秋冬メンズファッションおすすめアイテム・コーデ紹介【2016-2017】

2016-2017秋冬メンズファッションのトレンドやおすすめアイテムを徹底解説します。トレンドを上手に取り入れ、一歩先を行く大人コーディネートを楽しんでください。トレンドカラーから、注目アイテム、参考コーディネートまで詳しく紹介しているので、秋服や冬服で迷ったときには是非参考にしてください。

ekusyadDaisuke Horiguchi
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2016-2017秋冬メンズファッションのおすすめアイテムを追う

出典:en.vogue.fr

暑い季節が終わりを迎え、これから佳境に入る秋冬シーズンに向けて、2016-2017秋冬メンズファッションのトレンドやおすすめを紹介します。ファッション業界最大のショーでもあるパリコレクション、ミラノコレクションから、この秋冬注目のトレンドを紐解きます。
メンズファッションの流行を押さえたおすすめのアイテムやトレンドを意識したコーディネート、注目のコレクションブランドを詳しく解説します。本格的に秋冬のシーズンが始まる前に是非最新ファッションをチェックして、自分のスタイルに流行を上手に取り入れましょう。
コレクションでの着こなし、コーディネートは特徴的過ぎる部分もありますが、コーディネートの幅を広げるという意味で知っておいて損はありません。流行をしっかりと押さえつつも浮きすぎない大人なファッションを是非楽しんでみてください。

2016秋冬メンズトレンドカラー

トレンドを押さえる上で色使いはとても重要です。定番のアイテムもトレンドカラーを取り入れるだけで一気に流行を押さえたファッションへと変貌します。
春夏ではカーキやベージュ、淡いブルー系の優しい色がメンズトレンドカラーとされていました。2016秋冬も引き続き間色系がメンズトレンドカラーとして提案されています。
ファッションショーからトレンドカラーを使った代表的なスタイルを抜粋して紹介するので、コーディネートの参考にしてください。

トレンド代表色「コッパー(赤銅色)」

コッパーは今年一番の注目カラーとして話題になっています。あまり馴染みのない色ですが、赤銅色とも呼ばれる色で、赤みかかった銅色をイメージして頂けると想像しやすいと思います。
コッパーはモノトーンや暗いトーンになりやすい秋冬コーディネートにおいて、雰囲気を壊わさない差し色として活躍してくれるカラーです。コレクションのようにコートやパンツなど大きなアイテムにコッパー色のものを使うのもいいですし、インナーのニットやマフラー、ブーツ、小物などにコッパーを使うコーディネートもオススメです。
一見艶やかな色なのでコーディネートに取り入れにくいように思われますが、赤や茶系のカラーで統一することで全体をうまく綺麗に纏めることができます。

赤銅色(しゃくどういろ)とは、金属の赤銅のような艶のある暗い赤色のことです。
混同されがちですが『銅色 あかがねいろ』とは異なる色であり、一般的に真っ黒に日焼けした肌の色を表現する際に使われます。

『赤胴』は銅に少量の金を加えた合金で、我が国では奈良の大仏鋳造の資材帳に記載が見られるなど古くから使われている金属であり、烏金 うきん、紫金 しきんとも呼ばれました。

出典:irocore.com

出典:www.arcstreet.com

WOOYOUNGMI(ウーヨンミ)2016-17秋冬メンズコレクション

コッパー色のコートが特徴的なコーディネート。モノトーンなコーデにコッパーを取り入れた今年のトレンドスタイル。インナーやパンツが黒で重くなりがちな秋冬コーディネートをコッパーのコートがスタイリッシュに仕上げています。

出典:twitter.com

TOPMAN DESIGN(トップマン デザイン)2016-17秋冬メンズコレクション

全体をコッパー色で纏めたコーディネート。インナーや靴などを落ち着いた色使いにすることで全体を上手に纏めています。実際に着用するとなると勇気がいるコーディネートですが、コッパーを使うときの差し色の使い方としてとても参考になります。

出典:www.vogue.co.jp

ポール・スミス(PAUL SMITH)2016-17秋冬メンズコレクション

現実においてカジュアルにコッパーを着る際にとても参考になるコーディネート。目が行きがちになるコッパー色のアウターをバッグや靴の色味、インナーの差し色に統一感を持たせることでごく自然に着回しています。

秋冬定番カラー「ベージュ」

ベージュは今年に限ったことではなく、秋冬の定番カラーと言える定番色です。柔らかい色なので扱いやすく、ビジネスシーンからプライベート、カジュアルシーンまで幅広いシーンで活躍してくれます。
ベージュは他の色との相性が良いので、無難で大変使い勝手がよいのが特徴です。また強い印象を与えるカラーではないのでアウターとしても活躍しますし、パンツやインナーとしても他のアイテムを引き立てる役割を担ってくれます。ベージュを使ったコーディネートをするときには、素材感に気を付けることが大切です。秋先はコットン素材、冬本番ではスエード素材を選ぶなどして、同じ色でも季節感を演出すると、より一層トレンドを意識した上品なコーディネートになります。

出典:www.vogue.co.jp

メゾン マルジェラ(Maison Margiela)2016-17秋冬メンズコレクション

トレンドアイテムでもあるロングコートは重い印象になりやすいですが、大きなアイテムをベージュにすることで全体の印象を明るくします。インナーに黒、アウターにベージュというシンプルな配色はシルエットが際立つのでロングコートがより映えるコーディネートです。

出典:www.vogue.co.jp

ヴァレンティノ(Valentino)2016-17秋冬メンズコレクション

インナーにシャツを合わせた秋コーディネート。パンツの丈とベージュのコットン素材のコートが季節感を演出しています。インナーをモノトーンに纏めながら、ベージュのベルトを小物として合わせることで、より一層ベージュを意識したコーディネートになります。

出典:www.vogue.co.jp

サカイ(sacai)2016-17秋冬メンズコレクション

パンツ、アウター、シャツをベージュで纏めながら、差し色にネイビーを挟んだコーディネート。前身をベージュに纏めることで、差し色に使ったベルベット素材のネイビーが映え、全体を引き締めてくれます。ベージュを多く使っているのでメリハリを付けつつも、柔らかい印象になります。

アクセントに使える「パープル」

パープルは素材や明るさによって色味が変化するのが特徴です。暗い場所では黒に近い色になりシックな印象を与えるのに対し、明るい場所では鮮やかなパープルが上品な印象を与えます。状況によって印象が変わるカラーだからこそ、トレンドを取り入れたアクセントとして使いやすいカラーです。
黒やダークトーンが多い秋冬コーディネートの中に上手にパープルを取り入れることで一気に今年らしい印象を与えることができます。コートやアウターをパープルにしてしまうとカジュアルシーンでしか使えませんが、ネクタイやニット、鞄などにパープルを取り入れるとビジネスシーンでも違和感なくオシャレを演出することができます。

出典:www.vogue.co.jp

ラフシモンズ(RAF SIMONS)2016-17秋冬メンズコレクション

トレンドカラーのパープルを使ったダウンコートを纏ったコーディネート。艶やかなパープルもインナーにシックなカラーを合わせることで、大人でエレガントな雰囲気になります。明るさによって、色味の風合いが変わるのもとてもオシャレです。

出典:www.vogue.co.jp

ランバン(LANVIN)2016-17秋冬メンズコレクション

黒のパンツに黒のアウターを合わせる秋冬定番のスタイルもインナーにパープルの差し色を使うことで大人な印象に変わります。パープルの持つ上品な雰囲気がシンプルなコーディネートに映えるので、取り入れやすく参考になるコーディネートです。アイテムに1つトレンドカラーを入れることで大きく印象が変わる分かりやすい例です。

出典:www.vogue.co.jp

ケンゾー(KENZO)2016-17秋冬メンズコレクション

全体をパープルで統一したコーディネート。素材によって色の雰囲気が変わるので同色コーディネートでも単一感がなく、スタイリッシュな印象を与えてくれます。艶のあるパープルと艶のないパープルのコントラストがメリハリをつけ、足元から段々とパープルが濃くなるスタイリングは中々真似できない上級者向けのコーディネートです。

艶やかな「光沢感」

トレンドカラーとは少し異なりますが、今回のコレクションでは艶やかな光沢感を持つアイテムがとても多く使われています。ベルベットなど光沢がある素材が多く使われていたのはもちろんのこと、黒のジャケットも艶感や光沢感のあるものがトレンドとして取り入れられています。
光沢感のあるアイテムは、派手な印象を持たれると思われることが多いですが、実際は黒やネイビー、ベージュなど落ち着きのある色を選ぶことによって派手ではなく、上品で高級感のある印象を与えることができます。また同色を合わせたコーディネートなどでは光沢感によって微妙な色の違いを演出できるので、違いを生み出すアクセントとして大変応用が効きます。

出典:www.vogue.co.jp

ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)2016-17秋冬メンズコレクション

スーツのインナーにはシルク素材で光沢感のあるパジャマシャツを合わせているコーディネート。パジャマシャツはカジュアルなアイテムですが、シルクの光沢感が高級感を醸しだし、不思議とスーツに合わせても違和感なくトータルコーディネートできています。光沢素材の持つ高級感を上手に活用しているコーディネートです。

出典:www.vogue.co.jp

バルマン(BALMAIN HOMME)2016-17秋冬メンズコレクション

全体をネイビーで統一しつつ、要所要所に光沢感のあるアイテムを取り入れたコーディネート。光沢感のあるパンツは、動くことで艶感が演出され高級な印象を与えます。インナーに合わせたベストのラペルは同色で統一されたインナーに程よいアクセントとなります。またネイビーだけだと、重たい印象になることが多い中、光沢感を持つアイテムを取り入れると軽やかさと高級感が加わり、大人な印象になります。

出典:www.vogue.co.jp

カラー(kolor)2016-17秋冬メンズコレクション

光沢感のあるロングコートが特徴的なコーディネート。パンツやインナーはシックな色使いで大人しい印象ですが、アウターに光沢感があるため、とてもエレガントな印象を受けます。明るさによって印象が大きく変わる素材なので、暗い場所ではシックな印象を与えつつも、明るい場所ではトレンドを意識したおしゃれな雰囲気を演出することができます。

2016-2017秋冬注目のファッションアイテム

トレンドカラーの次は2016年秋冬のトレンドファッションアイテムを紹介します。今回のコレクションでは、全体的にリラックスした雰囲気のアイテムやカジュアルテイストのアイテムが多いという特徴があります。細身のスーツスタイルやシャツにタイドアップでカッチリと決めるよりは、抜け感があり、爽やかでリラックスしたコーディネートがトレンドです。
メンズファッションではレディースと異なり、アイテムの流行廃りがあまり多くありません。その分定番で長く着られるアイテムであっても、着こなしやサイズ感で印象が大きく変わります。トレンドを意識したファッションアイテムは慣れるまで着こなしが難しいものが多いので、是非ここで紹介するコーディネートを参考にしてください。

一押しトレンドアイテム「ロング丈のアウター」

今年のコレクションでは、どのブランドも必ずといっていい程、取り入れているのが「ロング丈のアウター」です。ロングコートやロングダウン、モッズコートなど様々なアイテムが提案されています。2014年辺りから女性物でよく見かけるようになったロングコートが、メンズファッションブランドからも数多く発表されています。
ロング丈のアウターを着る際の注意点はサイズ感です。オーバーサイズのアウターをゆったりと着るときには、細身のパンツを合わせリラックス感を演出します。タイトなロング丈のアウターを着るときにはパンツにリラックス感を持たすことで、トレンドを意識したスタイリングになります。
ロング丈のアウターは存在感の強いアイテムです。寒くても我慢してボタンを締めずにサラリと羽織るように着こなすと俄然オシャレな大人の印象になるのでおすすめです。

出典:www.vogue.co.jp

ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)2016-17秋冬メンズコレクション

ゆったりとしたシルエットのアウターも縦に長いロングコートにすることで、すっきりとコーディネートすることができます。ベーシックなピーコートを肩を落として着こなすことで流行を押さえたコーディネートになります。

出典:www.vogue.co.jp

ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)2016-17秋冬メンズコレクション

秋冬用にミリタリーアイテムを購入するのであれば、今年はモッズコートがおすすめです。トレンドのミリタリーテイストを取り入れつつ、ロング丈でさらりと着こなすことができるので、秋冬に活躍すること間違いないアイテムです。

出典:www.vogue.co.jp

ランバン(LANVIN)2016-17秋冬メンズコレクション

冬に欠かせないアイテムであるダウンも今年はロング丈がおすすめです。ボリュームあるダウンをロング丈にすると通常よりもボリューミーになりますが、前を開けてさらりと着こなすことでロング丈ならではの爽やかさを演出できます。
また腰回りも防寒してくれるので、とても温かいのもおすすめポイントです。

小物トレンドアイテム「ロングマフラー」

秋冬の定番小物アイテムといえばマフラーですが、今年のトレンドはロングマフラー・ロングスカーフです。ロングマフラーは普通のマフラーのようにクルクルと首に巻くのではなく、軽く巻いて垂らすように身につけます。動きに合わせて軽やかに揺れ動くのがとても印象的なアイテムです。先ほど紹介したトレンドアイテムのロング丈のアウターに合わせる際には、マフラーを巻くのではなく首に掛けるようにし、ロング丈のアウターと同じぐらいの長さを垂らすようにコーディネートします。
ロングマフラーは小物とは言え、面積が多きいので色使いを間違えると、マフラーだけが目立ってしまうアイテムです。全体的なバランスを考えつつ、抑え目な色使いを意識して上手にコーディネートするのがおすすめです。

出典:www.vogue.co.jp

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)2016-17秋冬メンズコレクション

秋冬のトレンドであるロングコートにロングマフラーを合わせたコーディネート。ロングコートは単色で一見重く成りがちですが、ロングマフラーが差し色になりいいアクセントになっています。マフラーも首に巻くというよりは、首に掛けて流すような感じで使うと、軽やかな印象を与えることができます。

出典:www.vogue.co.jp

ジル・サンダー(JIL SANDER)2016-17秋冬メンズコレクション

ニットとロングニットマフラーを同色にしてコーディネートしたスタイル。ニットの折り目の違いが同色ながらも異なる雰囲気をもたらしてくれます。同色で合わせることで、ロングマフラーを控え目にコーディネートに取り入れることができます。

出典:www.vogue.co.jp

ジバンシィ バイ リカルド ティッシ(GIVENCHY BY RICCARDO TISCI)2016-17秋冬メンズコレクション

ロングコートに同系色のロングマフラーを合わせたコーディネート。一見ロングコートを羽織っているだけのように見えるが、身体の動きに合わせてロングマフラーが揺れるので爽やかかつオシャレな印象を与えます。初心者が最も取り入れやすいロングマフラーコーデです。

「ベルベット素材」を使ったトレンドアイテム

先述のトレンドカラーで触れたように今年は光沢感が1つのトレンドとなっています。そこで例年以上に注目されているのがベルベット素材のアイテムです。ベルベットは元々秋冬用の素材として定番になっていますが、今年は特にベルベットの持つ独特の艶感・光沢感が好まれ、トレンドアイテムとして取り扱われています。
ベルベットの特徴は、合わせるアイテムによってカジュアルシーンからフォーマルまで幅広く使うことができる点です。外しに使うもよし、メインアイテムに使うもよしという素材なので、多くの人が取り入れ安いアイテムです。使い勝手がいいアイテムだけに今年のトレンドを意識するのであれば、あえて同色コーディネートにベルベット素材を取り入れて素材の違いを演出するのが簡単にオシャレな雰囲気になるのでオススメです。

出典:www.vogue.co.jp

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)2016-17秋冬メンズコレクション

ベルベットのセットアップは決め過ぎることなく、カジュアル過ぎもしない大変使い勝手のよいアイテムです。インナーに着るものや小物に変化を加えることで様々な着こなしをすることができます。上品な艶やかさを持ったベルベットスーツは今年大注目のアイテムです。

出典:www.vogue.co.jp

アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)2016-17秋冬メンズコレクション

ミリタリーアイテムもベルベットを使うことでまったく違った印象になります。ベルベットの艶感によって野暮ったさがなくなり、より洗練されたシャープなアイテムへと変貌を遂げます。ミリタリーアイテムに抵抗がある方は是非素材を変えて挑戦してみてください。

出典:www.vogue.co.jp

ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)2016-17秋冬メンズコレクション

ベルベットシャツにベルベットパンツを合わせたコーディネート。ベルベットパンツに白シャツを合わせると上品に成りすぎてしまうところを、同素材のシャツとサスペンダーを合わせることでカジュアルながらも品のあるコーディネートになっています。ベルベットシャツは大人だからこそ似合う大人なアイテムです。

秋冬ミリタリー大本命「G-1 フライトジャケット」

去年の冬辺りからMA-1が大流行し、男女問わず多くの方がミリタリージャケットと言えばMA-1のような印象を持っていることと思います。今年の秋冬もミリタリーがトレンドですが、トレンドのフライトジャケットはMA-1ではなくG-1というタイプのものです。映画好きな方はトップガン主演のトムクルーズが着ていたジャケットと言うとイメージしやすいと思います。
G-1は襟についたボアが特徴のフライトジャケットです。ボアがあるので防寒性が高く、寒い冬本番に活躍してくれるアイテムです。MA-1と異なり、コットンやレザーなど様々な素材を使ったものがあります。ミリタリー色があまり強くないフライトジャケットですので、ミリタリーテイストが苦手な方にもおすすめです。

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出典:www.vogue.co.jp

アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)2016-17秋冬メンズコレクション

色使いの綺麗なG-1 フライトジャケットのコーディネート例です。全体をネイビーにまとめながらも、足元やインナーにホワイトのアイテムを持ってくることで軽やかな印象を与えています。レザーミリタリーコーディネートのお手本になるようなコーディネートです。

出典:www.vogue.co.jp

サカイ(sacai)2016-17秋冬メンズコレクション

ミリタリーものとわからないようにベージュの綺麗なG-1 フライトジャケットをベースに全体をシックな色使いで纏めています。レザーやナイロン素材と違い、色使いや素材に清潔感があるので一枚でしっかりとオシャレな雰囲気を演出してくれます。

出典:www.vogue.co.jp

グッチ(GUCCI)2016-17秋冬メンズコレクション

落ち着いた色使いながらも短めの袖丈や着丈が軽やかな印象を与えるコーディネートです。すべてのアイテムを赤系統の色で統一することで、フライトジャケットが浮くことなく、しっかりと着こなすことができています。ミリタリーアイテムは色味を工夫することで、印象を大きく変えることができるのでおすすめです。

パンツのトレンド「ワイドトラウザー」

最後に紹介するトレンドアイテムはワイドトラウザーです。数年前のスキニーブームからは考えられませんが、秋冬のコレクションではワイドトラウザーでリラックス感を演出するスタイリングが非常に多いです。深めに入ったタックが腰回りにゆとりをもたらし、軽やかな印象を与えてくれます。
ワイドトラウザーを履くときは、サイズ感に注意することが大切です。太めのパンツはワイド加減が難しく、ワイド過ぎるとだらしなく見えてしまうので、だらしなく見えないようなサイズを選ぶことを心掛けてください。質感の良いワイドトラウザーはリラックスした大人のゆとりを演出する効果があるので、プライベートやカジュアルシーンで活躍してくれるアイテムです。

出典:www.vogue.co.jp

ルメール(LEMAIRE)2016-17秋冬メンズコレクション

ルメールのオープニングを飾ったルック。ロングコートにワイドトラウザーという2016-17秋冬トレンドをしっかりと意識したコーディネート。Aラインに近い形になるが、ロングコートによって通常のAラインよりもすっきりと見えるのが特徴です。上半身と下半身の対比がリラックスした抜け感を強調しています。

出典:www.vogue.co.jp

ランバン(LANVIN)2016-17秋冬メンズコレクション

ワイドトラウザーと同素材のジャケットを合わせたコーディネート。ジャケットは若干ゆったりなシルエットで肩を落として着ています。ワイドトラウザーのリラックス感に負けないジャケットの着こなしは、ワイドトラウザーとのトータルコーディネートによってとても上品・爽やかに写ります。

出典:www.vogue.co.jp

アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI Alexandre Mattiussi)2016-17秋冬メンズコレクション

ワイドトラウザーを使ったコーディネートで意識しなければならないのが、リラックス要素が強く出し過ぎてしまいダボダボでだらしなく見えないようにすることです。そのためにはグレーなど爽やかな印象を与える色を選び、全体を統一した色味でまとめ上げることが大切です。程よいリラックス感を意識しながらワイドトラウザーを取り入れてみてください。

ファッションショーからトレンドを紐解く

いかがだったでしょうか。
2016-2017秋冬メンズファッションのトレンドをパリコレ、ミラノコレを中心に紐解いて紹介しました。今年は例年以上にシンプルで派手さがない印象を持ったコレクションでした。今までであればブランドイメージを発表する場としての要素が強かった分実際には着られないようなアイテムが多かったのですが、今年は実際に着るイメージがわきやすいアイテムがとても多く見受けられました。
コーディネートに取り入れやすいアイテムが多いので、是非昨年から続いてるミリタリーベースなどと今年のトレンドをうまく取り入れて自分なりのファッションで今年の秋冬を楽しんでください。

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この記事のライター

Daisuke Horiguchi

大学院在学中にITベンチャーを起業。アラサーを迎え身体のケアや筋トレに目覚める。些細なことにもこだわりがありすぎて妥協できない性格。

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