に普及しているVAPE、現在では紙巻きタバコの代替品というより、もはやファッションやカルチャーとして扱われているようです。日本でも2014年頃から人気を徐々に集め始めています。
VAPEは、これまでご紹介した電子タバコと違い製品名ではなく、リキッドと呼ばれる香料の溶けた液体を熱したできた煙を吸って楽しむ電子タバコの総称です。
ですので、様々なメーカーから数多くのラインナップがされており、形や性能も多様です。
価格帯も数千円〜数万円と幅広く、はじめは一万円以内の初心者向けのセットがおすすめです。
ここ数年で急速に普及した電子タバコ(VAPE / ベイプ)。人気の上昇に伴って数多くのメーカーから多様な種類のベイプが展開されています。性能も価格もピンキリですので、どれを選べばよいか迷われる方も多いと思います。そこで、一式がセットになったおすすめのスターターキットをランキング形式でご紹介しますので、参考にしてみて下さい。
味わいは? 数百種類のフレーバーが楽しめる
他の電子タバコと違い、VAPEには非常に多くの種類のフレーバーが用意されています。
感覚としては、紙巻きタバコよりも水タバコよりの味わいです。
・レモンやグレープなどのフルーツ系リキッド
・チョコレートやメイプルシロップなどのスイーツ系リキッド
・メンソール系リキッド
・コーラやレッドブルなどのドリンク系リキッド
・マルボロなどのタバコ銘柄系リキッド(ニコチン
など様々なジャンルのリキッドがあり、これらをブレンドして楽しむのもVAPEの醍醐味の一つです。
VAPE専門店では、リキッドの試飲もできるので、お気に入りのリキッドを探しにいってみましょう。
価格帯は1000~3000円程度。
※海外で販売されているリキッドの中にはニコチン入りのものもありますが、日本では薬事法上、製造・販売が禁止されているため、日本での入手はできません。
使用感は? iQOSとの違いは?
吸い方:アトマイザーにリキッドを注入。
充電方式:本体にUSBケーブルを接続。
充電時間:2~3時間(バッテリー容量650mAhの場合)
使用可能数:タバコ約20~30本分程度(バッテリー容量650mAhの場合)
手入れ:アトマイザーの洗浄(一週間に一度程度)、コイルの交換(450円程度)
PloomTECHのように、スイッチのON/OFFで吸いたい時にすぐ吸えてて、好きな時に吸い終わることができます。また、glo同様充電から喫煙まで本体のみで完結できるのも強みです。
リキッドを煙に変えるために、コイルがついていますが、ずっと使い続けると喉がイガイガするなど煙の質が悪くなるので、2~3週間程度が交換の目安です。
購入には? VAPE STUDIOがおすすめ
他の3つの電子タバコとは違い、たくさんの数が流通しており、販売ルートも店舗からネット通販まで充実しています。
VAPE初心者には、高品質、安全なリキッドやデバイスを幅広く扱っているVAPE STUDIOがおすすめです。
約300種類以上のリキッドの試飲、新商品のデバイスの試用、ポイントカードや商品のアフターフォローなどのサービスが豊富です。
現在東京都心に8店舗展開中です。
(渋谷スペイン坂店、新宿駅東口店、新宿駅西口店、有楽町駅銀座口店、吉祥寺駅公園口店、赤坂見附駅店、
池袋東口店、神田駅西口店)
これからどうなる?電子タバコの販売事情
4種類の電子タバコをご紹介いたしましたが、電子タバコも黎明期、VAPEを除いてどの商品もまだまだ手に入り辛い状況です。これからの販売事情の動向が気になりますね。
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この記事のライター
建築系の大学院生です。趣味は音楽、バンドやってました。