伝説のスター、マイケル・ジョーダンの凄さを語り尽くす
20代〜30代に「今までで1番カッコイイと思ったスポーツ選手は誰ですか?」と聞いたら、恐らくマイケル・ジョーダンはトップに名前を連ねるのではないでしょうか。そんなマイケル・ジョーダンの凄さを動画も交えて語り尽くします。
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デビュー後すぐに2大スターに認められたマイケル・ジョーダン
デビューして2年の1986年、6人の殿堂入り選手の内5人がいた最強時代のボストン・セルティックスとの試合で、ジョーダンはプレーオフ戦としては最高得点の63点を記録。ラリー・バードに「神がマイケル・ジョーダンの姿をしていた」と言わせたほど、もの凄い活躍をしました。マジック・ジョンソンもジョーダンのことを「過去最高の選手」と認めていました。
止められないジョーダンのドライブと高すぎるダンクシュート
マイケル・ジョーダンと言えば、デビュー当時から鋭いドライブとトップクラスの跳躍力からのダンクシュートが象徴的なプレーとなっていました。
Michael Jordan's Top Career Dunks
そして1988年に見せたこのプレーでAir Jordanと呼ばれるようになります。これが「エアウォーク」と呼ばれるフリースローラインから踏み切ってダンクを叩き込むプレーです。
1988 SLAM DUNK CONTEST MICHAEL JORDAN FREE THROW LINE DUNK
THE FLU GAME
出典:i.imgur.com
ジョーダンの偉大さがよりわかるのがこのザ・フルー・ゲームと呼ばれる試合です。
1997年のNBA FINALにてブルズは2勝した後、2連敗を喫しており、勝敗の分かれ目に差し掛かっていました。そんな試合の前夜、夜中の2時にジョーダンは部屋にトレーナーを呼びました。そこには大量の汗をかきながら体調の優れないジョーダンが動けない状態でベッドに寝ていました。あまりに体調の悪いジョーダンを見てトレーナーは次の試合の欠場を監督に告げます。監督もジョーダン抜きで試合に臨む覚悟を決めますが、試合2時間前になり、ジョーダンは会場に現れます。「そんな状態でできるわけがないだろ」と諭す監督に対して、「今日この会場(相手チームのホーム)に1人でも俺を見に来てくれている人がいるかもしれない。その人のためにも俺はいつものマイケル・ジョーダンを見せなくてはいけない」と述べ、試合に出場します。大量の汗を流しながら、ジョーダンは38得点をあげ、チームを勝利に導き、最後はチームメートのスコッティ・ピッペンに抱えられ退場しました。
THE LAST SHOT
出典:f.ptcdn.info
ジョーダンの前にも、ジョーダンが引退した後も数々のスター選手がいますが、彼らが依然としてジョーダンと肩を並べられない理由の1つが勝敗を決する場面での強靭なハートと勝負強さでしょう。ジョーダンは数々の試合で接戦の末の決勝シュートを決めてきています。
Michael Jordan - Top 10 Buzzer Beaters
ジョーダンはインタビューで「試合で起こりうる全てのことを想定して練習している。それが練習するということだ。だから僕はどんな状況でもできるという自信がある」と述べていましたが、ジョーダンがブルズを引退する最後の年に優勝を決めたシュートでその全てを物語っています。最後のこの状況で全てを託せる選手というのがマイケル・ジョーダンなのです。
NBA FINALS GREATEST MOMENTS - Michael Jordan's last shot
試合の流れの中で見たい方は以下からご覧ください。
NBA FINALS GREATEST MOMENTS - Michael Jordan's last shot
共に伝説を築いた「万能選手」スコッティ・ピッペンと「最強リバウンダー」デニス・ロッドマン
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ブルズの黄金期、特に晩年のジョーダンの伝説は彼ら2人の助けがあったといっても過言ではないでしょう。ジョーダンと高いレベルで連携することができ、さらには自分でも得点を量産できるスコッティ・ピッペンの存在は大きく、ジョーダンが「スコッティ・ピッペンをチームから放出するようなら俺も辞める」と言わせたほどです。
かつてブルズを苦しめたデトロイト・ピストンズにいた超問題児デニス・ロッドマンがチームに加わり、当時のNBA屈指のディフェンス力と歴代最高峰のリバウンド力でチームに貢献します。
デニス・ロッドマンはすぐカッとなる性格で、相手チームの選手に掴みかかりに行くことが多く、その問題児すぎる性格は度々ジョーダンの手を焼かせることもありました。しかし、この3人のスター性溢れるプレーは、マジック・ジョンソンが言うようにNBAを国内人気スポーツに押し上げただけでなく、世界の人気スポーツへと導きました。
JORDAN PIPPEN RODMAN - RED ASSAULT
ルーキーに対する洗礼
漫画「スラムダンク」で流川が目を閉じてフリースローを投げるシーンがありますが、あれはこのジョーダンのプレーを見て描かれたものでしょう。NBAに入ったばかりのルーキー選手もNBAに入るまではスター選手としてもてはやされてきます。この時、ルーキーだったムトンボ選手にジョーダンは「目を閉じてフリースローを投げてみろ」とけしかけます。成功することができなかったムトンボにお返しとして自分が成功して見せプロのレベルの高さを見せつけます。
Michael Jordan Makes Free Throw With Eyes Closed
ジョーダンの凄すぎるプレー50選
MICHAEL JORDAN TOP 50 HANG TIME
NBA以外でのジョーダンもカッコ良すぎた
アメリカで一時期放送されていたゲータレードのCM。39歳、ワシントン・ウィザーズに2度目のカムバックをしたマイケル・ジョーダンが暗い体育館で1人練習をしていると、23歳でルーキーだった頃の自分が登場します。勝負を挑んできた若き日の荒削りな自分にバスケを教えながらも勝利してしまう。最後のエンディングではノースカロライナ大学時代の本人まで登場するという素敵な作品です。ジョーダン・ファンにはたまらない作品でしょう。
Michael Jordan Gatorade Commercial
次は、バルセロナオリンピックに出場した時のドリームチームの映像です。マジック・ジョンソン、ラリー・バードなどと一緒にプレーしている貴重な映像です。
Michael Jordan, Magic Johnson, Patrick Ewing & Co - Dream Team Highlights - Barcelona 1992 Olympics
こちらも貴重映像、マイケル・ジョーダンとマイケル・ジャクソンがバスケとダンスを教え合う映像です。もう見ることはできませんが、若かりし日の2人のMJです。
Michael Jackson - Jam
デビュー間もないコービー・ブライアントが何もできないままジョーダンにやられてしまう初対決の映像です。後半部分でのデニス・ロッドマンとシャキール・オニールの乱闘も見ものです。
Michael Jordan - MJ v Kobe (1st meeting) 1996
最後に、ジョーダンの凄さの詰まった短編映画をお楽しみください。
Obsession - Michael Jordan Movie (2014)
またいつの日か、神と讃えられるほどのバスケットボール選手が出てくることを期待したいですね。
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