東京都内のおすすめ美術館・博物館10選【2017年開催の建築系展覧会情報含む】

都内にはたくさんの美術館・博物館がありますが、設計者や施設ごとの特色をみなさんご存知ですか?本記事では、都内にある美術館・博物館を2017年に開催される建築系展覧会情報付きで10選ご紹介いたします。

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展示内容ばかりに気を取られるのはもったいない!

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出典:pixabay.com

都内にはたくさんの美術館・博物館がありますが、みなさんは設計者に着目したことや施設ごとの特色を意識したことはありますか?本記事では、都内にある美術館・博物館を2017年に開催される建築系展覧会情報付きで10選ご紹介いたします。

ぜひ展覧会へ訪れる際は、美術館・博物館など建物本体にも目を向けてみてくださいね!

【日本で唯一】国立近現代建築資料館

国立近現代建築資料館は日本で唯一、近現代建築に関する模型や図面などの資料を保管するために建てられた施設です。日本の貴重な建築資料が、海外に流出したり所在不明になってしまうのを防ぐ目的があります。東日本大震災の影響を受け、2011年11月にリニューアルしたので、まだリニューアル後に訪れていない方は建物の鑑賞もぜひ。旧岩崎邸庭園内部に立地しているので、散策を含め天気の良い日に訪れることをオススメします。

設計 国土交通省内部職員によるインハウス設計・工事監理
住所 東京都文京区湯島4-6-15 

建築と社会を結ぶ 大高正人の方法

展覧会のテーマでもあるPAUは、「Prefabrication・Art&Architecture・Urbanism」の頭文字をとったもの。これは大高氏の、建築に対する目標であったと言われています。モダニズムの旗手であり、日本の建築史を語る上で欠かすことのできない前川國男氏を師に、建築に生涯を捧げた大高氏の建築と社会を結ぶ方法とは?

会期 2016年10月26日~2017年2月5日

竹中工務店東京本社 ギャラリーA4(エークワイテッド)

あべのハルカス・横浜アリーナ・東京タワー・金沢21世紀美術館など、多くのランドマーク建築を手がけている竹中工務店の東京本社ビル。もちろん本社ビルも自社施工です。CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)で4.9という日本最高レベルの性能評価を獲得しているだけあって、大きな建物に関わらず自然光・自然風がとてもよく通ります。

1階にあるギャラリーA4は、コンセプトに“建築・愉しむ”を掲げています。

設計 竹中工務店
住所 東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F

建築家×家具職人 コラボレーション展

小さな設計事務所で数年勤務した後、職業訓練校に入り直し家具制作を学んだ中村好文氏。訓練校卒業後は、吉村順三設計事務所にて家具製作のアシスタントを務めたという、建築家としては一風変わった経歴をもっています。そんな中村氏が建築家として独立後、絶大な信頼を寄せる家具職人3人と共同制作で生み出した住宅用家具の展覧会が、このコラボレーション展です。

2015年秋に同展覧会が神戸市で開催されましたが、展示場所が異なれば作品の雰囲気が変わって見えるのも、巡回展のおもしろいところであり魅力です。

会期 2016年12月4日~2017年2月25日

京橋創生館 AGC studio

AGC studioには、さまざまなガラスを見るだけでなく、防音や断熱などの性能を実感することのできる体感コーナーがあります。見るだけでなく、手にとり・肌で感じることが可能なので、小さいお子さん連れでも飽きることなく楽しむことが可能な展示場です。

設計 (京橋創生館)鹿島建設株式会社・(空間設計)株式会社ツードッグス
住所 東京都中央区京橋2-5-18 京橋創生館1・2階

Brand-New! Colors&Images 最新ガラスのデザインと機能

建築設計に欠かすことのできないガラスの展覧会。建築には、「採光のための窓・開口部を、法令で決められた面積つけないと居室として認められない」という決まり(法28条1項)があります。つまり建築とガラスは切っても切れない関係で、ガラスの発展・向上は建築の発展・向上にほぼ直結するのです。

会期 2017年1月5日~3月4日

銀座資生堂ビル 資生堂ギャラリー

1919年にオープンしたギャラリーは、現存するなかで日本最古の画廊とされている場所。一貫して非営利の活動を続け、これまで3100回以上の展覧会を開いてきました。記念すべき開廊100周年を迎える2019年は見逃せませんね!

ビル屋上には、銀座八丁神社巡りの間だけ一般公開される満金龍神成功稲荷(別名:成功稲荷神社)があります。商売繁盛と事業成功にご利益があるとされているので、一般公開の際はお見逃しなく。

設計 竹中工務店
住所 東京都中央区銀座8-8-3東京銀座資生堂ビル地下1階

「吉岡徳仁スペクトル」プリズムの彫刻から放たれる虹色の光線

紙の椅子や結晶の椅子・BMWやHermèsやLEXUSとのコラボレーションで吉岡徳仁氏をご存知の方も多いのではないでしょうか?実は吉岡氏は、プロダクトデザインのみならず空間デザイン・建築も行う多彩な方です。そんな吉岡氏のプリズム彫刻を用いた光の展覧会が行われます。

会期 2017年1月13日~2017年3月26日

川崎ブランドデザインビルヂング 銀座レトロギャラリーMUSSE

東京大空襲を逃れ生き延びた、昭和レトロさあふれる外観が特徴的。ビルの谷間に埋もれながらも、凛とした雰囲気でそこに佇み続ける様に強さを感じさせる建物です。藤本壮介氏設計によるビル新築計画も話題になりましたが、ギャラリーオーナーが古い元の建物を気に入り、タワー計画はストップ。

昭和レトロな雰囲気は残しつつ、本来の美しさを前面に出すように改修され、古い屋根貼りを活かしたギャラリー空間が魅力です。

設計 不明
住所 東京都中央区 銀座一丁目20-17 川崎ブランドデザインビルヂング

銀座、次の100年のためのStudy展

建築用語でStudyとは、完成に向けてあれやこれやと試行錯誤している状態のことを指します。Study展では、各ブースに訪れた人が「これからの銀座はこうであるべきでは?」「いやいや、この方が良い」と語り合えるような、さまざまなテーマ設定がされています。

テーマ設定のみならず、テーマに伴ったリサーチやインスタレーション・出展作品などがあり、誰かと語り合いたくなるような冒険心・探究心をくすぐる展覧会です。

会期 2017年1月4日~2月19日

TOTO乃木坂ビル TOTOギャラリー・間

「ギャラ間(ま)」の愛称で親しまれる施設。建築とデザインの専門ギャラリー。ギャラ間発足メンバー・運営委員は、日本の建築巨匠を集めたともいえる豪華な顔ぶれが並びます。

周囲には国立新美術館・21_21 DESIGN SIGHT・サントリー美術館など、多くの美術館が点在しています。少し足を伸ばせば、森美術館や岡本太郎美術館も。TOTOギャラリー・間を訪れる日は、1日予定をあけて美術館のはしご旅をしてはいかがでしょうか。

設計 不明
住所 東京都港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F

堀部安嗣展 建築の居場所

住宅を中心に、これまで80作以上を手がけてきた堀部安嗣氏。今回の展覧会では、2016年日本建築学会賞を受賞した竹林寺納骨堂を含む14作品が、短編映画にまとめられ会場にて上映されます。

タイトルにある「建築の居場所」とは、自然との関わりが希薄になっている現代に、心地の良い空間を思いだしてもらい「本来の居場所」を見つけて欲しいという思いが込められています。

会期 2017年1月20日~3月19日

南青山ビル プリズミックギャラリー

2005年11月にオープンした、まだまだ新しいギャラリー。展示計画・内容はすべて出展者が決めることができるので、同じギャラリーを訪れても展示内容によって全く異なる印象を受けるおもしろいつくり。

ギャラリーは通りに面したガラス張りというオープンな空間。プリズミックギャラリーを目的とした方だけでなく、ふらっと通りがかりに入ってみたという来場者を見込むことが可能です。

設計 (内装・家具)菊地宏
住所 東京都港区南青山4-1-9秋元南青山ビル1階

MARU。architectureの宇宙展

「建築はプロジェクトごとに異なるシチュエーションをもっていて、すべてが個体であるように見えるが実は見えないところで関係し合い・影響し合っている。」という考えを念頭にした展覧会。竣工作品のみならずアンビルド(実現しなかった建築)を含めた17プロジェクトの、スタートに着目した展示を行います。

会期中には、建築家数組による「はじまりの思考」をテーマにしたオープンディスカッションも。

会期 2017年1月21日~3月5日

東京ミッドタウン・デザインハブ

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出典:designhub.jp

HUB(ハブ)の語源は、車輪の軸。東京ミッドタウン・デザインハブは、デザインのプロモーション・職能・研究教育の3つの異なる機関をつなげるために創設された場所です。役割の異なる3機関ですが、デザインを通じて「つなげる・そだてる・ひろげる」を目的としている点は同じです。

2007年のミッドタウン開業以来、企画・セミナー・ワークショップを多数実施。2009年からは、先述した3機関に限らず、多くの外部主体者との特別展も開催しています。

設計 (タワー設計)SOM(スキッドモア・オーウィングズ・アンド・メリル)、日建設計
住所 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウンタワー5F

地域×デザイン2017 -まちが魅えるプロジェクト-

地域の魅力を再発見し事業化しているプロジェクトを、デザインの視点から分析・紹介。展示だけでなく連日トークセッションを行うことで、訪れる日によって異なる雰囲気を味わうことの可能な展覧会となります。トークセッション参加者は、地域のキーマンや自治体のリーダーなど他では見ることのできない顔ぶれ。

会期 2017年2月3日~2月26日

江戸東京博物館

幼い頃に、社会科見学・遠足として学校行事で訪れたことのある方も多いのではないでしょうか?高床式の建物をイメージした建物は、1993年のオープン以来変わることなく東京の代表的な観光スポットとして愛され続けています。

常設で江戸時代の日本について模型や資料の展示を行っているため、日本人だけでなく外国人も日本について深く学ぶことが可能。菊竹氏は自邸であるスカイハウスや出雲大社庁の舎でも有名。

設計 菊竹清訓
住所 東京都墨田区横網1-4-1

江戸と北京 -18世紀の都市と暮らし-

江戸の人口が100万人を越え最も発展していった18世紀は、清朝の首都であった北京が最も繁栄した時期でもありました。江戸時代の鎖国中も、中国との貿易は認められていたというくらいに深いつながりのある2国。絵巻物や陶磁器・学問や遊びなど、さまざまな観点から比べた時に浮かび上がる両都市の共通性や異なる点とは?

会期 2017年2月18日~4月9日

東京国立近代美術館

1952年、日本で最初の国立美術館として京橋に誕生したのがこの東京国立近代美術館です。旧日活本社ビルを前川國男氏が改装したのがスタート。その後1969年に谷口吉郎氏の建築に生まれ変わり現在地へ移転、築30年を期に増改築を行い坂倉建築研究所設計の現在の形へという経歴をもっています。

独特の凛とした雰囲気は、皇居を臨むことのできる場所に位置しているからこそ?ぜひ、ほかの美術館にはない“国の”美術館ならではの雰囲気を体感し訪れてはいかがでしょう。

設計 坂倉建築研究所
住所 東京都千代田区北の丸公園3-1

マルセル・ブロイヤーの家具 improvement for good

メトロポリタン美術館分館も手がけ、建築家としても名高いマルセル・ブロイヤー氏の手がけた家具デザインの展覧会です。木製家具・スティールパイプ家具・アルミニウムとプライウッドの家具・家具から建築へというように、材質ごとに分野わけをして展示。ブロイヤーデザインの家具を欲しくなること間違いない展覧会です。

会期 2017年3月3日~5月7日

会期に注意して楽しい美術館巡りを

ご紹介したもののなかには、展覧会の会期が残り僅かなものも含まれているのでご注意ください。伝統や文化・新しい思想に触れ、日常の疲れを吹き飛ばしましょう。脳が刺激を受けて、新しいアイディアが浮かんでくるかも?

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モットー「建築を、もっと身近に。」福祉・プロダクト・建築デザインを学ぶ大学を卒業し、企業で住宅建築設計・デザインに携わった後、現在フリーで活動しております。2016年10月には、WEBライティング実務士の資格を取得いたしました。最近の趣味は、ちょっと良いケア商品を買うこと。

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