大人の嗜みシガー（葉巻）の楽しみ方【初心者向け】

シガー（葉巻）とは

シガーとはタバコの葉を筒状に巻いたものです。タバコよりもシガーの方が歴史が古く、古代中米で行われていた喫煙法と言われています。高級なシガーはタバコで用いられる細断された葉は使用せずに、祭壇されていない数枚のタバコの葉を職人の手によって特別な巻き方で一つ一つ手作業で作られいます。
火を付けてから吸い終わるまで大体40分～1時間程度かかり、シガーを吸うときには一緒にウイスキーなどを飲むことが多いです。ゆっくりとした時間の中で、シガーが醸し出すの香りを楽しむ大人の趣向品です。

シガーとタバコの違い

シガーとタバコは作り方が全く異なります。タバコはタバコの葉を細かく切り刻んだものをペーパーで巻くのに対し、シガーはタバコの葉を刻まずに３種類のタバコの葉を巻いたものです。シガーはラッパー、バインダー、フィラーと呼ばれる３種類のタバコの葉から構成されています。
タバコは肺に入れて味わうものに対して、シガーは肺まで入れずに口の中で燻らし、香りを楽しみます。喫煙時間も大きな違いがあり、タバコは１本5分前後で終わってしまうのに対し、シガーは最低でも30分以上掛かります。シガーはゆっくりと時間を掛けて味わうものですので、いつでも気軽に吸うタバコとは吸うタイミングも大きく異なります。

抑えておきたいシガーを嗜む上でのポイント

シガーの基礎がわかったところで、カッコよく嗜むためのポイントを紹介します。
初心者でもこのポイントさせ抑えればそれなりにカッコよく見えるので意識してみてください。

ゆっくりと匂いを楽しむ

シガー初心者が最も意識するとよいポイントは「シガーはゆっくりと香りを楽しむものである」ということです。日頃タバコを喫煙していたりすると、ついタバコのように小まめに煙を口に含みがちです。シガーの場合は小まめに口に含むよりは、火が消えないようにするために口に含むと考えるぐらいが丁度いいです。
口の中にたっぷりと煙を含み、香りを楽しむことで、タバコとは違うシガーなりのストーリーを感じることができます。時間を気にせず、大人のゆとりをもって楽しんでください。

灰を無闇に落とさない

シガーの初心者か上級者かを見分けるのは、灰皿の灰を見れば簡単にわかります。初心者は小まめに灰を落としがちですが、シガーの場合灰を小まめに落とすものではありません。灰を残しておく事によって、着火している部分の温度を一定に保てるので、味も一定に楽しむことができます。
灰を落とす目安に関しては、諸説ありますが、初心者の場合は自然に落ちるまで放っておくことをオススメします。無闇矢鱈にシガーを触るのではなく、必要なときに必要なだけ煙を味わうことが大切です。

お店の人に相談する

シガーバーは敷居が高く、店員の方も寡黙でダンディな印象を持っている方も多いと思います。実際には、シガーバーで働く方の多くが、自信もシガー愛好家である場合が多いので、困ったりわからないことがある場合には、まずお店の方に聞いてみることをオススメします。
お店の方々はしっかりとマナー・礼儀を守っていれば、快く丁寧に教えてくれます。また銘柄なども初心者にオススメなのを用意してくれたり、店頭には並んでいないオススメの品を出してくれたりと、しっかりとコミュニケーションを取ることでより充実した時間を過ごすことができます。初心者は初心者らしく、シガーの先輩にならうつもりで相談しましょう。

ハードルが高いという方にオススメ「シガリロ」

タバコを吸ったことない方やいきなり40分シガーを吸えないという方には、「シガリロ」がオススメです。シガリロは細く短いシガーのことで、初心者の方や日常的にシガーを吸いたい方などに広く愛されています。
見た目は茶色いタバコのようで、大きさも普通のタバコと変わりません。サイズは小さいですが、しっかりとシガーの風味を味わうことができます。シガーの中には吸い応え十分の重いものなどもありますが、シガリロは軽やかで吸いやすく、まさに入門編として打って付けのシガーです。

マナーを守りカッコよく嗜む

いかがでしたでしょうか。シガーを楽しむハードルが今までよりも少し低くなったことと思います。シガーは産地やブランドによって、香りや風味、すった感じの印象などが大きく異なります。
また分煙化と言われ、喫煙者も中々タバコを吸いにくくなっていますが、シガーの場合はタバコよりも周囲を気にしなければなりません。バーなどで吸う際には、必ず一声掛けて許可を取りましょう。タバコは喫煙できてもシガーは吸えないというところは意外にたくさんあります。
カッコいい大人の男を演出するためにも、しっかりとマナーも抑えてシガーを楽しみましょう。