2018/07/30

シャンパン×ガストロノミック！オープン一年で一つ星を獲得した外苑前「オルグイユ」

カンテサンス出身シェフが織りなす新たなフレンチ。シャンパン×ガストロノミックというユニークな発想でミシュラン一つ星を獲得した「オルグイユ」をご紹介します。

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快進撃が止まらない「カンテサンス」

日本のフレンチ界において、もはやこの店をおいては語れないというのが「カンテサンス」。
ミシュラン三ツ星を獲得し続け、至極の料理でお客を魅了し続けるのはさることながら、数年前からはカンテサンスで修行を積んだシェフたちが続々と独立してどのお店予約困難になるほどの人気ぶり。
”カンテサンス出身のシェフなら間違いない！”とオープン早々客でにぎわい、あっという間に予約の取れない名店にまで名を連ねてしまうほどです。

外苑前「オルグイユ」

出典：blogimg.goo.ne.jp

そんなカンテサンスから、昨年も一人の奇才が独立し外苑前にお店をオープン。その名も「オルグイユ」。シャンパーニュ×ガストロノミックというなんともユニークなコンセプトでオープン早々話題となりました。料理に合わせてシャンパンを選ぶのではなく、シャンパンに合わせて料理を作るという発想には驚くばかり。単なるフレンチレストランでもない、シャンパンバーでもない、まさにここでしか食べないシャンパン×ガストロノミックは世界中から注目を集め、オープンわずか一年でミシュラン一つ星をも獲得したのです。

お店は外苑前の小道の先にあり、初めて行く時には必ずと言っていいほど迷ってしまうような隠れ家的場所にあります。扉を開けるとスタイリッシュな店内が広がり、清潔感のあるオープンキッチンが目のまえに飛び込んできてワクワク感を高めます。こじんまりとしたお店ですが、サービスがしっかりしているのでプライベートな空間はしっかりと守られます。何より、壁に並んだ様々なシャンパンを見ているとスペシャル感が増してくるので記念日遣いにもオススメです。

おまかせフルコースのみ

料理はおまかせのフルコースのみ。
国内外の三つ星レストランで修行を積んだシェフが、シャンパンとの相性を第一に考えた料理を提供してくれます。料理は8品で、価格設定も¥10,500（税抜）とリーズナブル。ここに、それぞれの皿に合ったシャンパンのマリアージュをオーダーしていきます。
お店には常時3.4種類のグランスシャンパーニュが用意され、希望によってはプレステージなボトルシャンパーニュもオーダー可能。シャンパンは乾杯のお酒だというイメージが強い中、最後まで違和感なくシャンパンを合わせてくるので驚くばかりです。

たとえば肉料理。肉料理には赤ワインという王道の概念があり、シャンパンを合わせたら肉の旨味が流れてしまうのでは？と思いますよね。しかし、さすがはカンテサンスで修行を積んだシェフ。肉は火入れも塩加減も完璧です！カンテサンスでは低温長時間の肉料理が有名ですが、こちらも引けをとらず柔らかくもジューシーで、旨味がありながらもしつこくなく余韻を残して消えていきます。そこにシャンパンを合わせたら、肉料理には赤ワインではなくシャンパンなのかもしれないと考え直させられるほど。すべての料理を通じて新しい発見があり、期待を超えてくるマリアージュを楽しむことができます。