【大人メンズ】ネクタイ×デニムコーディネート徹底解説

ネクタイはビジネスのシーンでしか使わないアイテムだと思っていませんか?実は、ネクタイはオフのカジュアルなスタイルにも合わせることができるアイテムなのです。「タイドアップ」と呼ばれるネクタイを使ったコーディネートは、とくに大人の男性におすすめのスタイル。この記事ではデニムを使ったタイドアップのコーディネートを解説します。

sanogasanoga
  • 16,079views
  • B!

アイキャッチ画像出典:www.pinterest.jp

カジュアルに「タイドアップ」

ネクタイといえば、スーツセットアップに合わせるビジネスシーンでの使用を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、ネクタイはオフの場面のカジュアルなスタイルにも合わせることができるのです。ネクタイを締めたスタイルは「タイドアップ」と呼ばれ、現在タイドアップにカジュアルなアイテムを合わせるスタイルが流行の兆しを見せています。そこでこの記事では、誰もが持っているカジュアルなアイテムである「デニム」にスポットを当て、ネクタイとデニムを使ったコーディネートを紹介解説します。

「ネクタイ×デニム」コーディネートのポイント

ビジネスライクなネクタイはNG

ネクタイとデニムを合わせることが想定されるのはビジネスのシーンではなく、オフでのコーディネート。そこで、ビジネスライクな色・柄のアイテムを使うとミスマッチが起きチグハグなコーディネートに見られてしまいます。そのため、カジュアルなイメージのネクタイを使うのがおすすめです。具体的なイメージは以下のようなものとなります。

出典:www.beams.co.jp

まずおすすめしたいのは、このような色鮮やかな目を引く柄のあるもの。ビジネスのシーンでは少し目立ちすぎるくらいのアイテムを、カジュアルなシーンではむしろ積極的に選ぶと良いです。折角ネクタイを使ったコーディネートを組むのなら、ネクタイを目立たせたい。デニムを使うならブルー系のカラーで全体をまとめ、差し色に柄のネクタイを一点映えさせるというコーディネートがおすすめです。

出典:www.ozie.co.jp

次におすすめするのはニットタイ。その名の通り、編み地素材で作られたネクタイのことです。このアイテムの魅力は、ネクタイでありながら柔らかい印象があること。そのため、カジュアルなコーディネートにもぴったりのネクタイと言えます。

ニットタイおすすめブランド&コーディネート徹底解説!

ニットタイおすすめブランド&コーディネート徹底解説!

コウコウ

出典:www.matchesfashion.com

最後におすすめするのは幅の狭いネクタイ、「ナロータイ」。こちらは柄ものやニットタイとは違い、コーディネートのバランスを崩さずに、上品さをさりげなく加えるという役割を果たします。アイテムの特徴として、結び目が小さくなりやすいため、ダブルノットでの使用がおすすめです。

ネクタイが見える面積を抑える

カジュアルなテイストのもの選んだとしても、ネクタイはやはりフォーマルな印象が強いアイテムです。そのため、コーディネートに占める面積が広すぎるとそれだけフォーマル要素がプラスされてしまいます。特にデニムを使うコーディネートの場合、フォーマル色が強すぎると違和感のある見え方になってしまうため、ベストやカーディガン、アウターによってネクタイが見える面積を抑えるのがおすすめです。ただし、これはあくまでネクタイを使ったカジュアルなコーディネートのポイントの一つであるため、上級者になるとネクタイが占める面積が広くてもおしゃれに見せるコーディネートを組むこともできます。

結び方に変化をつけておしゃれを演出

カジュアルにネクタイを使う際には、プレーンノットやウィンザーノットというようなシンプルな結び目だけでなく、クロスノットやトリニティノットというような変化のある結び方がおすすめ。ビジネスシーンでは挑戦しにくい結び方も、「おしゃれ」を重視したカジュアルなシーンでは十分に楽しめます。詳しい結び方については、それらをまとめた記事がありますので、ぜひ参照してみてください。

ネクタイの結び方!簡単なコツからおしゃれで綺麗な流行の結び方まで

ネクタイの結び方!簡単なコツからおしゃれで綺麗な流行の結び方まで

Sho@MBA投資家社長Sho@MBA投資家社長

おすすめのコーディネートを紹介

ここからはネクタイとデニムを使ったおすすめのコーディネートを紹介し、そのポイントを解説していきます。ネクタイを使ったカジュアルなスタイルに挑戦したい人は、まずここで紹介するコーディネートを参考にしてみるのがおすすめです。

ブルゾン×ナロータイ×デニムパンツ

スポーティなコーディネートにナロータイをさりげなく落とし込んだスタイリッシュなコーディネート。キャップやスリッポン、ナイロンブルゾンは色を黒で合わせ、統一感を出しています。使っているアイテムのカラーは全体的にベーシックなものをつかい、ベージュのアウターとの相性も抜群。見えている面積の少ないナロータイは、デニムのネイビーと色を合わせることによって目立ちすぎを抑え、コーディネートに馴染む工夫がされていると言えます。

ブルゾン×柄ネクタイ×デニムパンツ

ハードなアメカジスタイルに柄物のネクタイを合わせたコーディネート。無骨な男らしいアイテムを中心にコーディネートが組まれており、そのアクセントとしてネクタイが使われています。全体的に暗めなカラーの差し色として、ストライプ柄の入った鮮やかなレッドのネクタイを、アクセサリー感覚で使用。また、カジュアルな要素の強いコーディネートに上品な要素をプラスすることで、粋なスタイルが完成しています。ブルゾンの前を少しだけ開け、そこからネクタイが覗くような着方も、違和感の生まれないポイントをしっかりと押さえています。

テーラードジャケット×柄ネクタイ×デニムパンツ

今まで紹介したものと比べると、ドレス要素の強いコーディネート。カジュアル中心のコーディネートにネクタイを合わせてフォーマルな要素を加えるというよりは、フォーマルなコーディネートにデニムパンツを合わせてカジュアルダウンさせるというイメージが近いです。ポイントは、ジャケットやシューズをしっかりとデニムのカラーと相性の良いものを選んでいるということ。ジャケットにデニムを合わせる際には、ブラウンやネイビーなどデニムとの親和性が高いカラーを選んでください。また、このコーディネートにおいてネクタイは柄物を使うことで、デニムによるカジュアルダウンの手助に一役買っています。

テーラードジャケット×ブラウンネクタイ×デニムパンツ

こちらもテーラードジャケットとデニムを合わせたコーディネートですが、一つ前に紹介したものとの違いがあります。それは、ジャケットに柄が入っていること。このように柄の入ったジャケットは無地のものよりカジュアルに合わせやすく、デニムとのコーディネートにもおすすめです。また、デニムの色落ち具合やロールアップなど、単純にデニムを履くだけでなくそこからさらなるカジュアル要素を加えることで、無地のネクタイを使っても違和感のないバランスのとれたコーディネートに仕上げています。

テーラードジャケット×柄ナロータイ×デニムパンツ

黒のテーラーラードジャケットにデニムパンツを合わせたコーディネート。シャツとネクタイをピンクで合わせた色使いが目を引きますが、注目したいポイントはシルエットの見せ方です。テーラードジャケットは形がスリムでさらにボタンを一つ留め、さらにシルエットの細さを強調。デニムパンツも細身のものを採用し、縦長のシルエットを演出しています。デニムの太さは、太ければ太いほどカジュアルなイメージになるため、バランスのとれたコーディネートにするために、デニムも太さも調整が不可欠です。

デニムジャケット×ブラウンネクタイ×デニムパンツ

上下共にデニムを使った「デニムオンデニム」スタイルに、ワンポイントでネクタイを合わせたコーディネート。デニムジャケットの丈は長すぎず短すぎず、目安としてはパンツとの境界線となるベルト(ベルトを巻いていない場合はベルトループ)がちょうど隠れるくらいの丈感で着るのがおすすめです。ハットとシューズ、そしてネクタイをブラウンで合わせデニムとの相性が考えられた色使いは、特にこのようにデニムを主流としたコーディネートに有効。首元から少しネクタイが見えるだけで、コーディネート全体の見え方も大きく変化します。

カーディガン×柄ネクタイ×デニムパンツ

個性のあるアイテム同士を組み合わせたコーディネート。決してシンプルなアイテム同士で合わせていないのにもかかわらず、全体がうまくまとまっているのは「色」の合わせ方が秀逸なためです。このコーディネートを見たときに、ベースとなるカラーが「ブルー」であることがすぐにわかります。帽子、トップス、アウター、パンツに一貫してブルー系統のカラーを使うことによって、多少それぞれのアイテムのテイストに違いがあっても、統一感が生まれるのです。これらのブルーのアイテムに合わせるように、ベルトとシューズはブラウンを採用。コーディネートの中心にあるネクタイは、柄物でありながら明るさを抑えたカラーのものを選び、悪目立ちしない絶妙なアクセントとなっています。

デニムオンデニム×ネクタイ

左右どちらの男性も、雰囲気でおしゃれを感じるコーディネートとなっています。上半身は褪せたブルーのデニムと、ベージュとブラウンの中間的な色味のアイテム(左:ジャケット、右:ベスト)、下半身は濃い色味のデニムをロールアップさせたスタイルが共通しています。一つデニムといっても、様々な種類があるため、このように少し違ったテイストのデニムを上下で合わせるのがデニムオンデニムスタイルではおすすめ。デニムの中に違う素材、カラーのアイテムを挟むことによって緩急のついたコーディネートに仕上がります。ベースとなるカラーに同化するようなさりげないネクタイ使いも、真似したいポイントです。

デッキジャケット×柄ネクタイ×デニムパンツ

こちらはヴィンテージな雰囲気漂うコーディネート。デニムパンツのダメージ感やはき崩し方、デッキジャケットの無骨な印象に対して、トップスのシャツとネクタイ、さらにベストを用いることで見え方のバランスを整えています。柄物のネクタイとベスト、また全体的に用いているカラーが多いため、このようなコーデをおしゃれに見せるのは難易度が高いですが、はじめは色数を抑える、またはアイテムを減らしてみるなどして調整すると良いでしょう。

テーラードジャケット×柄ネクタイ×デニムパンツ

チェック柄のテーラードジャケットを使ったコーディネート。穿いているデニムパンツはセンタープレス(折り目)の入ったもので、通常のタイプよりキレイめな印象を与えます。ネクタイも用いているため全体的に少し硬い印象になってしまいますが、ジャケットの中に着ているカーディガンのカジュアルなテイストや、足元に履いているブーツによって絶妙に崩しが生まれ、おしゃれに見えるコーディネートに仕上げています。

フィールドジャケット×ネクタイ×デニムパンツ

ミリタリー由来のアウター「フィールドジャケット」を用いたコーディネート。全身のカラーをネイビーなどブルー系のカラーで合わせることで、清潔感のあるスタイルが完成しています。デニムやアウターなど、カジュアルなアイテムを使っている中で、コーディネートの見え方がフォーマル寄りになっているのも同じ理由で、さらにインナーとして使っているシャツや無地のネクタイなどがカジュアルさを抑えています。ネクタイをワンポイントで明るめのカラー、柄のあるものに変えると、全く違う印象になるのでそれもおすすめです。

デニムジャケット×ナロータイ×ジョガーパンツ

デニムジャケットとネクタイを合わせたスタイル。ジョガーパンツをボトムスに、足元はスニーカーとスポーティな印象となっています。そんな下半身に対して上半身は、ナロータイを使ったエレガントな見た目に。デニムジャケットは上半身と下半身のテイストが乖離し過ぎるのをうまく防ぐ役割を果たしています。使っているアイテムはそれぞれベーシックなものなので、ネクタイとデニムを合わせるスタイルを挑戦したい人におすすめできます。

デニムを使ったタイドアップに挑戦

ネクタイ×デニムのコーディネートについて解説しました。まだあまり浸透してはいないカジュアルなタイドアップスタイルですが、これからにんきのスタイルになることは間違いなしです。この記事で紹介したコーディネートを参考に、デニムを使ったタイドアップに挑戦してみてください。

この記事のキーワード

この記事のライター

関連する記事

あわせて読みたい

feature

ranking

new

partners

星野リゾート(公式)

星野リゾート(公式)

星野リゾートの公式アカウントです。星野リゾートでは、自然や文化、食など、その地域の魅力に触れる様々な体験をご用意しております。すべてのお客様に「ここに来てよかった」と感じていただきたいという気持...

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS & STRADAEST(公式)

TATRAS&STRADA ESTはビジネスもホリデーも同じく楽しむ大人にファッションを通じて新しい喜びを発見して頂ける様に目指しているセレクトショップです。“Hi Quality”“S...

writers

eri11151

eri1115

旅行と食べること、ファッションが好き。インドア派でアウトドア派のフリーライターです。生まれは四国、大学で東京へ行き就職で大阪へ。転々とする放浪癖を生かして様々な地域の記事を書いています。

ハングリィ2

ハングリィ

広告代理店勤務。基本的に好奇心旺盛。筋トレや美容、ヘアスタイルなどメンズビューティーに凝っています。

VOKKA編集部グルメ班3

VOKKA編集部グルメ班

VOKKA編集部グルメ班です。本当に美味しい名店だけをご紹介できるよう日々リサーチいたします。

kumakumaillust4

kumakumaillust

イラストも文章も手掛けるフリーのイラストレーター。

05micco5

05micco

都内在住。コーヒーとサンドイッチが大好きで1日1カフェ生活を送っている。夏の定番はレモネード、冬の定番はホットチョコレート。オシャレやヘルシーという言葉に敏感なミーハー系女子。

斉藤情報事務6

斉藤情報事務

信州の曲者が集まるCLUB Autistaに所属する道楽者。車と酒と湯を愛し、ひと時を執筆に捧げる。

>>ライター紹介